山梨県甲府市。11月半ば、紅葉が見頃を迎えた昇仙峡に行ってきました。


公共個通機関を利用する場合、信玄公が見守る甲府駅から、昇仙峡へバスが出ています。私もバスを利用しました。

私は平日だったのでこちらの通常便を。紅葉時期の土日祝には快速便もあるようです。山梨交通のホームページを確認して下さい。
バスの時刻表を見ると分かると思いますが、降車口が選べます。私は昇仙峡口で下りました。
たくさんの見どころがある昇仙峡ですが、私の目的はベタベタな有名どころ。
「覚円峰」と「仙娥滝」です。
この2つだけを見るなら「グリーンライン昇仙峡」で降りて「昇仙峡滝上」から帰りのバスに乗るのが良いと思います。ですが、せっかくなので、昇仙峡の入口である昇仙峡口で降りて、歩いて色々と見て回ることにしました。
昇仙峡口から昇仙峡ロープウェイまで、コースタイム約1時間20分のトレッキングコースです。
遊歩道散策


甲府駅から約30分。平日、1番早い便だったため、バスは空いていました。座ってゆっくりと向かいます。

バス停からすぐ。昇仙峡の入口、長潭橋(ながとろばし)。荒川に架かる、県内最古のコンクリートアーチ道路橋だそうです。

橋上からの景色です。すでにアがりますね。

橋を渡り、荒川沿いの遊歩道を歩いて行きます。車も通るので景色に夢中になり過ぎて車道に出ないように気を付けましょう。

絶景と言える渓谷を眺めながら、歩を進めます。登り坂ですが、緩やかでしっかりと舗装されているので、普通の運動靴などで十分そうです。

さて、この遊歩道沿いには、いくつかの、写真のようなQRコードを見つけることができます。

スマホでQRコードを読み取ると、その位置から見られる奇岩の説明を見ることができます。渓谷の方を見てみると・・・

おおーー、確かに大佛様にみえr、、、。
他にもたくさんあります。

これらの奇岩が何に見えるかはアレですが(言ったもん勝ちじゃないのか?)、これだけの巨大な彫刻を作り出す自然の力は素直に関心です。
いくつもの奇岩を堪能して、先へ進みます。
愛のかけ橋


「愛のかけ橋」。男女二人で渡ると愛が結ばれるらしいです。男女で来た時にはぜひとも。


まあまあ揺れましたね。「愛が結ばれる」というのは「吊り橋効果」じゃあないのか?
天鼓林

「天鼓林」に到着です。・・・熊には気を付けましょう。

林の中の限られた場所に立って足を強く踏み鳴らすと、地中からポンポンと鼓の音に似た共鳴音が還ってくるそうです。私はその「限られた場所」は見つけられませんでしたが、とても雰囲気の良いところです。




紅葉がキレイな所です。覚円峰までまだ少しあるので、一休みもいいかもしれません。
五百羅漢

間もなくして、五百羅漢のある「羅漢寺」に到着です。

橋を渡り、

階段を少し登ると、

羅漢寺に到着です。

お寺の保管庫には、阿弥陀如来坐像とともに五百羅漢像も安置されています。ありがたい、ありがたい。
グリーンライン昇仙峡~天空の杜

羅漢寺から少し行くと「グリーンライン昇仙峡」のバス停がある駐車場の看板が見えてきます。遊歩道からは急な階段を登る形で駐車場へ行けます。
食事処もあるので、こちらで休憩も良いですね。

さらに進むと、お土産屋が並ぶ通りに出ます。食事もとれます。水晶が特産です。
今から約1000年前、御岳昇仙峡の奥地金峰山で水晶の原石が発見されたことが、甲府での水晶細工の起源といわれているそうです。

そんなお土産屋さんの並びに「天空乃杜」という庭園があります。

今回の目的、覚円峰を一番間近で見られるのは、この先の「夢の松島」なのですが、ここからも望むことができます。


そして、ここは川まで降りることができます(ダムの放水など、増水に注意!)。夏はここで涼めますね。
覚円峰(夢の松島)


間もなくして、覚円峰「夢の松島」に到着です。

その昔、澤庵禅師の弟子僧侶覚円が畳が数畳敷ける広さの頂上で修行したことが覚円峰という名前の由来だそうです。
花崗岩が風化水食をうけてできたもので、急峻で直立約180メートルあります。


日本一の渓谷美と言われるのも納得の景色でした。天気も良かったですし。良い条件で見られて満足です。
ちなみに、平日でも人が多かったので、休日ともなると良い場所は順番待ちになると思います。写真目当ての方は、じっくり待つつもりで、余裕を持った計画を!
長くなったので、次回に引き継ぎます。ではまたーー。