6月前半。土曜日。時期&標高的に残雪が心配ではありましたが、快晴だったので登って来ました!!

基本情報
八ヶ岳について
八ヶ岳連峰は本州中部にあります。最高峰の「赤岳」は2,899m。3,000mを越える山はありません。
北の蓼科山~南の網笠山まで南北約30km、東西約15kmの中に多くの峰を連ねています。
また、夏沢峠を境にして、南八ヶ岳、北八ヶ岳としてエリア分けされて呼ばれることがあります。
南八ヶ岳は、岩稜帯で登攀ルートも多い一方、夏には多くの高山植物が花を咲かせます。北八ヶ岳には、針葉樹林の林床に苔が広がり、また、いくつかの池が点在しており、幻想的な雰囲気です。
南北で趣の違う山容が楽しめ、周辺には霧ヶ峰、美ヶ原など、緩やかな草原に代表される峰々もあり、様々な計画を用意して登山者が訪れる地域です。
横岳について
横岳は南八ヶ岳にある山です。標高は2,830 mで、八ヶ岳連峰のなかでは、最高峰赤岳に次ぐ高さ。
横岳は最高峰の「奥の院(2,830m)」というピークから、南の赤岳に向かって順に、無名峰、三叉峰、石尊峰、鉾岳、日ノ岳、二十三夜峰、と、稜線上にいくつかのピークを連ねた岩稜帯です。その横に広がる山容から「横岳」と名付けられたという説もあるようです。
鎖場が多いですが、高山植物の種類が多い事でも有名な山です。
杣添尾根(そまぞえおね)について
横岳のピークの一つ、三叉峰(さんじゃほう)から真東に伸びる尾根です。
上部でハイマツ帯に出てからは視界が開けて、気持ち良い尾根歩きができます(^^)/。三叉峰からは10分程で横岳最高地点「奥の院」に到達します。
特段難しい個所もなく、横岳登山の最短ルートとして親しまれています。
アクセス(駐車場の注意点)
今回は、杣添尾根登山口を利用しました。車でアクセスです。
登山口は下記地図の青丸の辺りから始まり、そこに駐車場もあります。春~秋にかけては赤丸の位置まで車両で入れます。

青丸が「海の口自然郷登山口(杣添尾根登山口)」。赤丸が「南八ヶ岳林道登山口」。
※各駐車場の呼び方が、ウェブサイトによってまちまち…統一されていないので、上の地図基準で、上記の呼び名で話します。
※赤丸の駐車場は、積雪期は利用できません。
私は青丸の位置に駐車し、そこからスタートしました。
赤丸の駐車場の方が、山頂までの距離が近いのですが(片道20分位歩きます)、積雪期は閉鎖されるので、通年使える登山口からのルートを体感したかったのです(^^)/。
ですが、ちょっと注意…。

陽気の良い土曜日だったので、本来の駐車スペース(黄色の辺り)が満車でした(/ω\)。そこで、私も他の車のように路駐して登山に向かったのですが、、、

山頂から戻ったら、こんな↑紙が車のワイパーに挟まってました。路駐しないで!!という事ですね。申し訳ありませんでした(/ω\)。
青丸の駐車場が一杯でも、路駐は止めましょう(^^ゞ。

ちなみに、登山途中で立ち寄った赤丸の駐車場↑。

溜池や仮設トイレがあり、その周辺スペースに停められます。

こちらも一杯で、写真の通り溢れていました( ゚Д゚)。
じゃあ同じじゃない?となりそうですが、青丸付近は別荘地なので、赤丸付近でスペースを見つけて停めた方が、迷惑がかからなそうです。
※青丸~赤丸は砂利道で上り坂ですが、平坦に”ならして”あるので普通車でも辿り着けるはず。ただし、舗装路ではないので注意して運転して下さい。
青丸「海の口自然郷登山口(杣添尾根登山口)」地図
赤丸「南八ヶ岳林道登山口」地図
(積雪期以外はこちらが推奨)
コース概要

杣添尾根のピストンです。※「奥の院」・・・横岳最高地点。
- 杣添尾根登山口~南八ヶ岳林道登山口(コースタイム:20分)
- 南八ヶ岳林道登山口~枯木帯(1時間45分)
- 枯木帯~三叉峰(1時間10分)
- 三叉峰~奥の院(10分)
- 下山/奥の院~杣添尾根登山口(2時間55分)
【コースタイム合計:6時間20分】
【距離:約14km】
【標高差:1,080m】
※数字はおおよそです。ご了承下さい(^^ゞ。
山行内容
杣添尾根登山口~南八ヶ岳林道登山口(20分)

快!晴!!!
青空と八ヶ岳をバックに。。。登山へのアクセス道中の写真です↑。今まで「足」はバイクでしたが、今回から車です(;´・ω・)。

という事で、車を駐車場に停めて出発です!
AM7:30位でした。余裕持つために、もう一時間前に到着予定でしたが…若干寝坊したんですよね(^^ゞ。
さて、登山口で標高1,750m!空気もひんやりです!そんな場所なので、周辺は避暑地として運営されているらしく、別荘(?)が散見される場所です。
そのため、「アクセス」の項目で触れましたが「海の口自然郷登山口(杣添尾根登山口)」は決められたスペース以外に停めると周辺の利用者に迷惑をかけてしまいます。お気を付けて(^^ゞ。

