6月前半、曇りのち晴れ。朝は若干肌寒い位の陽気でしたが、お昼前から晴れてとても暑い日になりました。
今回のルート
つい一週間前に登った「景信山」を中間地点とした、縦走ルートを計画しました。
場所は東京都の八王子市です。白馬のオブジェが出迎えてくれる「陣馬山」から、大人気の「高尾山」までのルートで、ケーブルカーやリフトは使いません。
- 陣馬高原下/バス停(標高330m)→陣馬山(855m)【1時間20分】
- 陣馬山(855m)→景信山(727m)【2時間10分】
- 景信山(727m)→小仏城山(670m)【55分】
- 小仏城山(670m)→高尾山(599m)【1時間】
- 高尾山(599m)6号路→高尾山口駅(190m)【1時間5分】
【コースタイム合計:6時間半】【最大標高差:665m】【総距離:約18km】
コースタイムは長いですが、山登りに慣れている方ならば、特に危険な所も無いので、のんびりと稜線歩きが楽しめます。いや、疲れますけどね(笑)。
実際のところ、私は行動時間6時間、休憩合計2時間半、全部で8時間半かかりました。参考までに。
ルート概要
始めに目指す山頂は「陣馬山」。今回の縦走で1番高い標高を誇る山です。
そして渡り歩く山々は段々と標高を下げていき、高尾山を最後に下山する形です。そのため、陣馬山まで一気に登って、それ以降は基本的に下りとなるルートです。
高尾山は、ミシュランガイドでも紹介され、観光地として有名な山です。
豊かな自然と、富士山も望める山頂の展望、多くの茶屋と、整備されて登りやすい山道。ケーブルカーやリフトもあるので、お手軽な山登りを楽しめます。
一方で、ルートによっては本格的な登山を楽しめる、表情の多い山でもあります。
加えて、近隣の山への縦走コースもあり、自分の体力に合わせたコース設定が楽しめます。その高尾山から、檜原村とあきる野市の境にある「臼杵山」まで繋がる縦走路には「奥高尾縦走路」という名前がついています。
特に今回私が利用した「陣馬山~高尾山」のルートは奥高尾縦走路の中で人気が高いです。
展望の良い山頂を渡れることと、歩きやすい道、日帰りが可能なコースタイムと、アクセスのしやすさ、エスケープルートの多さが人気の理由で、縦走初心者の方も安心して楽しめます。
とは言え、結構な長丁場なので、しっかりとした準備はしていきたいところです。
ちなみに、漫画ヤマノススメの五十六合目,五十七合目で同じルートを通っています。
陣馬高原下へのアクセス
公共交通機関の場合
電車の最寄り駅は「高尾駅」です。JRと、京王線です。
「陣馬高原下」のバス停へは「高尾駅北口」の一番乗り場から出る「陣馬高原下行」のバスで行けます。
本数は多くないので、注意です。縦走する場合、日暮れの時間を逆算して、なるべく早い時間に出発しましょう。
始発は6:55です。
平日の始発でしたが、バスは登山客でいっぱいでした(この時は新型コロナが流行っていたので、窓を開け、全員マスク着用が義務付けられていました)。
※繁忙期は臨時便が出ることもあるそうです。
出来れば、早めに到着して高尾駅北口のトイレで用を済ましておきたいです。目的地の陣馬高原下にもトイレがありますが、恐らく混雑します。
所要時間40分位。運賃は片道570円です。
【バイクで高尾駅まで行きたい場合】
高尾駅近くのバイクが停められる駐輪場の紹介です。多分、近辺で一番安くて便利です。車は停められません。125cc以上のバイクは数台分しかスペースが無いので、停められたらラッキー位ですが。
「高尾駅北口自転車駐車場(地図)」。高尾駅までは徒歩1分です。
1日停めても300円。
私はここに停めて、帰りは「高尾山口駅」から「高尾駅」まで電車で戻ってきました。
マイカーの場合
「陣馬高原下駐車場(山下宅駐車場)(地図)」があります。
但し、今回のような入山と下山の場所が違うルートの場合、あまり現実的ではありませんね。
陣馬高原下/バス停(標高330m)→陣馬山(855m)【1時間20分】
バス停に到着です。先に書きましたが、ここにもトイレがあります。登山客が多いので順番待ちになりがちです。なるべく高尾駅で済ませておきましょう。
準備運動や装備のチェックをしてから出発です。
バス停のすぐそばにはお店もありますが、平日やオフシーズンなど、開いていないことも多いです。
登山口へ進みます。看板もたくさんあるので、良く確認しながら進みます。
登山口
約20分程、なだらかな舗装路を進むと、登山口の入口が見えてきます。看板に従い、山道に入りましょう。
陣馬山山頂への登り坂が、多分、全行程で一番キツイです。とは言え、ゆっくり登れば問題無いです。小休止をはさみながら登りましょう。
途中、和田峠への分岐もあります。和田峠には駐車場もありますので、こちらから登る方も多いと思います。特に思い入れが無ければ山頂へ。看板もありますので、道を間違えないように確認しましょう。
