12月後半。街はクリスマスムード一色になっている時期に、私は山へ(笑)。寒すぎず、心地の良い晴天の日でした(>_<)。
鷹取山について
鷹取山(たかとりやま)は、神奈川県横須賀市北部の逗子市との境にある海抜139メートルの山で、三浦丘陵の山の一つです。
1923年の関東大震災以前は加工のしやすさから、この山から切り出される凝灰岩が横須賀市や逗子市で塀などに利用されていました。今では石材の切り出しは廃れ、山の周囲が住宅地とされ開発され、山頂周辺の岩場のみ、公園として残されています。
山頂公園の岩場は、ロッククライミングの練習に使われるようになっていますが、転落事故を防止するため、使用する場合は横須賀市の許可を得る必要があります。
アクセス/コース概要
今回はピストンではないので、JR横須賀線「東逗子駅」に電車でアクセス(^^)/。
~神武寺と鷹取山山頂を通り、京浜急行「追浜(おっぱま)駅」に下るルートです。
- 東逗子駅~登山口~神武寺(コースタイム:20分)
- 神武寺~鷹取山山頂(30分)
- 鷹取山山頂~追浜駅(40分)
【コースタイム合計:1時間30分】
【距離:約4.5km】
【標高差:130m】
※数字はおおよそです。ご了承下さい(^^ゞ。
東逗子駅~登山口~神武寺(20分)
東逗子駅~
今回の出発点「東逗子駅」にAM9:00過ぎに到着!平日の通勤時間帯でしたが、下り方面だったので、そこまで混雑は無く、助かりました。
先ずは駅前のコンビニへ。
鷹取山は、ハイキングコースが整備されており、追浜駅まで抜けるルートはコースタイムも短いです。この日は、降水確率も0%。風も穏やか。
安全装備より、身軽な快適さを重視して、防寒着とトレッキングポール、そしてカメラ位しか持ってきていなかったので、こちらで補給です。
飲料、おにぎり、行動食のお菓子を購入。
トイレも済まし、出発です(^^♪。
踏切を渡り、登山口へ向かいます。
登山口へは、5分足らずです。道なりに坂道を登り、、、
登山口です(^^)/。
登山口~
神武寺経由で鷹取山へ向かえる、ハイキングコースです!
住宅脇の、細い道をゆるゆると登ります。
住宅街からほんの数分とは思えない景色になってきます( ゚Д゚)。
整地された道でしたが、段々と石が露出したような道に。。。こういう道は、濡れていると滑りやすいはずなので、雨の前後は注意ですね。
こんぴらやぐら
神武寺の直前、左手側に、、、
こんな↑標識があります。
なんでしょうね??気になるので、ちょっと道を外れる形で、寄り道してみました(^^)/。
徒歩1~2分で、、、
いくつもの人工的だと思われる「穴」がある場所に辿り着きます( ゚Д゚)。
こういう↑場所らしいです。端的に言うと「お墓」ですね。。。
やぐら内にあった骨などはお寺に移動させたようです。今は何も残っていません。
鎌倉時代のモノらしいです。歴史のある山ですね(^^♪。
神武寺~鷹取山山頂(30分)
神武寺~
こんぴらやぐらからルートに戻ると、すぐにお寺です。右手にトイレ、奥にお寺への門が見えます。
トイレもキレイです(^^)/。山のトイレとは思えない( ゚Д゚)。
トイレの向かいには分岐の標識もありますが、、、
京急神武寺駅方面に下るルートのようですが、記事掲載時、立ち入り禁止となっていました。神武寺駅から、あるいは神武寺駅へ下るルートを考えている方は要確認です。
では、神武寺へ。
説明看板。かなり歴史のあるお寺のようですね(;´・ω・)。
寺内を突っ切ります。
途中「神武寺の晩鐘」というのがありました。逗子八景という名所の一つらしいです。時間があれば全部巡ってみたい気もします(;´・ω・)。
本殿に到着!
本殿の左側の階段が、ルートの続きです(^^)/。すぐに行っても良いのですが、、、
樹齢約400年、樹高20メートルもある「ホルトノキ」があります。当時、樹種がわからなかったので「神武寺のなんじゃもんじゃ」と呼ばれているそうです(笑)。
パワーがありそうですね!本殿と合わせてお参りしていくと良いかも?
