季節の変わり目に気を付けたいのが「風邪」です。記事掲載時は4月頭。気温は上がってきているのですが、まだ安定せず、日によって温度差が大きい時期です。

こういう時期は体調を崩さないように気を付けたいですね。「風邪は万病のもと」とも言われ、風邪で体が弱るとその他の疾患にも罹りやすいということもあります。

この記事では風邪の原因について調べましたので、予防に役立てもらえると嬉しいです。

風邪の原因3つ

簡単に言うと、風邪の原因は下記3つだけです。

韻も踏んでいて覚えやすいですね(笑)。

ぶっちゃけ、この3つに気を付けていれば、風邪には罹りません!

下記、それぞれを少し詳しく説明しています。

飢え

栄養不足に気を付けましょう。風邪から身を守るのにも、風邪から回復するのにも、エネルギーが必要です。

飽食の時代なので、寧ろ食べすぎに注意が行きますが、過度なダイエットや、朝食を抜く等、活動に必要な栄養が足りていない状態は注意したいです。

特に、下記のビタミンやたんぱく質は、風邪の予防にも、治すのにも有効です。


ビタミンA ・・・のどや鼻などの粘膜を保護する
  (緑黄食野菜・レバー・うなぎ・チーズなど)
ビタミンB1・・・糖質をエネルギーに変え、身体の疲れやだるさを軽減する
  (豚肉・大豆・うなぎ・胚芽米など)
ビタミンC ・・・ウイルスに対する抵抗力を高める働きがある
  (レモン・柿・キウイフルーツ・イチゴ・ブロッコリーなど)
たんぱく質 ・・・新陳代謝を高める
  (肉類・魚介類・卵・大豆製品・乳製品など)


体調が悪くなってくると熱や咳などでエネルギー消費が高まるのですが、反面、食欲が失われがちです。

そういう場合は、お粥やうどん等、消化が良く、食べやすい状態で無理なく栄養を取りましょう。スポーツドリンク等が有効なのは有名ですね。

冷え

体を冷やさないように気を付けましょう。体温が下がると抵抗力も下がります。風邪をひいて熱が出る(体温が上がる)のは、体が風邪に対抗するために抵抗力を無理やり上げている状態です。

体を冷やす要因としては、気温、風、濡れ、です。


気温が低い場所に居続ける
   気温に合わせた服装で対応可能です。
風にあたり続ける
   風速1mで体感温度が1℃下がると言われています。
体が濡れたままにする
   濡れた場所は、気化熱で体温を奪われます。
   「汗冷え」も注意です。


体が一時的に冷えてしまうことはあると思います。その時間が長くならないように服装や、暖かい場所に移動するなどで対応しましょう。

特に服が「濡れ」てしまった場合、すぐに着替えないと、どんどん体温が奪われます。汗による濡れも同様です。

「震え」が出だしたら、低体温症のなりかけです。甘くみないで、しっかり対処しましょう。

疲れ

疲れがたまらないように気を付けましょう。身体的、精神的、両方です。疲れがたまるとパフォーマンスが低下します。風邪にも罹りやすくなってしまいます。

疲れを残さないよう、しっかりと栄養と休養を取りましょう。

「飢え」の項目と少しかぶりますが、疲れに効く栄養素です。他にもあるのですが、特に留意したいものです。


ビタミンB1
運動後の疲れ、乳酸などの疲労物質が溜まったときに摂りたいビタミンです。
(豚肉、うなぎ、玄米等に多く含まれます)

ビタミンB2
ストレスを強く感じたときに摂りたいビタミンです。
(レバー、納豆、卵等に多く含まれます)

ビタミンB6
倦怠感を感じたときに摂りたいビタミンです。ストレスによるイライラや精神を落ち着かせる働きもあります。
(レバー、マグロ、カツオ等に多く含まれます)


休養については睡眠と入浴が効果的です。これは長くなるので、別の記事を後日あげたいです。

記事:調べてみました。疲れをとるお風呂の入り方

疲れに効くとされている各種栄養ドリンクも、瞬間的には効果があると思います。慢性的な場合、生活改善を見直した方がいいでしょう。

栄養ドリンクを飲む回数が多いなら、錠剤の方が圧倒的に安いのでオススメです。

また、栄養と休養が取れていても「疲れ」がとれない人は、肝臓の機能低下も考えられます。肝臓はエネルギーを作り出す器官なので、ここの機能が落ちていると、効率的にエネルギーが得られません。

改善には「肝臓水解物」が豊富な薬がオススメです。「ヘパリーゼ」は、二日酔いの薬と認識している方が多いと思いますが、肉体疲労や滋養強壮にも効果があるとされています。

まとめ

お腹がすいたらちゃんと食べる。寒かったら暖を取る。疲れたら休む。当たり前で、子供でも分かっていることなのですが、実際のところ「完璧に」できるわけがありません。

当たり前すぎて見落としてしまうので、一度言葉で理解しておくと、健康維持に役立つかと思います。「飢え・冷え・疲れ」に気を付けましょう。ではまたーー。