
はじめに
現在2020年7月。梅雨前線による水害、頻発する地震、これから注意しなければいけない台風。そして新型コロナウィルス。気が滅入るワードを並べてしまい申し訳ないです。
これらの驚異を、数年前と比べて、かなり身近に感じるようになってきたのは、気のせいではないと思っています。
ということで、災害時の備えとして、
- 避難場所、給水ヵ所の把握
- 避難時にすぐ持ち出せるものをまとめておく
- 災害時に役に立つものを整理、把握しておく
を調べて、行ってみました。
結果、感想として、キャンプは防災に役立ちますね(笑)。
避難場所、給水ヵ所の把握
各自治体のH.P.はぜひ一度確認してみて下さい。必要なことのほとんどが確認できるはずです。
お住まいの地域毎に、防災情報がまとめられたサイトがあるはずなので、要チェックです。下記は東京都のものですが、参考として。
こういったページから地域の「避難所」「給水所」等の情報が得られます。場合によってはリンク先を探してさまようことになるかもしれないので、「〇〇県〇〇市避難所」「〇〇県〇〇市給水所」で検索した方が早いかもしれません。
避難所は、水害、地震など、災害の種類で場所が変わることもあります。
これらの拠点には、時間がある時に、可能ならば徒歩で直接行き、ルートを確認しておきましょう。
同時に、ニュース等でも言われている通り、限られた避難場所とコロナのことを考慮して「分散避難」も検討しましょう。ハザードマップを照らし合わせて災害時に逃げ込めそうな場所が複数あると心強いですね。

この写真は、以前、東京都で配布された防災ブックです。こういうものがあれば、合わせて参考に。
避難時にすぐ持ち出せるものをまとめておく

非常時にすぐ持ち出せるようにまとめておきたいもののリスト↑です。個人によって必要なものは増えたり減ったりすると思います。これと、他にインターネットで調べたりして荷物をまとめてみました。
私は一つのバックにまとめて、玄関付近に用意することにしました。
玄関付近に置くことで、すぐに持ち出せること、また、万が一家が倒壊した場合も、取り出しやすいです。

お蔵入りしていたボディバックに詰め込みました。近場の避難所に身を寄せることを想定しています。
下記、詰め込んだものの一覧です。
- 身分証
- 現金
- 地図
- 安全な水
- コップ、食器
- 着替え
- 軍手
- 手ぬぐいorタオル
- ビニール袋(ごみ袋)
- キッチンペーパー、ウェットティッシュ
- レジャーシート
- エマージェンシーシート
- ヘッドライト
- 救急セット
- 歯磨きセット
- スリッパ
- メモ帳、筆記用具
- 携帯充電器
- 予備メガネ
【身分証、現金、地図など】

怪しい機密文書のようになってしまいましたが(笑)。
キャッシュカード、免許証、健康保険証、マイナンバーが分かるもの、のコピーと、少額の現金です(できれば小銭も用意した方がいいです)。また、必要と思われる近隣の地図のコピーも用意しました。
紙類は濡れないようにジッパー付きの袋に入れます。
身分証などは本物を持っていければいいのですが、荷物を整理する時間が無いかもしれません。最悪、コピーを携帯しておけば、非常時では代わりになる場合もあります。
言うまでもなく重要なものなので、セキュリティはしっかりと。
【安全な水】

成人が1日に必要な水は3Lと言われています。写真は500mlなので全然足りませんが、バックに入るサイズ、また、急場しのぎとして。これとは別に家の中に飲料として使える水を買い置きor汲み置きしておきましょう。
水道水をペットボトルに入れて汲み置きする場合、3日までなら飲料水として使えるそうです。
4日以降は生活用水(洗濯など)に使うことになります。飲料用はペットボトルを買い置きした方が現実的ですね。
【コップ、食器】

キャンプする方にはおなじみの「シェラカップ」を用意しました。とにかく丈夫ですし、いろんなことに使えます。
写真のシェラカップはユニフレームのチタン製。420mlです。容量がちょうど良く、50ml毎、300mlまでと1合、1.5合の目盛り付き。取っ手が他メーカーと比べて長いので直火にかけた時に持ち手が熱くなりにくいので、個人的に大好きです。
【着替え】

着替えは下着と靴下。とりあえず1セット。ジッパー袋に入れて空気を抜くと容量を圧縮できます。
【軍手】

軍手は手の防護だけではなく、防寒にも利用できます。
【手ぬぐいorタオル】

何かと便利なので2セット位あるといいです。手ぬぐいはコンパクトなのでオススメ。
【ビニール袋(ごみ袋)】

これもあると便利。防水袋、ゴミ袋、濡れたものを分けるため、使いようによっては防寒にも役立ちます。
使いやすい小さいサイズと、70L位の大きいサイズも数枚あると便利です。
【キッチンペーパー、ウェットティッシュ】


キッチンペーパーはティッシュより丈夫なので「つぶし」が利きます。ウェットティッシュは水を満足に使えない時に重宝します。
【レジャーシート】

腰を下ろして、あるいは横になって休みたいとき、地面や床が汚れていたり、濡れているかもしれません。風、雨避けにも使えます。
屋外の場合、地面に直接座るより、地を這う毒虫などから身を守れます。
【エマージェンシーシート】