駐車場のすぐ近くにある、この↑登山口に入ります。

杣添尾根(そまぞえおね)登山口です。近辺にトイレが無いので注意です…が、20分程歩くと、別の駐車場があり、そこにトイレがあります。

登山届を提出するポストもありますので、まだの人はここで。
今はインターネットからも提出できるので、便利ですね(^^)/(山と自然ネットワークコンパスというページで提出可能です)。

別荘に囲まれた小径を進みます。多少登り傾斜ですが、道は整備されていて歩きやすいです。

たまに沢を越えたりします。


「鹿防護柵」が道を塞いでいる場所がありますが、鍵はついていないので問題なく通れます。通過後は閉め忘れないように。

別荘地のはずれに出ると、若干道が不明瞭になりますが、標識や、、、

ピンクリボンを頼りに通り抜けます。

道なりに進むと、、、

南八ヶ岳林道に合流するので、左折します。駐車している車が見えますね。

並んでいる車沿いに少し下り、、、

見えてくる橋を渡ると、、、


溜池や仮設トイレがある場所に出ます。

仮設トイレですがキレイですね(^^)/。ここから先トイレは無いので、便意がなくても寄る事をオススメします。


杣添尾根の案内看板がトイレの横にあります。その奥に続く道が登山道です。
トイレと小休止を挟み、再スタートです(^^)/。
南八ヶ岳林道登山口~枯木帯(1時間45分)


南八ヶ岳林道登山口に入り、すぐに沢を渡る橋があります。
橋の脇からは、沢の水が手で掬えます。キンキンに冷えていましたよ(^^♪。下山時、汗かいてドロドロだったので、これで顔を洗いました。「くぁ~!たまんねぇな!こりゃ!」となるので、オススメです。
沢を渡り、階段を登って山道へ。
少しの間ですが、涼やかな水の音を聞きながら登ります。

亜高山帯に生じる「シラビソ」「コメツガ」の林の中を進みます(ガイドブックで調べました。写真に多く写っているのはシラビソだと思います)。

ほぼ一本道ですし、標識もあるので分かりやすいですね(^^)/。
登山口から1時間ちょっと。標識を見ると、もう標高2,100mです( ゚Д゚)!

ぬぅ…傾斜がなかなか(;´・ω・)。。。
・・・ルートが東~西のため、午前中は陽の光が差し込んで明るいです。
キャップを被っていましたが、首の後ろに当たる日光がジリジリと暑い(^^ゞ。日焼け止め塗った方がいいですねぇ…この日から数日間、日焼けして痛くなってしまいました(/ω\)。

やがて、休憩に良さそうな小広い場所に出ます。標高2,430mの地点です。

黄色い古い標識が目印。
横倒しの丸太に腰かけて、一休みです。

行動食・・・マーブルチョコ(^^♪。手が汚いのは気にしないで(笑)。

休憩後、標高2,500m付近まで登りましたが、今まで平和的だったルートに異変が・・・。

残雪です( ゚Д゚)。いや、別に異変では無いですね(笑)。
6月初旬の標高2,500m。普通にありえる事です。
「こんな事もあろうかと」軽アイゼン(スノースパイク)を持ってきていたので焦りは無いです!
結局、使う程ではなかったのでそのまま進みましたが、こういうのは「装備がある」というだけで安心感がありますね。
今回は、これまでの知識から、こういった危険を予測して準備できました。自分を褒めたいです(^^)/。

アイゼンを使う程では無いですが、まるっきり気にしない訳にもいかないですね。
滑らないように慎重に歩きます。
一足早く山頂から降りてきた登山者に「上」の状態を聞くと、どうやら雪が残っているのはこの辺りだけ。もうすぐ森林限界を越え、日当たりがよくなるので、雪は残っていないそうです。
これは朗報!この先、希望しかない(^^)/。

さあ、予定通り、森林限界を越え、一気に視界が開けます!!!
富士山もよく見える(^^♪!!
枯木帯~三叉峰(1時間10分)
森林限界を越えてすぐに辿り着く「枯木帯」地点には、3~4人が横になれる位のウッドデッキが設けられています。
デッキ自体の写真は、休憩中の人が多くてカメラレンズを向けるのを控えましたが、、、

そのデッキからの展望が素晴らしい!!少し南を向くと、遠くに「富士山」。写真右側に八ヶ岳の主峰「赤岳」!!

正面には”横に広い”「横岳」がドーンと!
周りに人がいましたが、つい「すげぇ~」と声がでました。ちょっと恥ずかしかった(/ω\)。

少し視線を下げ、ここからのルートを確認します。ハイマツ帯が続く、気持ちよさそうな道です(>_<)。
では、ひとしきり景色を堪能して、、、行ってみましょう!!

