旅先で、タオルの代わりに手ぬぐいを使うのがオススメだよ!という話です。

手ぬぐいとタオルの違い
手ぬぐいとタオルの素材は同じコットン(綿)です。織り方の違いで分けられています。
手ぬぐいとタオルを比べると一長一短あるので、その違いを理解すれば、ケースに合った使い方が出来ると思います。
手ぬぐいのメリット
- 収納力が高い・・・同じサイズのものだと、厚さが1/3位になります。
- 軽い・・・同じサイズで、重さは約半分。
- 乾きやすい・・・ 一般的なタオルの2倍位早く乾きます。
- デザイン・・・色鮮やかで柄も面白いものが多いです。
薄くて軽いのでコンパクトに持ち運べます。旅先でも乾かして再利用が可能なので、枚数を減らせます。旅行や登山等、荷物を減らしたい場面に適していると思います。また、少数派のはずなので温泉等で若干「通」ぶれます。
タオルのメリット
- 吸水力が高い
- 柔らかく肌触りが良い
手ぬぐいより厚みがあり嵩張りますが、その分、吸水力と肌触りが良いです。家庭内での使用等、重さや収納が不利にならない場合は、手ぬぐいより実用性が高いと思います。
手ぬぐいとタオルのサイズ

サイズは様々ありますが、一般的なもので比べると幅、長さはほぼ同じです。写真のタオルはフェイスタオルで、80cm×33cm。手ぬぐいは90cm×33cmです。

同じ回数(3回)畳んだものです。タオルはふっくらしているのがメリットですが、逆に嵩張るというデメリットにもなります。大体3倍の差がありました。プレスの仕方で誤差が大きそうですが、タオル1.5cm、手ぬぐい0.5cm
ちなみに重さはタオル63g。手ぬぐい36g。
手ぬぐいのススメ

みなさんは銭湯や温泉に行くことがあるでしょうか?
私は遊びに行くとき、自然豊かな場所に行くことが多く、大抵、目的地の近くに温泉があったりするんですよね。アウトドア系のアクティビティの後、疲れを癒す温泉は最高です。つい、探して寄ってしまいます。

ということで、どこかに出かける時はお風呂セット持参が癖になっています。
ですが、キャンプや登山が主流の私。しかも移動手段はバイク。荷物は少しでも減らしたい。軽くしたい。
でも、あれもしたい、これもしたいでアイテムは増えていくばかり。
そんなこともあり、荷物の見直しの一つで、お風呂セットのタオルを手ぬぐいにしてみました。
手ぬぐいを使ってみて

お風呂用として用意した手ぬぐいでしたが、登山やキャンプでも、すこぶる相性が良かったです。汗を拭いたり、手を洗った後のハンカチ代わり、使ったことは無いですが包帯代わりにもなりそうです。
それらはタオルでもいいのですが、手ぬぐいは圧倒的に嵩張らない!
さっと拭く為に、携帯性能というのは、結構重要です。
そして、乾きやすい!その理由は、単純に「薄い」という他に、手ぬぐいの端が切りっぱなしになっていることです。

手ぬぐいの端は切りっぱなしになっています。このため、水分がちゃんと「抜けて」行くので、乾きが早いです。

タオルは端がしっかりと織り込まれているので、水分が抜けず、乾きにくい(保水性が高いとも言えますが)です。
ただし、この切りっぱなし部分、洗濯すると「ほつれて」きてしまいます。これは構造上仕方ないので、ほつれた部分はハサミで切ってしまいましょう(間違っても力任せに引きちぎろうとしないように)。
面倒かもしれませんが、育てる楽しみがあるとも言えます。数回繰り返せばほつれなくなってきます。
ちょっと濡らしてもすぐに乾くのは、アウトドアにおいてはかなりのメリットだと思っています。例えば、汗を拭くとき、いつも湿っているよりは乾いている方が気持ちいいですよね。例えば、体が濡れていると体温を奪われますが、乾いた手ぬぐいがあればすぐに拭けます。
また、体温保持とは逆ですが、夏場は濡らして首に巻くとかなり涼しいです。すぐ乾く分、気化熱で熱を持って行ってくれるんですね。使い道は色々です。
そして、多様なデザインが楽しいです。

タオルよりも染めやすいんでしょうね。デザインはタオルより細かいものが多い気がします。
観光地として有名な山等では、オリジナルデザインの手ぬぐいが売っていたりして楽しめます。富士山とか立山とか。道の駅でもよく見ますね。
これらをタオル代わりに持って温泉に行くと、ちょっと気分が上がります。そしてちょっと「通」っぽくないですか?
まとめ
アウトドアにおいて、乾きにくい素材のコットン(綿)はタブー扱いされていることがありますが、手ぬぐいだけは別です。
むしろ「アウトドア用タオル」と言ってもいい位の性能です。
いつも使っているアウターのポケットにフェイスタオルを入れて見て下さい。ちょっと無理がないですか?手ぬぐいならハンカチ感覚で入れられますよ。ぜひ試してみる価値はあると思います。ではまたーー。