
10月末。北関東の標高が高い所ですと、紅葉が見頃です。紅葉狩りで近場まで来たので、やはり寄って行きたい「伊香保温泉」!!
温泉に浸かっている間に日が暮れ、ライトアップがキレイでした(^^)/。
伊香保温泉について
草津温泉と合わせて、群馬県を代表する温泉地です!
下記青字、「伊香保づくし」より、コピペ。
標高約700m付近、榛名山の中腹に位置しています。湯縁起では垂仁天皇(すいにんてんのう)の時代に開かれたという説と、天平時代の僧、行基によって発見されたという説が伝えられています。どちらにしても南北朝時代の書物にすでに温泉が湧き出ていると書かれているのですから、本当に古くからある温泉なのです。
また、万葉の時代、「伊香保」は今の榛名山一帯を指していたようで、多くの歌が詠まれてきました。「万葉集」巻14の東歌の中で、上野国(群馬県)の部には「伊香保」に関する歌が25首中、9首詠まれており、歴史の古さを物語っています。
ところで、イカホの名前の由来ですが、その語源は、アイヌ語のイカホップ(たぎる湯)からきているとか、上州名物のイカヅチ(雷)と、燃える火(ホ)と関連がある等と伝えられています。
400年以上の歴史を刻み、湯の町を眺めてきた石段坂。伊香保温泉の中心地は石段街とも呼ばれ、石段をはさんで両側に旅館やホテル、みやげ物屋が並んでいます。この町並みの始まりは、天正4年(1576)にさかのぼります。代々伊香保に在し、上杉氏やがては武田氏の配下にあった木暮下総守祐利ら(後の伊香保温泉共同体成立の推進者にして大屋となる人達)が、傾斜地を活用して温泉街を造成したのが湯の街の始まりとされています。
石段の町は、当時としては時代の最先端だったはずです。長篠の合戦の後、武田方が傷を負った武士たちの治療のために造られたものともいわれ、そうであれば、石段街は日本初の温泉リゾート都市計画に基づいて造られた街といえます。現在の石段は昭和55年からの5年間で、天正以来の大改修が行われたもので、御影石が敷かれています。
黄金の湯と白金の湯
下記赤字、「伊香保づくし」より、コピペ。
伊香保温泉には湯の色が特徴の『黄金の湯』と無色透明な『白銀の湯』があります。もともとは黄金の湯で、湯の中に含まれる鉄分が空気に触れ、酸化して独特の茶褐色になっていきます。刺激が少なく、肌に柔らかな湯のため、伊香保温泉は療養や静養の地として多くの人を癒してきました。また特に体を芯から温め血行を促すとして女性に優しい『子宝の湯』として知られてきました。
また平成8年に伊香保温泉事業協同組合の設立により、無色透明で豊富な湯量を誇る『白銀の湯』が利用され始め今に至っています。

アクセス
伊香保温泉石段街の住所:群馬県渋川市伊香保町伊香保76−5(地図)
【マイカー】
石段街の周囲に、駐車場がいくつかありますので、そちらに駐車します。シーズン中は非常に混雑しますので、駐車場難民になりやすいです(^^ゞ。
バイクは停められない駐車場が多く、途方にくれましたが(笑)、下記の駐車場に停められました。
徳冨蘆花記念文学館駐車場(P1)館 駐車場(地図)


↑こちらに周辺の駐車場情報が載っていますので、参考になります↑
【公共交通機関】
こちら↓のページが分かりやすかったです。
伊香保温泉の散策
石段アルウィン公園~石段街~伊香保神社~河鹿橋~伊香保露天風呂~
~折り返してライトアップの時間~
河鹿橋~石段街~石段の湯~石段アルウィン公園
という経路で散策しました(^^♪。
石段アルウィン公園

石段街の入口です。バス停、情報コーナー、トイレもあります。

「伝説の走り屋たちの聖地をめぐろう!」「頭文字D」の聖地です!!

