
三渓園概要
国指定名勝の庭園「三渓園」に行って来ました。
こちらには国の重要文化財建造物10棟、横浜市指定有形文化財建造物3棟を含め、17棟の建築物があります(詳しくはこちら。三渓園H.P.に飛びます)。
それら建築物と、実業家で茶人の原三溪によって作られた日本庭園、四季を彩る花々がとてもキレイなところです。
住所:神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1 (地図)
Tel :045-621-0634
開園時間:9時~17時(入園は閉園の30分前まで)
休園日:12月29日、30日、31日
入園料:下記参照
大人(高校生以上) | 700円 (600円) |
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こども(小学生・中学生) | 200円 (100円) |
横浜市内在住65歳以上 (濱ともカードをご提示ください) | 200円 |
( )内は、団体料金(10名以上)です。
駐車場:下記参照
乗用車 | 最初の2時間500円、以降30分毎100円 当日最大1,000円 |
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バス | 駐車時間に制限なく、1利用につき1,000円 |
※バイクは券売所の前に無料駐車できました。
各種サービス
- 車いすの貸し出し(無料):正門、南門に用意があります。
- コインロッカー(有料):正門受付そばに用意があります。1回の利用(小)100円、(大)200円です。
- ガイドボランティア(無料):三溪園の見所をご案内します。
※詳しくはH.P.も参照して下さい。
園内写真
敷地は約17.5ha。
H.P.によりますと、通常一回りする所要時間は90~120分位だそうです。私は写真撮りながらゆっくり回ったので、約3時間かかりました。
時期は2月も後半に差し掛かった頃。四季折々の景色を見せてくれる三渓園ですが、この時期は「梅の花」が見頃です。
梅の花が目当てではありましたが、園そのものの景色と、園内の古建築も非常に見ごたえがありました。
入口~外苑①

入口の脇に券売所があります。料金を払って入園券をもらいます。

正門門柱。味のある看板です。

門を通り、スタッフに入園券を渡します。入口すぐのところにパンフレットが各言語で置かれています。園内は広いので地図代わりにもらっておきましょう。

有料ですが、ロッカーがあります。不要な荷物は預けて身軽に動けます。

入口の左手側には大池が。池の向こう、高台にはシンボル的な三重塔が見えます。池に浮かんでいる木舟が良いですね。

キレイに整備された庭園を歩いて行きます。外苑を道なりに。

横浜市指定有形文化財。この三渓園を造り上げた原三渓という人が、住まいとして建てたものです。明治35年建築。

三渓記念館が見えてきます。
こちらには管理室もあり、ガイドボランティアも定時で行われています。
※記事投稿時、新型コロナウィルス対策で定時ガイドは見合わせになっていました。


お土産屋や、茶席、資料館。 資料館は撮影禁止でしたが、無料で閲覧できます。
内苑エリア
ここから「内苑」と呼ばれているエリアへ。原家の私庭として使用されていたそうです。





臨春閣は保存のため、大部分を改修工事中。耐震補強工事も行っています。

内苑も、とても繊細なつくりの庭です。山やキャンプ場も好きですけど、こういうのもまた。。いいです。。。。



すごい細工ですねぇ。




落ち着く景色です。平日だったので、それ程混雑も無く。




椿の花や、

水仙。冬でも、所々で花々を見かけます。



海岸門を出ると内苑は終わりです。門の周りには猫が何匹もいました。だからどうだこうだ言うわけではないのですが。
外苑②

ちょっと登り、南の高台へ。


展望台からは海を臨めるのですが、正直、木立が多くてそれ程では・・・(笑)。

外苑高台にはこの庭園のランドマーク、三重塔があります。
室町時代の康正3年・1457年に建てられた、園内の建造物中、最も古い建物。パンフレットによると、現在、関東地方にある木造の塔では最古。

塔のある高台からは、園の大池を見下ろせます。園のすぐ外に広がる横浜の街並みに違和感を感じる程、別世界ですね。ここは。


高台から降りると、 林洞庵という茶室と、初音茶屋が見えてきます。初音茶屋では、温かい麦茶が無料で頂けます。期間限定のはず。

初音茶屋では囲炉裏が。寒い日に温かい麦茶を飲みながら。

大池の方には茶屋が数軒並んでいます。

和みます。ちょっと足を休めます。


池から初音茶屋への間にある梅の花が一番キレイでした。たまたま、着物の人がカメラマンを連れて撮影していました。絵になりますね。

初音茶屋を再び越えたところには、水仙が沢山。


そして、水仙の上を、這うように枝を伸ばしている「臥竜梅」。正に竜が這うが如し!ですかね?


外苑にも、重要文化財など、貴重な建物だらけです。

園内に、食事処もあります。


大池前の茶屋でも食事はとれますが、こちらでも。上の写真は以前来た時のもので、この日は寄らなかったのですが、どれも美味しかったですよ。席によっては庭園を眺めながら食事できます!
旧矢箆原家住宅

ここも重要文化財です。外苑にある古建築の一つです。園内の歴史的建造物の中で唯一、内部を見学ができます。開放時間は9:00~16:00。

かやぶき屋根の「合掌造り」です。かの有名な「白川郷」から移築したそうです。

裏には薪が。焚き火好きは大興奮です(笑)。

屋内は土足厳禁です。日本家屋なので当然です。

靴箱の横から上階に上がれます。天窓からの光の入り方が絶妙でしたね。



階上には農具などが展示されています。
ひぐらしの祭具殿を思わせます。足音がずれて聞こえてきそう(笑)。白川郷だけに?
意味が分からない人は、ごめんなさい、ごめんなさい・・・。「ひぐらしのなく頃に」というアニメやゲームが分かる人に聞いてね。

1階はこんな感じです。


奥の囲炉裏では毎日薪がくべられているそうです。数名、カメラを片手に暖まっていましたね。


外からもいい雰囲気です。
まとめ
こういうところはいいですね。「大自然」のようなところはもちろん好きなのですが、人の手が加えられた自然というのも、おもしろいものです。
細かく見るとまだまだ見所あると思うのですが・・・。
ぜひカメラを持って行ってみて下さい!オススメです。ではまたーー。


夏の早朝には「蓮」が咲きます。春の桜、秋の紅葉、どの時期も見ごたえがあるところなので、一番興味ある時期に合わせて訪ねてみて下さい!
追記


桜が咲く時期には、ライトアップも行われます。三重塔とのコラボがキレイ(^^)/。