8月後半。平日。概ね晴れでしたが、雲も出たり出なかったり。整地がとても行き届いているので「ハイヒールでも登れる」というキャッチコピーを持つ山なのですが、果たして・・・!?

北アルプスについて

日本アルプスは3つあります。北アルプス、中央アルプス、南アルプス。

本州中央部、富山、岐阜、長野の三県、一部新潟県にもかかる長大な山脈が北アルプス(飛騨山脈)です。

最高峰の奥穂高岳(標高3,190m)を筆頭に3000メートル級の山々が連なる山脈であり、高山帯にしか見られない景色や高山植物などを求め、多くの登山客が訪れます。

反面、南や中央アルプスと比べて浸食が進んでおり、急峻な山容が多く、日本屈指の難易度である「大キレット」など、難所も多い山域です。

乗鞍岳について

日本百名山。岐阜県と長野県の県境に位置する乗鞍岳は、広大な裾野を持つ大きな山で、北アルプスの南端に位置します。

乗鞍岳は南北に長大な23もの山峰が連なりますが、登山道があって登ることができるのはその一部です。その23座の最高峰は「剣ヶ峰」で、3,026mです。

標高2702mにある乗鞍岳登山口の「畳平」まで、バスでアクセスできるので、3,000m級でありながら、バスターミナルから剣ヶ峰まで、1時間半程で登頂可能な、珍しい山です。

活火山ですが、今のところ静穏な状況で、噴火の兆候はみられません。 噴火警戒レベル1です。

画像:気象庁H.P.より。

アクセス

※記事掲載時の情報です。

畳平へのルートは大きく分けて2通り。岐阜県側からだと「乗鞍スカイライン」、長野県側からだと「乗鞍エコーライン」を使うルートです。

どちらも、乗鞍岳の登山口がある「畳平」までは、車両規制があるため、マイカーでは辿り着けません!

車は途中の駐車場に停め、畳平へはシャトルバスか、タクシーで向かう事になります。

畳平行きシャトルバスに乗り換えられて、マイカーを駐車できる、代表的な駐車場を以下に挙げておきます。

他にも駐車場の選択肢はありますが、詳しくは各H.P.も参照して下さい。

岐阜県側「乗鞍スカイライン」

乗鞍スカイラインH.P.

マイカーで行ける駐車場は「ほおのき平駐車場(地図)」です。

長野県側「乗鞍エコーライン」

「公式」乗鞍エコーライン&乗鞍岳H.P./”アクセス”のページ

マイカーで行ける駐車場は「乗鞍観光センター駐車場(地図です。


なんだかんだ、畳平へのアクセスは困難です。

そのため、東京方面から、早い時間に畳平へ到着したい場合、前泊か、夜中に移動する必要があります。

方法としては、、、

  1. マイカーで乗鞍観光センター駐車場などのバスターミナルへ
  2. 電車で新島々駅へ行き、前泊する
  3. 深夜バスで新島々駅に行き、バスを待つ

の3択になります。

※その他の選択として・・・
「4.畳平で泊まる(銀嶺荘/H.P.など)」という方法もあります。
また、朝日に間に合う時間に出るバス「5.御来光バス」というのもあるのですが、当分の間運休らしいです。

私は今回、深夜バスを利用してアクセスしましたので、その時のルートを例として↓。

東京方面から深夜バス~シャトルバスを乗り継ぐ場合の例

高速バスの予約はこちら⇒高速バスドットコムH.P.

新宿⇒(深夜・高速バス)⇒新島々バスターミナル⇒(シャトルバス)⇒乗鞍高原観光センター⇒(シャトルバス)⇒畳平

というルートです。実際に乗り継いだバスの発着時間がこちら↓。

往路の「新島々」では2時間近く、バス待ちの時間が発生してしまいますので、ご注意下さい。

これは、私がミスった訳では無く、そういうものです(笑)。

帰りの時間も、参考までに↑(^^ゞ。

高速バスで帰る前提ですが、畳平を13:05に発てば、あまり遅くなり過ぎない時間に新宿に着けます。

バスを乗り継ぎ、畳平まで

新島々駅~

新宿から深夜の高速バスに乗り、新島々バスターミナルに到着。。。深夜バス…あんまり眠れなかったなぁ(/ω\)。

首枕、耳栓、アイマスクと、完全装備で挑んだのですが、、、慣れですかね?

