朝4:00、目覚ましで起きましたが、寒い。寝袋から出たくない。10分毎に鳴り出す目覚ましのスヌーズ機能を使いこなして、30分程、二度寝、三度寝。
4:30位に体を起こします。未明なので当然真っ暗。ランタンとヘッドライトを点けます。テントの入口を開けるのですが、フライシートは夜露(朝露?)でぐっしょりでした。
寒いので足は寝袋に突っ込んだままで、テントの前室で朝ごはんを。

朝ごはんはカレー味のカップ麺。これにもソーセージを3本入れます。麺を食べ終わったらスープに生卵を入れ、一緒に飲み干します。結構満足出来る量です。食後にコーヒーを飲んで目を覚まします。
出発は明るくなってから。6:00発の予定です。5:00には食事が済んでいたので、それまで荷物整理です。テントは乾かすために設営したままにして、その他は片づけてテント内にしまっておきます。


ちなみに、登山用大型ザックの中には、トップリッド等が小型のザックとして分離して使用できるものがあります。

パッキングしている時にこれを想定しておくと楽ですね。私はこれらと、カメラ類は肩掛け等で外持ち。地図や財布等の小物はポケットに入れて、かなり軽装で動けました。
不要な荷物はテント内に置いていき、出発です。


先に結果出してしまいますが、予定より40分オーバーでした。ゆっくりしすぎて、この後の予定がカツカツになりました(笑)。
出発です。私は「大走り」という急坂から登りました。テント場から、東方面に行きます。ざっくりですが、管理棟の逆方向です。

川にぶつかるので、橋を見つけて渡ります。

「大走り 一ノ越」方面へ。

所々ペンキで道しるべがあるので、よく確認しながら歩いて行きます。


30分程歩くと、いつの間にか坂が急になり、テント場がずいぶんと下方に見えるところに来ていました。

足元は岩ばかり。いわゆるガレ場です。勾配は急ですし、浮石も多いので一歩ずつ確実に歩きましょう。
風が強く、気温も10℃無い位だったと思います。風を通さない服を。私は中厚着のミドルレイヤーの上にレインウェアを着込むと丁度良かったです。
それでも、顔が・・・特に鼻や耳が寒くなると思います。首元から目元まで覆うことができるようなものがあれば、あった方がいいです。



岩だらけの登山道の脇には、高山植物も見られます。

山に隠れていた太陽が顔を出してきました。


西側の斜面にも日が当ります。登りつつ、振り返る度に山の影が形を変えて行きます。

尾根が目の前の気がするのですが、中々たどり着きません。距離感が分からないです。

それでもいつかはたどり着く!約2時間かかりましたが、尾根まで出てこられました。

目的地は雄山方面なのですが、逆に行けば数分で「真砂岳」のピークです。どうせなので登頂してきました。
真砂岳



遮るものがないので風は強いですが、天気良いですね~~。
さあ、3,000m級の縦走を開始です。急坂を登りきって疲れているはずなのですが、ワクワクが上です。次は富士ノ折立を目指します。
富士山で苦しめられた高山病は、気配もありません。良く寝たからだと思います。天気も含めてコンディション良好です。







崖にしか見えません。他の登山客がいなければ、道が合っているのか、不安で、しょうが無かったでしょう。
富士ノ折立




「崖」を登りきるとこの絶景です。どれがどの山か、よく分かりませんが。また、崖の途中ですれ違ったベテランぽい人が「今日は天気いいから富士山見えたぞ!」と教えてくれたのですが・・・。どこ?


行動食で補給。100均の400mlボトルにミックスナッツとベビースターを混ぜて入れてあります。
小休止して、大汝山へ向かいます。


途中、大汝休憩所を通り過ぎます。営業は夏季限定。開いていませんでした。

大汝山

間もなくして立山最高峰、大汝山に登頂です。頂上は切り立った岩場なので、スペースがありません。数人ずつしかいられません。場合によっては順番待ちになりそうです。



次の目標地点が見えました。大汝山~雄山まで、コースタイムは1時間弱。大汝山の山頂はゆっくりできる所でもないので、早速出発。

細い道をペンキの目印を辿って進んでいきます。
雄山

いいかげん、崖のような岩の斜面にも慣れてきました。それでも浮石にはビビりつつ、雄山に到着。



山頂には、雄山神社峰本社があります。


登拝料500円を払います。ザックは置いて頂上へ。順番待ちになりがちです。指示に従いましょう。



雄山頂上。

こちらには神主さんがいて、御祈祷してくれます。安全登山を願って。良い記念になります。


頂上からの階段を降りたところに、社務所があります。

御朱印やお守り等。また、ペットボトル飲料等も売っています。


有料のトイレもありました。トイレを済まし、飲料も補給して、安全祈願の祈祷もして頂き、万全です。
ここまで天気が良いのは稀だと、神主さんも言っていました。ラッキーでしたね。名残惜しいですが、 後は下山と、アルペンルートの後半を通って、帰宅です。
長くなったので、次回に。ではまたーー。