↑こんなマンホールも、途中にありました。。。腐っている人が好きそう!?
他のデザインもあるみたいです。気になる人は探してみましょう!
…個人的には「ヤマノススメ」の聖地というイメージの方が強いです(笑)。

石段街に繋がる階段の中央には、、、

温泉が流れています(^^)/。いかにも温泉街に来た!!という感じで良いですね。
石段街

アルウィン公園の階段を登った先から、石段街の石段が始まります。
365段の石段

石段の段数は「365段」!一年365日、この温泉街がにぎわうように、という願いが込められているそうです。
ちなみに、アルウィン公園の階段はこの365段には含まれていません。後から整備されたものだから、らしいです。

階段には「〇段/365」と、現在の段数が分かるように表示があります。
これを目安に頑張りましょう(笑)。
石段街のお店など

登りの途中で振り返るといい景色ですよ(^^)/。
さて、石段の途中には・・・

縁日にあるような(射的とか)お店や、


飲食店、お土産屋、

温泉などが両脇に並んでいて、見ているだけでも楽しめます。

特に、レトロな外観のお店が並ぶので、ノスタルジックな気分に浸れます。

途中、足湯もあるので、階段で疲れた足を癒すのもいいですね。


あと、土曜日だったので、人が多い!活気があって、本当にお祭りのようです(^^)/。

日本三大うどんの一つ、「水沢うどん」を食べられるお店もあります。
私は、ここに来る直前に「水沢うどん街道」というところで食べてきているので、スルー(笑)。

参考記事:日本三大うどんのお店が並ぶ”水沢うどん街道”~老舗の「水澤亭」~
というか、そこ↑で食べた水沢うどんが美味し過ぎて、お腹いっぱい!!
名物の、玉こんにゃく・温泉まんじゅう・焼きだんごなど、全部食べられませんでした(^^ゞ。もうね、胃が若くないんですよ。。。
干支

さて、足元を注意してみると、たまに見つかるこのレリーフ。「戌(いぬ)」。。。

「巳(へび)」。。。干支ですね。十二支、全部あるはずです。見つかりませんでしたけど(笑)。

昔、12軒の温泉宿があって、干支はその家紋のような意味だったそうです。。。その名残ですね。
石段の下を流れる黄金の湯


石段の下には、黄金の湯の源泉が流れ、小間口と呼ばれる引湯口から各旅館に分湯されているのだそうです。
所々、写真の「窓」のようなところから、足元を流れるお湯を覗けます。
この写真だと分かりずらいですけど、しっかりと流れていました(^^ゞ。
与謝野晶子の詩

与謝野晶子が伊香保に訪れた時にうたった詩が、石段に刻まれています。
以下、書きだしたものと、その説明です。(説明:伊香保温泉温泉旅館ホテルニュー伊香保 のページより)
「伊香保の街」
榛名山の一角に、段また段を成して、
羅馬時代の野外劇場の如く、
斜めに刻み附けられた 桟敷形の伊香保の街、
屋根の上に屋根、部屋の上に部屋、
すべてが温泉宿である、そして榛の若葉の光が
柔かい緑で 街全體を濡らしてゐる。
街を縦に貫く本道は 雑多の店に縁どられて、
長い長い石の階段を作り、伊香保神社の前にまで、
Hの字を無数に積み上げて、
殊更に建築家と繪師とを喜ばせる。
伊香保温泉石段街は、神社まで続く中央の石段を中心に、石段の両側を温泉宿がさじき型に並んでいました。
伊香保温泉石段街の造りがまるでローマ時代の野外劇場トリエステのようであると形容しています。
伊香保温泉石段街は、昭和55年に天正以来の大改築工事が5年にかけて行なわれ、与謝野晶子のこの歌が、石段に刻まれました。
ニュー伊香保の前身である油屋旅館は、まさにこの石段に並ぶ小さな温泉宿でした。
伊香保神社

石段の一番上に、伊香保神社があります。

365段目(^^)/。それ程キツク感じなかったのは、登山のおかげでしょうか?ちょっと誇らしい気分♪

いいや~~、めっちゃ並んでいます。
ここまで来ておいて、並ぶのが面倒くさくなり、スルー(^^ゞ。バチがあたるかしら?
御利益は、縁結び、安産子育て、家内安全、五穀豊穣、商売繁盛、病気平癒などとされています。

ちなみに、この神社を分岐として、私がこれから向かう河鹿橋方面とは別に、標高955mの「見晴らし展望台」にも行けます。
ロープウェイも出ていて、麓から簡単に来ることもできるそうです。今回は行かなかったので、説明のリンクを貼っておきます。
河鹿橋