・・・到着の時刻はAM4:15。ここを出発するバスがAM6:05。約2時間、ここで待ちます( ゚Д゚)!

ちなみに、新宿からの高速バス代金は(時期によって変わったりしますが)往復で約2万円弱でした。

ここは、松本電鉄上高地線の終点駅でもあります。新幹線が停まる松本駅から繋がる路線なので、電車組もここに来ることになると思います。

多分、その電車組でしょう。。。地面にマットと寝袋で寝ているのが分かりますか?

終電で来て、バスを寝ながら待っている状態だと思います。

宿泊装備っぽいので、乗鞍岳ではなく、上高地に行く人でしょうね(ここからは上高地にも行けます)。

近くに宿泊可能な宿もありますが、旅費を浮かすためです。早朝から活動する事が多い「登山」では良くある事で、ステーションビバークとか言われています(;´・ω・)。

登山口へのターミナル駅は理解がある(と思いたい)ようですが、グレーな行為ではあるので、周りに迷惑が掛からないようにしたいですね。

さて、駅内にはこんな休憩室があります。24時間開いています。私はここでバスを待とう!(トイレもあるので、用を足しておきましょう!)

ちなみに、道に出て右に行くと、徒歩数分の距離にコンビニがあるので、ここで補給が可能です。

私も、朝食を購入。

朝焼けがたまりませんな。

AM5:30位になると、駅の管理室が開き、切符が買えます。

「鈴蘭(乗鞍高原観光センター)」行きを買います。往復で2,700円です。現金しか使えないので注意!!

バスが来ました!!駅にはたくさんの登山客がいましたが、私以外、全員上高地行き(^^ゞ。

鈴蘭行きは私だけでした( ゚Д゚)!やっぱりマイカーで行くのが一般的みたいですね(笑)。

乗鞍高原観光センター~畳平

AM6:52、乗鞍観光センターに到着!!駐車場には、登山客の車がたくさん!!ここまでのバスは、ほぼ貸し切り状態だったので、ちょっと不安でした(笑)。

さて、AM7:00に次のバスに乗り換えるので、ゆっくりできません(^^ゞ。

あまり見て回る事ができませんでしたが、お店もあるんですよねぇ。

乗鞍高原観光センターH.P.


ちょっと脱線。ここには、面白いサービスがありました。レンタルE-bike

乗鞍高原観光センターH.P./レンタルE-bike紹介ページ

これから向かう畳平は自転車で行ける日本最高標高地点です!自転車乗りにとっては聖地です(^^♪。

普通のマウンテンバイクなどで行くと、なかなかキツイ道のりなのですが、ここでは電動補助付きの自転車を借りられます(;´・ω・)!

自転車初心者でも、比較的楽に乗鞍高原のサイクリングを楽しめるので、これはいつか体験したいですね(^^)/。


シャトルバス案内所があるので、ここで切符を購入します。

こちらはクレジットカードが使えました(^^)/。往復3,400円。

バス代合計、おおよそ25,000円かぁ。高いか安いかは、あなた次第(笑)・・・まあ、安くは無いよね(/ω\)。

さて、出発です(^^♪。畳平まで、約50分。窓からの景色を楽しみます!一番前の席に陣取りました!

やっぱり、自転車の方を何度も見かけました( ゚Д゚)!

うほー、いい天気です(^^)/。ここは、スキー場でもあるので、リフトが見えますね。

段々と近づきます!

見えた~!!

AM7:50…新宿からバスを乗り継ぎ、約9時間(;´・ω・)!来たぞぉ!さぁ、登るぜぇ(>_<)!

キリが良いので、一旦終了。次回へ続く!ではまたーー。