陣馬山
やがて山頂のトイレが見えてきます。
茶屋もいくつかあるのですが、平日だったからか、営業していませんでした。恐らく新型コロナの影響もあると思います。開いていれば、美味しいそばが食べられるそうなのですが。
↑ちょっとおしゃれ(笑)。
そして、陣馬山と言ったらこの白馬のオブジェが有名です。とにかく存在感がすごい(笑)。
頂上は360℃開けて展望も良く、机とベンチも複数あるので、絶景を眺めながら休憩を取るには最適です。ですけど、この日はちょっとガスっていまして、遠くは霞んで見えなかったですね。
陣馬山(855m)→景信山(727m)【2時間10分】
いくつかの峠を越えて行く道です。細かいアップダウンがありますが、基本的には下りが続きます。
陣馬山頂上からのルートはたくさんあります。「景信山に向かう」ということを認識して看板を良く見て行きます。
以降も、分岐の度に看板があるので、しっかりと確認しましょう。
写真のようにしっかりと整備されている所も多く、歩きやすいです。
明王峠
約40分歩くと、明王峠に着きました。茶屋があるのですが、この時は営業していませんでした。茶屋の周りにベンチがあるので、休憩は取りやすいです。
トイレもあります。トイレの後ろ側へ続く道は、相模湖へ向かいます。これも看板出ているので、間違えないようにしましょう。
小休止を挟み、再出発です。
景信山へ。あり過ぎな位、看板があります(笑)。いや、ありがたいです。マジで。
途中、空が開けた所に出ます。下りなので、目の前の山に飛び込んでいくようで気持ちよかったですね。
堂所山
明王峠から約30分。こんな標識のある分岐に出ます。景信山に向かいたいのですが、堂所山の山頂まですぐなので、少し寄り道しました。ここから1~2分で着きます。
特に展望も無い、なんとも地味な山頂ですね(笑)。すぐに折り返して景信山への道に戻ります。
堂所山から景信山までは約1時間。
根が張り出した所もありますが、、、
基本的には歩きやすい道が続きます。
ですが、笹の葉で道が見づらくなっている所もありました。夏だとこういったことも。山道との境に張ってあったロープも草で隠れていて、足を引っかけてこけそうになりました(^^ゞ。気を付けて下さい。
少し登って、景信山山頂です。
景信山
つい先日も来た山です(笑)。
天気は今回の方が良かったです!登り始めに比べて、だいぶ晴れて、暑くなってきました!!
今回の縦走ルートの中間地点です。茶屋もあり、展望も良し!机のベンチも多いので、休憩に最適です。ですが、茶屋は休みでしたね。
さて、お腹も減ったので、昼食にします。
ペンネに「和えるだけパスタソース」と「サラミ」を加えただけのものなんですが。。。
「ペンネを水に浸けておくと、茹で時間が1分で済む」という裏技を知って、ジップロックを使って試してみたのですが、失敗(笑)。
軽くかき混ぜるだけでペンネが原型を保てずグズグズになってしまいました。パッキングするために袋を押し込んだため、ペンネが潰れてしまったようです。
まあ、味は普通だったので食べられなくは無かったですが。。。見た目が不味そう過ぎる(^^ゞ・・・勉強になりました。
腹は膨れましたが、満足感がいまいち(笑)
コーヒーも淹れて、小一時間休憩して再出発です。次の目標地点は「小仏城山」です。
次の目的地「小仏城山」のトイレは故障中で使えません(2020年6月8日時点)。景信山のトイレで済ましておきましょう。
景信山(727m)→小仏城山(670m)【55分】
途中の小仏峠までは下りですが、小仏城山へは登りになります。
小仏峠
小仏峠まで約30分。
※バス停等へ下る道は、エスケープルートとして利用できます。天気や体力等を冷静に判断して、危険を感じる状態ならば、無理せずに途中下山も検討しましょう。
分岐を間違えないよう注意して、進みます。
小仏峠にはちょっと怖い(?)廃屋があります。ここから小仏城山へ向かいます。
途中に祠と、ベンチが並んだ少し広い所があります。
ここから相模湖等が見えるのですが、霞んでますね。天気は良いのですけど。夏は空気中の「水蒸気」や「ちり」が多いのでこうやって霞んで見えることが多いそうです。「冬は空気が澄んでいる」というのは、この逆のことですね。
小仏城山
少し登りになります。
木々の合間から鉄塔が見えてくると、小仏城山の山頂はもうすぐです。
小仏峠から約25分。小仏城山の山頂に到着です。
天狗様、ボロボロじゃあないですか。
展望いいですね。
ここの茶屋も営業していませんでしたが、ベンチ等が多いので、ゆっくりと休憩できます。
先述しましたが、ここのトイレは故障中で使えません(2020年6月8日時点)。
さて、次は高尾山を目指します!ちょっと長くなってしまったので、次回に続きます。ではまたーー。