神社から数分歩くと、河鹿橋に辿り着けます。

紅葉シーズンでは、アーチ状の紅い橋が、紅葉と共にライトアップされ、観光名所となっています。

橋の下を流れる川は、温泉ということでいいのかしら?黄金の湯と同じように、黄色く染まっています。
この温泉成分には鉄が多く含まれているため、空気に触れると黄色になるのだそうです。「黄金の湯」の名前の由来ですね。
周囲の紅葉と合わせて、とても風情があります。

到着した直後にライトアップが始まりました。

2021年の予定は下記。年毎に違うかもしれません。
【開催期間】10月26日(火)~11月14日(日)【点灯時間】午後4時30分~午後10時
【シャトルバス】ライトアップ期間中の、土曜日及び祝日に限り、石段街バスターミナルから河鹿橋までシャトルバスの運行をしています。
じっくりと見たいのですが、私が入りたい温泉がもうすぐ閉店時間なので、先に温泉へ。
伊香保露天風呂
河鹿橋から、目的の露天風呂までの途中に、温泉が飲める場所(伊香保温泉飲泉所)があります。


飲めるのですが、先述の通り、温泉には鉄分が多く含まれていますので、鉄の匂いと味が強いです。
端的に言うと、超不味いです(^^ゞ。でも、体には良いとされていますから。

河鹿橋から歩きで数分。到着です。

伊香保温泉露天風呂です!

この風呂の入口の正面に、温泉の噴出口があります。

こんこんと湧き出る温泉(^^♪。そうです、この露天風呂は、源泉に一番近いんです!

さあ、券売機で入浴券を買い、、、

入浴です(^^)/。
【営業時間】
4月~9月 9:00~18:00 ※最終入場17:30 まで
10月~3月 10:00~18:00 ※最終入場17:30 まで
定休日 第1・第3木曜日 ※祝日の場合は営業。8月は無休。
【料金】
大人450円、子供200円
【注意事項】
黄金の湯です。露天風呂のみ。洗い場が無いので、体を洗う事はできません。石鹸などの利用も不可。かけ湯をして入浴します。
詳しくは下記リンク。

あつ湯とぬる湯の、2つの湯船があります。各湯船、4~5人入ると多分キツイ位です。
ロッカーが目の前。壁などで分かれていないので、脱衣もこの場で。
あつ湯がとても良い湯加減でした。それ程熱くない(笑)。
ぬる湯はスーパー銭湯の炭酸泉位の湯温だった気がします(伝わらないかな(^^ゞ)。ずっと入っていられる温度ですね。
いい湯でした!!
石段の湯
露天風呂を出た頃に日が暮れ始め、ライトアップされた河鹿橋や石段街を楽しみながら、来た道を戻りました(後述)。
露天の後、汗をかいたわけでは無いのですが、露天風呂では体を洗えていないので、温泉を”はしご”(笑)。


基本情報は、↑の写真と、下記リンクを参照です。
こちらも黄金の湯です。どうせなら白金の湯に入った方が良かったかしら?(^^ゞ。
源泉近くの露天風呂と比べてどうか?と比較するつもりだったのですが、正直良く分かりません。
どっちも良い湯(^^)/。………参考にならない。すみません(^^ゞ。分かる人は違いが分かるんでしょうね。
さて、石段の湯は、内湯のみ。脱衣所もあり、石鹸なども使えるので、しっかり体を洗えます!!
この日は榛名富士を登ったり(※)して、汗をかいたので、さっぱりしました!!
ここは石段の結構下の方なので、石段街を散策して、最後に寄るには丁度良いです!
ライトアップ
日が暮れるとライトアップがされ、また違う雰囲気に(^^)/。

もっとガッツリと写真を撮りたかったんですが、人が多すぎて断念。でもすごいキレイ(^^)/。

日が暮れても観光客は減らず、活気が続いていました。


黄金の湯がライトで金色に光ります(^^♪。
まとめ
伊香保温泉の黄金の湯は、塩化物泉と言われる温泉です。
「熱の湯」「温まりの湯」ともいわれ、塩の成分が皮膚に膜をつくり、皮膚からの汗の蒸発を防ぐので、保温効果が高く、湯冷めしにくいのだそうです。
石段の湯に入った後、バイクで帰宅だったのですが、1時間位はずっと体がポカポカでした(^^)/(もちろん、入浴後、汗が引く程度の休憩はとりました)。
さすがに関東で指折りの温泉ですね。何だか健康になった気がします(笑)。ではまたーー。