4月初旬。薄い雲が広がってました。桜の花がそろそろ終わりそうな時期。桜も楽しめて、積雪のない標高で、家から遠くない、面白そうな山…を探して見つけた山です(^^)/。

基本情報
| 季節/天気/積雪の有無 | 春(4月)/曇り/積雪無 |
| 山域 | 甲信越/奥多摩・高尾 |
| 利用した駐車場 | 岩殿山公園 市営駐車場/地図 |
| 最高地点/最低地点の標高【最大標高差】 | 634m(高川山)/330m【304m】 |
| 水平移動距離 | 約8.8km |
| 「平均勾配」を数値化 最大標高差÷水平移動距離×100 (数値が大きい程全体的に勾配がキツイ) | 3.45 例)高尾山5.0 富士山11.6 |
| コースタイム(地図などを参考・休憩抜き) | 4時間20分 |
| 特徴 | 山梨百名山の一つ。 山頂に「岩殿城」跡があります。岩殿城とは、標高634メートルの岩殿山に築かれた山城です。 ちなみに634mは東京スカイツリーと同じ高さなので、一部界隈で人気があります(笑)。 山頂付近には大月市を一望できる展望台もあります。 「稚児落とし」を経由する周回するルートを取ると、高さ200m断崖絶壁の上や、岩場の直登もあるので、スリルも楽しめます。 |
| コース難易度についての感想。 ※この時期・天気に実際登った感想。私感です。 | 岩殿山公園~岩殿山のピストンならば、難所もなく、景色も楽しめます。 稚児落としまで行く場合、クサリ場などもあるので、三点支持などの技術が必要になってきます。 とはいえ、コースタイムは短いので、ある程度経験のある方でしたら気軽に楽しめるコースだと思います。 |
ルート概要

登山口(岩殿山強瀬登山口)近くの駐車場からスタートし、岩殿山~稚児落としと、反時計回りに周回するルートです。
- 登山口~三の丸跡~岩殿山(コースタイム:約1時間)
- 岩殿山~稚児落とし(1時間45分)
- 下山/稚児落とし~登山口(1時間30分)
合計:4時間15分

山行内容
登山口~三の丸跡~岩殿山(1時間)
岩殿山公園 市営駐車場~

登山口近くの駐車場に到着!
収容は12台。AM8:30位、ほぼ満車です(^^ゞ。人気っぽいです。

市営みたいですね。無料で24時間利用可能ですが、岩殿山利用者以外の利用は禁止されています。

駐車場を出て、登山口へ。徒歩で1~2分です。道路左側の歩道を登って行きます。
岩殿山強瀬登山口~

登山口に到着!

こちらは強瀬(こわせ)登山口と言います。階段を登った所にある公園から登山道に入るルートです。

・・・うん。

階段の中腹にあります。鳥居…でしょうか?

階段を登り切ると「岩殿山丸山公園」の看板。

公園というより、お寺のような入口ですね( ゚Д゚)。
丸山公園~
岩殿山の入口となっている公園です。色々あったので簡単にご紹介。

門をくぐった正面には、トイレの表示の近くに、、、

指でカチカチするタイプのカウンターがありました。登山者のカウントをいているようです。
「一人一回」押してください…とあります。協力しましょう!

ちなみに、この時のカウント数は「5262」。一体「いつから」のカウントなのか分かりませんが…多いのか少ないのか?ちょっと気になります(^^ゞ。

さて、この公園には桜がたくさん!!ピークは過ぎていましたが、まだ咲いてました!人気の花見スポットです(^^)/。

また、ちょっと小高くなっている場所が・・・

登った上はこんな↑広場。ベンチもあります。

ここは「丸山山頂」となっていました!ここも山頂だったのか( ゚Д゚)!!
富士山が見える展望スポットにもなっていますので是非。さらっとスルーしないように気を付けたいです(笑)。

また、丸山山頂の近くに、こんな↑看板もありましたので注意です。「入山中は火気厳禁」。シングルバーナーはもちろん、タバコもだめみたいです。
お湯沸かしもダメでしょうから、カップ麺などを食べたい時は保温力の高い水筒に熱湯を入れてくるなど、工夫が必要ですね。
(知らなかった…危ねぇ~。今日は「おにぎり」でした(^^ゞ)

トイレは丸山の奥。

山中にはトイレがありません。こちらで済ましていきましょう!
※この後紹介する「岩殿山ふれあいの館」の中にあるトイレの方がキレイですが、靴脱いで上がる必要があります。お好みで。

そして、入山口の近くにあるこの↑建物。。。
「岩殿山ふれあいの館」です。中は岩殿山関連の写真や、歴史資料などが展示されています。写真などの「作品」は写真撮れないですが、その他は撮影O.K.。入館無料です。
入山前に見学してきました。

この山は漫画「ヤマノススメ」でも舞台になりました。その紹介もありましたよ!
百十一、百十二話です。気になる方はチェック!
また、撮影できませんでしたが、キレイな写真がたくさん展示されています。岩殿山から見える富士山の写真が多かったですね。見て周ると面白いです(^^♪。
登山道へ~

前置きが長くなりました(笑)。いざ、登山道へ!!
桜が咲く(当時)斜面の方へ。

今回の登山ルート、何か所か通行禁止の道が…

これは、2019年に起きた山頂付近の「鏡岩」の落石により、通行不能になっている場所です。登山道が塞がってしまい、2025年12月25日に新登山道は開通するまでは、入山禁止だったそうです。。。
今は新しく「迂回路」が開通され、また登れるようになっています。こういう整備してくれている方には感謝感謝です(>_<)!