レジャーシートと同じようにも使えますが、こちらは保温効果が高いです。体に巻いて使うことで緊急時に毛布代わりのように使えます。

【ヘッドライト】

電池は抜いておきましょう。スイッチが入っていなくてもドンドン電池を消費します。また、予備の電池もあると良いです。懐中電灯も良いですが、ヘッドライトは両手が空くのでその分有利です。

【救急セット】

最低限ですが。
コロナ関係で、マスク、除菌スプレー、体温計。
他、虫刺され薬、風邪薬、下痢止め、ガーゼ、ばんそうこう、マルチナイフ、ライター。
包帯や三角巾はあった方がいいのですが、手ぬぐいで代用。
【歯磨きセット】

100均のセットが小さくてちょうど良いかも?
【スリッパ】

避難所であると便利。コロナ対策としても、もあった方がいいです。100均の携帯スリッパがコンパクトで良いです。
【メモ帳、筆記用具】

必要な場面は多そうですが、特に、
誰かに助けてもらった時、連絡先を控えておくと、後日お礼が出来ますね。
【携帯充電器】

例え電波が繋がらなくても、やはりスマホは便利。充電切れに備えて持っておきましょう。
上の写真の充電器は容量が大きいだけの普通のものですが、本当はソーラー充電も出来るものが良いんだと思います。
【予備メガネ】

目が悪い人にとっては生命線です。普段コンタクトの人も用意しましょう。老眼鏡も必要な人は用意しましょう。
【他、用意したいもの】
〇手回しラジオ
まだ買ってないです。悩み中(笑)。下記のようなものは多機能で良さそうですね。
〇ヘルメット
本当に必要そうなら取り合えずスクーターに乗るときに被っているジェットヘルメットでいいかな?とか思っているんですが、、、多分恥ずかしい(笑)。
登山にも使えるヘルメットを一つ持っていてもいいかもしれませんね。
〇食品(レトルト食品)
カップ麺やレトルトカレー、アルファ米など、すぐに持ち出せるように備蓄しておく必要がありますね。お湯さえ沸かせれば食べられるものを、大体1週間分位は家に備蓄してあります。
〇服装について
動きやすい服装と靴が基本ですが、夜等、就寝中に慌てて家を出てパジャマだった、ということを想定して着替え一式も用意しておいた方がいいかもしれません。
災害時に役に立つものを整理、把握しておく
荷物を整理する時間がある場合、追加で持っていけたら便利な道具です。
キャンプや登山をしている人でしたら持っているものが多いかもしれませんね。
ちなみに、以下のものまで持つと結構な量になります。車が使えるかどうかも分かりませんので、これらを詰められる大き目のバックパックも用意しておきたいです。50L以上が目安になってくると思います。

【テント一式、寝袋、マット】

避難所で使えるかどうかは要確認ですが、使えればかなり快適になると思います。
基本的に避難所は体育館のような所にザコ寝が基本です。仕切り等用意してくれればいいのですが、まあ、丸見えが普通らしいです。
テントがあればプライベートな空間を保てます。季節によっては寝袋やマットがあれば、夜冷えずに寝られますね。マットは空気で膨らますものより、ウレタン系のものの方がトラブルが少ないと思います。
安全な場所があれば避難所に限らずに野営ができるかもしれませんが、大丈夫な場所かどうかは避難所の人に確認しましょう。



【クッカー、ガスストーブなど】

シェラカップが被ってしまいましたね(^^ゞ
クッカーとストーブがあれば、食材を持ち込んで「自炊」ができます。配給だけに頼らずに済みますね。カトラリー関連は、個人的には箸とスプーンがあれば大体O.K.だと思っています。
ラップを食器に敷けば洗い物が減らせますし、アルミホイルは簡易的な皿を作れます。
私はOD缶用のストーブしか持っていないですが、街中なら、OD缶よりCB缶の方が入手しやすい分、良いかもしれません。

【レインウェア】

天候によりますが、雨具はもっていたいですね。季節によっては防寒着も合わせて用意したいです。
【浄水器、ウォーターパック】

災害時、給水を受ける場合もあります。ウォーターパックや空のペットボトルで給水を受けましょう。
また、浄水器があれば自力で水の調達も可能になってきます(自己責任になりますので、使う浄水器のスペック等を良く確認しましょう)。

【携帯トイレ】

非常時はトイレも正常に使えるとは限りません。念のため用意しておくと安心です。トイレットペーパーもセットで持ちましょう。
他、いくらでもあった方がいいものはあるのですが、持てる量を考えるとこれ位でしょうか?実際には+食料や水もありますからね。
まとめ
・・・取り越し苦労になれば一番ですけどね。
一番大事なのは「避難所の確認」です。道具があっても危険な場所にいたら意味ないですからね(^^ゞ
ところで、キャンプを普段からやっていると、テントの張り方や火の扱い方など、アウトドアでの過ごし方を体験できます。
どんな道具が必要か調べていたら、大体既に持っていましたからね。どうやらキャンプは災害時に役に立ちそうです。ちょっと嬉しい(笑)。ではまたーー。