かなりの急登(;´・ω・)!こりゃキツイ…キツイですが、ニヤニヤ(笑)。天気も良いし、コンディション最高!!楽しいぜぇ(^^)/!

雪はありましたが、ルートの外なので問題無し。というか、いつもと違う景色で良き(^^♪。

ゴールが近そうで遠い…距離感が狂います(^^ゞ。なんだかんだ一時間かかります(;´・ω・)。

しかし、体感ではアッと言う間に、、、

三叉峰に到着です!
三叉峰~奥の院(10分)

三叉峰、2,825m(^^)/。横岳のピークの一つです。
岩がゴロゴロですが、座って昼食休憩をするスペースは充分ありますね(^^)/。
杣添尾根を辿り、横岳の主稜線に辿り着きました!気分爽快です!
これだけ標高高いと高山病も心配ですが、、、どうやら私は大丈夫そうです。私の場合(何となくの経験上)、寝不足だと高山病出やすいみたいですが、本日は寝坊したので(笑)大丈夫!!

南を向けば、赤岳(左)と阿弥陀岳(右)。
赤岳まで1時間半位で行けそうなんですが、、、ちょっと時間がギリギリになりそうなので、また今度。
できれば阿弥陀岳経由で、1泊2日で登頂したいなぁ。。。

北側には、今から行く予定の横岳最高地点「奥の院」までの稜線がくっきり!!登山者も結構いますねぇ。
昼食休憩もしたいですが、先に奥の院登頂しちゃいましょう!

楽しい稜線歩き(^^♪。奥の院はすぐです。10分位。

ピークの直前で渋滞になっていました。
これは、道が狭いというのもそうなんですが、、、

こんな↑、ほぼ直角の階段があったりするからです( ゚Д゚)(上りは渋滞していたので写真撮れなかったので、下りるときに撮った写真です)。
しっかりしていますが、かなりの高度感を感じながら上り下りするので、スリルあります(>_<)。
渋滞しているとはいえ、ゆっくり、確実に通過したいですね。三点支持を意識すると良さそうです。
そんな”アトラクション”を越えると、、、

ついに奥の院登頂です!!

そして、この羨望です!赤岳、阿弥陀岳、その先には南アルプス・・・八ヶ岳の樹林と、森林限界を越えた岩肌のコントラストも素敵です(^^)/。

この日は遠くまでよく見えました!富士山もくっきりです(>_<)!!

西側…遠くに青く見える稜線は、北アルプスと中央アルプスかな?そして、八ヶ岳の主要な登山口の一つ「美濃戸口」方面を一望できます(^^♪。

北側…硫黄岳へと続く稜線です。夏場は、道中で高山植物の女王と呼ばれる「コマクサ」の群生地があることでも有名です。

では、横岳(奥の院)2,830m登頂!
標識では2,829mとなっていますが、ヤマレコに記載されていた情報によると、、、
「長らく国土地理院地図で南隣の無名峰が横岳山頂とされていたが、2019年の更新で当ピークが山頂に変更され、標高が2830mとなった。」
という事なんだそうです。へぇ~~~~~。測量方法の違いなのか、実際の山の高さに変化があったのか、ちゃんと調べ切れてないですが、、、面白いですね。
では、山頂を満喫したので、下山です。

・・・の前に、腹減りなので、昼食です。カレーメシと、ミニどん兵衛(^^♪。
奥の院はちょっと狭いので、三叉峰に戻る途中、端っこのスペースで湯を沸かします。
動いていると暑いですが、座ってお湯が沸くのを待っていると流石に肌寒いです。ウインドブレーカーを羽織ります。。。そういえば、稜線に出てもほとんど風が無かったです。本当に穏やかで良い天気です(^^♪。

奥の院を眺めながら。最高です(^^♪。
食後、三叉峰から少し赤岳の方へ行った稜線上(本当に少し。100m位。)で、珍しい高山植物「ウルップソウ」のつぼみがあったという情報を他の登山者から聞き、見に行きました。

これ↑です。
少し時期が早くて花は咲いてなかったですが、後一週間位で、真中のドリルみたいな場所が青いキレイな花になるはず。う~ん、おしい(/ω\)。
あいにく、花の現物を見た事がないので、写真がありません。気になる方はググってみて(^^ゞ。
下山/奥の院~杣添尾根登山口(2時間55分)
下山はピストンだったので割愛しますが、ずっと急坂なので気を使いながら下りました。
駐車場に着いたのは15:00位でした。
まとめ
山頂に一番近い登山ルートですが、それでもほぼ一日使いますね。
本来、八ヶ岳核心部は一泊のコースが普通なので、日帰りで無理なく行けるこのルートは貴重!日帰りで山深い、あんな景色を拝めるのですから、こんな嬉しいことはないですよ(>_<)。
そして、残雪があったとはいえ、気温も丁度良く、終始気持ちの良い山行でした(^^♪。運が良かったですねぇ。
・・・八ヶ岳の記事では、いつも書いていますが、いつか八ヶ岳の主要ピークは制覇したいです(;´・ω・)。ではまたーー。