階段を登るとまた山道に。
神武寺山山頂~
そのまままっすぐ行けるのですが、白い十字の標識から、右に行けます。この先は神武寺山の山頂があります!
まっすぐ行くと山頂をスルーしてしまうので、山頂を踏破したい方は要注意!
山頂標識は無かったですが、三角点がありました(^^)/。
結構な展望も拝めます(^^♪。
元のルートに戻り、鷹取山を目指します。
この辺には、鉄塔があるので、その脇を抜けていきます。
三浦半島の山中を鉄塔が連なっている景色!壮観です(^^♪。
この辺から、短い区間ですが、トリッキーな道になってきます( ゚Д゚)。
狭い岩の間を抜け・・・
鎖場も!!
山頂の手前で、道が上下に分かれます。上は行き止まりなので、下の道を通ります(記事掲載時のい情報です)。
その先、狭い階段を登ったら山頂です(^^)/。
鷹取山山頂~追浜駅(40分)
鷹取山山頂広場
階段を登り切り、一番初めに目に入るのは巨大な岩壁!!
他にも、大小様々な岩が乱立しています(^^)/。
これらの岩壁は、クライミングの練習用としても盛んに利用されているようです( ゚Д゚)!
岩壁の上に人工物があります。展望台の一部ですね。後で行きます。
この日も練習している方がいましたよぉ(^^)/。
壁の無数の「穴」は、壁に打ち込んだ”ハーケン(杭)”の跡です(;´・ω・)。
ただし、基本的には岩登りは禁止。利用したい方は、事前に横須賀市の許可を取る必要があります。
・・・なので、私はクライミングには挑戦してません(^^ゞ。
この山の地質は、”凝灰岩”が主らしいです。そして、”凝灰岩”は加工しやすいという長所があり、横須賀市や逗子市で塀等の材料として利用されていました。ですが、加工しやすいという長所は「もろい」という短所でもありました。
その「もろい」”凝灰岩”が主な岩壁でのクライミングは危険ですからね。横須賀市が慎重になるのも分かります(;´・ω・)。
では、展望台へ。
もう少し、階段を登ります!
展望台に到着!!同時に登頂ですね!139m!!低いな(^^)/。
標高低いですが、この展望!!眼下の岩壁と、横須賀港が一望できます!
横須賀といえば、米軍や海上自衛隊の基地がある場所です!運が良ければ、停泊中の軍艦なども見えるはずです(^^)/。
天気良かったので、富士山もバッチリ!!
すごい展望です!満足満足!!
鷹取山公園~
では、駅に下ります。こんな↑公園もあるので、、、
小休止。トイレもありました。
下山後にしっかり食べる予定なので、ここではおにぎりだけ補給(^^)/。
鷹取山公園から北の道を下れば、直接追浜駅に行けますが、、、
南の道を進めば、途中で「磨崖仏(まがいぶつ)」を見る事ができるので、南ルートを選択。
クライミング練習中の方を横目に、多少のアップダウンがある道を進みます。
磨崖仏~追浜駅
突如目の前に現れる「磨崖仏( 丘陵等の岩肌に彫られた仏像のこと)」!!
説明看板には、鷹取の地名の由来や、凝灰石の説明、湘南妙義の別名などが書かれています。
この磨崖仏、昭和40年位の制作されたようです(;´・ω・)。岩質がもろいという割には、しっかり現存していてすごいです( ゚Д゚)。
しかし、左上の蜂の巣が気になる(^^ゞ。。。
後は道なりに。。。
街に降り、追浜駅へ。道路に降りてから駅までは、徒歩20分位です。そこまで大変な道中では無かったはずなので、余韻を踏みしめながら歩きましょう(^^)/。
まとめ
休憩込みで2時間弱のコースタイム!
手軽に登れる割に、バリエーションのある山道や、岩壁がそびえたつ、独特な山頂&展望!!
とても楽しめました(^^)/。
本来、これでそのまま帰ろうかと思っていたのですが、横須賀の港を山頂から眺めて、行きたくなってしまい、下山後、横須賀の観光もしてきました(>_<)!!
軍艦めぐりしてきたので、別記事で紹介しようと思います!
ではまたーー。