通行禁止の道を避け、道なりに行きます。斜面を上まで上がると、桜と共に街を見下ろせます!

やげて、こんな↑金属板の階段や通路になります。斜面にポールが立てられ、そこに通路が作られています。空中散歩のようで楽しいですね(^^♪。
・・・これが先述した、新しく作られた「迂回路」ですね。すれ違いが困難な程の細い通路ですが、この道が無かった時は、入山できなかったんですねぇ。。。

空中散歩が終わり、地面に降り立ちます(笑)。空中散歩も楽しいですが、やはり地面は安心します。
シータ「土に根をおろし、風とともに生きよう。種とともに冬をこえ、鳥とともに春を歌おう。どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんのかわいそうなロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ」

ちょいちょい街の方を向くと、富士山が見えます!新ルート良いですね(^^)/。

多少急な坂もありますが、特に難所も無く・・・

石段ゾーン。ここも急坂です。”バテない”ようにゆっくり登ります。

階段の上にはこんな場所が。。。流石、元山城!自然を活かした城門だそうです!こうした城跡がいくつか残っているので、飽きないですね(^^)/。

山頂までもう少し!
三の丸跡(展望台)~

正面に開けた場所がありそうです。

石碑などもあり、頂上っぽいですが、頂上はもう少し先です。
ここは「三の丸跡」。展望台にもなっています。
三の丸とは、、、城郭の防御線(曲輪)の一つで、本丸・二の丸を囲む最外郭の区域のことです。
三の丸の内側に二の丸、本丸・・・とあるわけです。。。
つまり”ウォールマリア”みたいのものですね(我ながら分かりやすい!)。

岩殿城の説明看板もありました。”戦国時代の難攻不落を誇る名城”!カッコいい!!(小並感)
さて、ここは展望台になっています。どれどれ。。。

すごい!!絶景!!
大月市内には中央本線や中央自動車道が通っており、山々に囲まれた街はまるで箱庭のミニチュアのようです( ゚Д゚)。
先述した「ヤマノススメ」では、ここから中央本線を走る電車を撮る「鉄ちゃん」が描かれていました。「クルーズトレイン四季島(H.P.)」という、一回の乗車で100万円位かかる、超高級クルーズ列車が通過するのを撮っているという設定でした。
確かに、地上からは撮れない構図ですね!富士山も見えるし!・・・しかし、一回乗車100万円とは・・・。やはりある所にはあるもんなんですね(;´・ω・)。
絶景眺めてから、山頂の方へ。

「馬場跡」という場所を通ります。ここは城跡の区域で、一番広い敷地です。
当時、ここで馬や兵士の訓練をしていたそうです。

敷地には桜が!!ピーク過ぎているのがもったいなかったですねぇ(>_<)。
それでも残った桜で花見をしている方も見かけました!満開の時はにぎわいそうです。
ここを抜けると、山頂です!!
岩殿山山頂

山頂には電波塔があり、ちょっとした広場になっています。

烽火台(のろしだい)の標識もありました。
当時は、ここで烽火(狼煙)を上げて、他の山城などと連絡をしていたと思われます。山頂からだと遠くまで烽火が見えるからでしょうね。う~ん、山城跡っぽい。
そして、今はここに電波塔が立っています。。。「電波」も高い所の方が遠くまで届くそうです。
時代の流れはありますが、「高所」は今も昔も”情報”の上で重要な場所となるようで(;´・ω・)。

そして、山頂標識。634m!!東京スカイツリーと同じ高さ!!
ちなみに、スカイツリーの竣工日は、2012年(平成24年)2月29日。開業日は同年5月22日。
こうした記念日には登る人が増える・・・という予想!・・・どうでしょうね?私は記念日に登ってみたい(笑)。
岩殿山~稚児落とし(1時間45分)
さて、山頂で山城跡を堪能して、満足…下山する・・・のはまだ早い!!
岩殿山山頂~
一旦来た道を戻ります。

この↑標識がある場所が「新登山道が稚児落し登山道と合流した地点」です。ここから、次の目的地「稚児落とし」に向かいます。

一旦標高を落とし、登り返す形ですね。

「築坂」岩殿城の入口だったそうです。

「上ー大線77号鉄塔」・・・と、目立つスポットを通り過ぎた辺りで、、、

稚児落とし(クサリ場)の看板があります。ここから右に行くと「林間コース」を通り、クサリ場を迂回することもできるようです。クサリ場を登る自信が無い方や、天候が悪い時などは、迂回コースが良いかもしれませんね。
私はとりあえずクサリ場へ。一旦見てみましょう(;´・ω・)。

クサリ場に到着!思ったより・・・直登ですね(^^ゞ。
ストックが邪魔なので、リュックに括り付けます。

ストックを片付けながら、前に登っている人の登り方を観察し、参考に( ゚Д゚)。。。
まあ、何とかなりそうですね(^^)/。GOです。

良し!!登り切った!!・・・と思ったら、もう一段階(^^ゞ。
しかも、こっちが本番かな??
・・・うん、ここも何とかなりそうです。三点支持を意識して登れば、まあ、大丈夫でしょう!

