
はじめに
キャンプの時に快適な空間を作り出せる「タープ」。
雨や日差しから身体と道具を守ってくれるタープですが、ちゃんと「張る」にはちょっと慣れが必要です。
そのタープの張り方と、役立ちそうなタープの小技のご紹介です。
タープの張り方
形が違うタープ(人気のヘキサタープ等)も、メインポールが2本のタイプならば、基本的には同じ張り方でO.K.です。
あくまで基本の張り方です。他にも目的に合わせて張り方を変えていくこともあります。
1.張りたい場所にタープ、ポール、張網を広げる

上図のように広げます。これを上手く広げられたら、7割完了です!角度とかは大体ですけどね。

【ポイント】
タープ本体は半分に折っておきます。張り終わった時点で上を向く面が外側にくるように折ります。内側を汚さないためです。
2.メインポール用張網にペグを打って固定する

〇の地点にペグを打ちます。仮打ちでは無く、しっかりと打ってしまいます。

【ポイント】
ペグを打つ角度は45~60度位を意識しましょう。地面の下に石があったりして打ち込めない場合、無理せずに位置をずらしましょう。多少ずらしても問題ないです。
3.張網を緩めてから、メインポールを立ち上げる

張網を緩めて(自在金具で長さを調整します)から、メインポールを片方立ち上げます。自在で張網を締め直してテンションをしっかりとかけます。もう片方も同様に立ち上げます。

【ポイント】
メインポールは地面に対して、直角に立てます。
4.タープ本体から伸びるサイド用張網を伸ばし、ペグで固定する

こんな形に張れれば完成です。しっかりと「ピン」と張れているか確認しましょう。
【ポイント】
張り終わってから、各張網にしっかりとテンションが掛かっているか確認しましょう。
特に夏は日差しや雨に晒されることが多いと思います。タープがあると雨キャンプも、より楽しめると思います。途中で倒れないようにしっかりと立てたいですね。
上記の方法でしたら、先にペグで固定できているので、多少の風の中でも、一人で立てられます。
※風が強過ぎる時は、危険なので諦めた方がいいですね。
役立つタープの小技
タープの張網にカラビナを取り付けて、タープの下にロープを通す、という小技です。
タープの他、カラビナ2個と、ロープ等が1本あればできます。


こんな↑感じにするわけです。軽いものでしたら吊り下げられます。タオル等をタープの下に「干す」ことができるので便利ですよ。
木々の間にロープを張ってもいいのですが、ちょうどいい木々が無い時、雨が降りそう、降っている時などは有利ですね。
方法紹介

カラビナを取り付けたいメインポールの張網を少し緩めます。緩めすぎないようにしましょう。

カラビナの中に張網を通します。高さ(位置)は後で調整できます。

「くるり」とカラビナを回し、張網を絡ませます。1回転で十分です。やりづらかったら、もう少し張網のテンションを落としましょう。

張網を絡ませた状態で、もう一度カラビナの中に張網を通します。

この時点ではカラビナを移動できるはずです。好きな位置に移動して調整します。

カラビナの位置を決めたら、張網のテンションを掛け直します。「ピン」と張れば、カラビナは固定され、動かせなくなります。


反対側にもカラビナを取り付けて、ロープ等を張れば、、、

完成です。

良く使うものをぶら下げたり、洗った食器や濡れたタオルなどを干したり、色々使えます。

ランタン(軽いもの)を吊るすのがオススメです。
タープの下を通すロープは何でもいいですが、ある程度の強度は必要です。物干しロープのようなものがいいと思います。クリップ等も付いているとより使いやすいですね。
長さはお持ちのタープのサイズを良く確認して、合うものを用意しましょう。
私が使っているのはこれ↑。Amazonで在庫切れになっていました。長さは1.8m。ゴムなので倍位まで伸びますが、タープサイズは要確認です。
使い勝手はいいですね。モンベルのミニタープにはピッタリサイズでした。

似たようなものはたくさんありますので、ご興味あれば、合いそうなものを探してみて下さい。
あるいは、普通のロープを、ロープワークを駆使して使うのもカッコイイかもしれませんね。
まとめ
夏はタープの出番が多いですね。特に梅雨時期のキャンプは必ず持って行きます。ちょっと前までは、ただの「屋根」としてしか使っていなかったのですが、どうせなら色々な方法で使い倒したい(笑)。楽しいですしね。
もしお役に立つ人がいたなら幸いです。ではまたーー。
