北アルプス初挑戦です。9月後半に登りました。

北アルプスの主峰「立山連峰」は、雄山、大汝山、富士ノ折立の3つの峰の総称です。日本百名山。また、日本三霊山( 富士山・白山・立山)でもあり、雄山山頂に 雄山神社本宮がある、山岳信仰の山です。

今回、立山登頂にあたって「立山黒部アルペンルート」を利用しましたので、併せて記事にしました。

立山黒部アルペンルート オフィシャルガイド

ついこの間、富士山に登って初の1泊登山を山小屋を利用して経験しました。

次はテント泊登山してみたい!色々調べたら、立山の室堂にある「雷鳥沢キャンプ場」は初のテント泊登山にはいい所だということで、計画を立てました。

以下、もし登山や観光で行く機会があれば、参考になれば嬉しいです。

目標と行程の設定

立山の頂上に行くには「立山黒部アルペンルート」を使って「室堂ターミナル」に行き、そこを拠点にするのが一般的だと思います。立山黒部アルペンルートは、6種類もの乗り物を乗り継いで、富山県の立山駅~長野県の扇沢間を通り抜ける山越えルートです。

立山黒部アルペンルート オフィシャルガイド より
※各乗り物の時刻表も見れます。

それにしてもこのアルペンルート、見どころが多すぎます(本当にたくさんあるので、オフィシャルガイドのwebページ等を参考にして下さい)。

1泊2日の予定がとれたのですが、なるべく活動時間を確保したいので、深夜バスで朝早く富山に行くことに。予定日の6:40分着のバスの席が空いていました。

そして目的の登山は「立山連峰」の、雄山、大汝山、富士ノ折立の3つのピークは縦走したい!コースタイムは6時間。これをベースに下記の予定を組みました。

色々欲張らず、初日に弥陀ヶ原を散策して、キャンプ場で1泊。翌日は登山と移動だけの予定にしました。

黒部ダムも時間があれば見たいんですけどねぇ。

装備品の準備

テント泊となると、日帰り登山や山小屋泊と比べて途端に荷物が増えます。出来るだけ軽くしたいので結構しぼったんですが、それでも荷物を詰めたザックは、17㎏ありました。

実際雷鳥沢キャンプ場を利用した経験から、ここでの装備品について補足です。ペグはアルミのVペグを使用しました。今回利用した雷鳥沢キャンプ場は地面がそれ程固く無く、鍛造系等の重いペグは不要です。

また、ペグハンマーも同様の理由で不要です。その辺の石で十分です。 もちろんあった方が便利ですが・・・お持ちのハンマーの重さと相談ですね。

また、私が行った9月後半だと、気温は日中10℃ちょっと。明け方だとギリギリ0℃下回らない位、テントにうっすら霜が付いていた位です。寝袋等防寒対策は慎重に。

私は樹脂系マットと、膨らますタイプのエアマットを2重に敷き、コンフォート温度5度の寝袋を使用。春秋用の中厚手のアウターを着てぐっすり寝れました。朝方若干寒かったですかね。

椅子は嵩張るので、折り畳める座布団を持っていき、地べたに座る予定でしたが、ベンチがあったので不要でした。

こんなのもありました。他の方が使っていました。
私はこれを使うことができました。

座布団不要、だとは思ったのですが、夜明け前後等はベンチも冷たい。そもそもベンチ等は数が少ないので、使えない場合が多いでしょう。私は座布団等持っていってもいいと思います。就寝用のマット等でもいいんですけどね。

トイレットペーパーは備え付けがあります。水も豊富なようです。むしろ凍結防止で水道は流しっぱなしでした。

また、温泉が近くにあります。上るのが億劫な階段がありますが、キャンプ場から5分位ですね。

雷鳥沢ヒュッテ

雷鳥沢ヒュッテという山小屋にあります。宿泊しなくても入浴だけ利用できます。700円です。シャンプーと石鹸もあるので、こだわりのアイテムが無ければタオル(手ぬぐい)だけ持っていけば足ります。

ここを使う場合、タオルは2枚以上持って行ってください。

理由は、内湯と露天があるのですが、脱衣所が別なためです。つまり、内湯で体を洗って、服を着直して、露天に向かい、もう一度風呂に入ります。1枚だと濡れたタオルをもう一度使うことになると思います。

今回、特に不要だったものも無く、逆に足りないものも無かったです。あれば便利なものはいくらでもあるのですが、荷物の総量とのバランスが丁度良かったです。 我ながら素晴らしい。ぶっちゃけ重かったですが、カメラのせいなので、しょうがないです。

パッキング

トレッキングパック 55 /画像:モンベル

↑このザックを使いました。

大体こんな感じです。基本は下が軽いもの。上が重いもの。食材は潰れるのが怖くて上部に。防寒着・着替えは途中で必要になるかもしれないと思い、この位置でしたが、もっと下で良かったかも。

トップリッド(ザックの蓋になる部分)と外ポケットには、移動中でも使うかもしれないものを入れています。

ちなみに、高速バスや新幹線など、長時間ザックを下ろす場合に、必要なものだけ手元に残せるよう、手提げ袋等を1つ忍ばせておくと非常に便利です。

それにしても、でかいザック背負って首都圏の電車乗っている時のアウェイ感は半端ないですね。

次回はアルペンルートとキャンプ場の様子を。ではまたーー。