クサリが二本と、コの字型の金具があるので、意外と親切!?
ちょっと怖かったですが、問題無く突破!!
・・・実は、私の前を登っていた高齢の男性が登り切れずに途中でズルズルとずり落ち、手をケガして出血する事故が、目の前で起きました(/ω\)。
頭から落ちるような事故では無かったので、大事は無さそうですが、やはり油断はならないですね。
そのケガした方は、悔しそうでしたが、仲間に説得され、迂回路に行ったようです。あるいは下山したかしら?
恐らく、歳を重ねて筋力が落ちてしまったのか・・・「昔は行けたのに」…という感じでしたね。。。
他人事ではないので、自分の力を過信せずに楽しみたいです。。。
また、この先も、ここ程の高さでは無いですが、クサリ場がいくつかあります。慎重に行きたいですね。
兜岩~

クサリ場を越えて少し進むんだ先には、進入禁止の看板。本来「兜岩」という難所を越えるルートのようですが、崩落のため進入禁止。右に巻く形で迂回します。

さらに進み、天神山というピークを越えます。展望無し。

また鉄塔( ゚Д゚)。「深城線2号鉄塔」だそうです。

鉄塔を越えると、不穏な看板があります( ゚Д゚)。

「この先危険 岩場歩行注意」・・・なん…だと?

特に柵などが無い、断崖絶壁の上を歩く事になります。。。ですが、道は広いのであまり崖に近づかなければ、どうという事は無い・・・とは思います。ちなみに、正面に見える岩壁が「稚児落とし」ですね。

そして、断崖絶壁なので、景色も抜群!!まあ、危険な場所ではあるので、あまり景色に見とれずに足元注意で進みます。
稚児落とし

少々歩くと、先ほど見えていた岩壁に到着!!
先着していた団体さんが、お店を広げています。景色良いですからね~(^^)/。

雲が多くなってしまいました(/ω\)。もう少し右に富士山も見えるはずなのですが、雲で隠れていました…残念(^^ゞ。

ここからは、先ほど通った断崖絶壁が良く見えます(^^♪。豆粒のような大きさですが、人が崖の上にいるのが見えるでしょうか?・・・こう見ると、結構ヤバい所を通ったんだなぁ、と思います(^^ゞ。

・・・とか、ちょっと遅効性の恐怖を覚えつつ、、、稚児落としの崖下をのぞき込みます(^^♪。
おお~、高けぇ~~。標高は598m。崖下までは約200mらしいです。
崖下覗いていたら、年配の女性から「見てて怖いから止めてぇ( ゚Д゚)!」と言われました。
「あぁ、すみません(^^ゞ」と応えて下がりました。心配してくれたのかもしれませんが…。
・・・しかし、そんな事を言われてしまう位、ここにはヤバい謂れがありまして、、、もしかしたら、それを知っていたから杞憂されたのかも?
この場所の名前は「稚児落とし」…何とも気持ち悪い名前ですよね。
その由来は、、、以下赤字、ヤマレコの説明文よりコピペ。
時は戦国。織田軍の岩殿城攻めに抗しきれず、小山田氏の妻子は岩殿城から逃げ落ちました。連れた稚児の泣き声が追っ手に聞こえると、その子を谷底に落としたという伝説から、この岩壁を「稚児落し」と呼ぶようになりました。母もまた、苦悶の末に自らも身を投げたと言われています。
・・・下山後に調べて知った話ですが、、、背筋がゾワゾワする話です。

しかし、この時はそんな事も知らず(/ω\)。。。腹が減りました。おにぎり二個。段々と山飯が適当になっていく(笑)。今回はコースタイム短いですから。

先着していた団体さんが出発したので、空いた場所をパシャリ。

ここも柵とかは無いので注意ですが、広いので休憩には良い場所ですね。
下山/稚児落とし~登山口(1時間30分)

さて、下ります。「大月駅」の方へ。

特に問題なく下ります。

分岐だけ気を付けて。ここはどちらでも行けそうですが、左へ。

いつの間にか舗装路になり、川を渡ります。

道路に出たら左へ。後は大月駅をかすめながら、駐車場へ戻ります。ちょっと距離が長い(徒歩40~50分)のでダレますが、頑張ります(笑)。
まとめ
岩殿山までは歴史を楽しみ、稚児落としではスリルを楽しめます!「2部構成」のようなコースですね。
日帰り登山としても長すぎず、丁度良い山行なのでオススメな山でした(^^)/。
この辺の山は標高が高すぎない山も多いので、冬~春の時期にはまたお世話になりそうです!
ではまたーー。
