1月4日。東京都23区の最高峰「愛宕山」の山頂、”出世の石段”で有名な「愛宕神社」に、初詣に行って来ました(^^)/。

愛宕神社へのアクセス

住所:東京都港区愛宕1丁目5−3(地図

画像:愛宕神社H.P.より
  • 東京メトロ日比谷線「神谷町駅」より徒歩5分
  • 東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」より徒歩5分
  • 東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」より徒歩8分
  • 都営三田線「御成門駅」より徒歩8分
  • JR「新橋駅」より徒歩20分
  • 都営バス 渋88(新橋駅~渋谷駅)「虎ノ門三丁目」下車
  • 東急バス 東98(東京駅南口~等々力)「愛宕山下」下車

愛宕山と愛宕神社について

東京都で一番高い山は「雲取山(2,017m)」ですが、、、23区内に限定すると、その最高峰は「愛宕山(25.7m)」になるそうです。

この「23区内最高峰」というのは、自然地形でなおかつ“山”と言われるものです。新宿区の箱根山は44.6mですが、こちらは人造のため、自然地形では愛宕山が23区内で一番高いということになります。

25.7mというと、ビルの8~9階に相当します。周囲のビルの方がよっぽど高いです(笑)。

現在は虎ノ門ヒルズ(地上52階)などの高層ビルに囲まれていますが、かつては山頂からの景色が素晴らしい山だったそうです。

そして、その愛宕山の頂上に鎮座する神社が、愛宕神社です。

愛宕神社H.P.

由来・歴史など、詳しくはH.P.参照してみて下さい。

主祭神は火産霊命(ほむすびのみこと)〈火の神〉。火の神ということで、御利益は火に関することや、防火・防災をはじめ、印刷・コンピュータ関係、商売繁昌、恋愛、結婚、縁結びも。

大鳥居からの「出世の石段(男坂)」が有名です(^^)/。

出世の石段

愛宕神社正面にある、急な石段は「出世の石段」と呼ばれています。

段数は86段。斜度は40度もあるそうです!!

その由来は講談で有名な「寛永三馬術」の中の曲垣平九郎(まがき・へいくろう)の故事にちなみます。

下記青字、神社H.P.よりコピペした、故事の内容です。

時は寛永11年、江戸三代将軍、家光公が将軍家の菩提寺である芝の増上寺にご参詣のお帰りに、ここ愛宕神社の下を通りました。
折しも春、愛宕山には源平の梅が満開。家光公は、その梅を目にされ、 「誰か、馬にてあの梅を取って参れ!」と命ぜられました。
しかしこの愛宕山の石段はとても急勾配。歩いてのぼり降りをするのすら、ちょっと勇気が必要なのに、馬でこの石段をのぼって梅を取ってくることなど、とてもできそうにありません。
下手すれば、よくて重傷、悪ければ命を落としそう。家臣たちは、みな一様に下を向いております。
家光公は、みるみる機嫌が悪くなり、もう少したてば、怒りバクハツ!というそのときに、この石段をパカッ、パカッ、パカッとのぼりはじめた者がおりました。家光公。その者の顔に見覚えがありません。

「あの者は誰だ」
近習の臣に知る者はありません。
「おそれながら」
「おう」
「あの者は四国丸亀藩の家臣で曲垣平九郎(まがき・へいくろう)と申す者でございます」
「そうか。この泰平の世に馬術の稽古怠りなきこと、まことにあっぱれである」
平九郎は見事、山上の梅を手折り、馬にて石段をのぼり降りし、家光公に梅を献上いたしました。
平九郎は家光公より「日本一の馬術の名人」と讃えられ、その名は一日にして全国にとどろいたと伝えられております。

…この石段で上司のパワハラ無茶ぶりに見事に応えて見せた人が、めっちゃスピード出世した、という話です(^^)/。

この故事から、この石段を登ると出世の運気が上がる、という、パワースポットとされています。


あと、出世の石段目当てで参拝するなら、これは是非覚えておいて下さい。

出世の石段を登ると運気が上がりますが、帰りに下ると、せっかく上がった運気が下がってしまうそうです。

登りは出世の石段、下りは別ルートを使うことをオススメします!

愛宕山の登山ルート

画像:GoogleMAPを利用

いくつかの登山ルート(?)があるので以下、紹介します(^^)/。

愛宕神社車道

その名の通り「車道」で、車で登ることが出来ますが、一般の方が停められる駐車場は、上に無いです(^^ゞ。車で来る場合は、周辺の駐車場を利用します。

歩いて登ることもできます。「愛宕新坂」という名前もあります。

西参道の階段

愛宕隧道(あたごすいどう)の西側から登れる階段です。

すれ違うのがギリギリの狭い階段です。登り切ると、愛宕神社車道の終点辺りに出ます。

ちなみに、このトンネルは「東京23区内で唯一の索道(さくどう)」です(^^)/。

愛宕山エレベーター

愛宕隧道の東側にあります。エレベーターで楽々登頂(笑)。階段も併設されています。

大鳥居

神社正面の大鳥居からは、先述の「出世の石段」が山頂へ繋がっています。

この出世の石段は「男坂」です。写真だと分かりずらいですが、男坂の脇から、もう少し斜度がなだらかな「女坂」もあります。

画像:愛宕神社H.P.より

男坂を登り切った右側には「三角点」があります。見逃さないようにしましょう!!私は見逃しました(笑)。

参拝

画像:愛宕神社H.P.の画像を利用

いくつかの登山ルートがありますが、私は「出世の石段」を登りました。まぁ、せっかくなんで(^^ゞ。

登り切ると写真↑の「一の鳥居」があります。めっちゃ参拝客が並んでいます。

いやぁ、眩暈がしそうです、、、この行列(^^ゞ。行列の最後尾はどこだ???

最後尾は神社の隣、NHK放送博物館の付近まで伸びていました。「最後尾」のプラカードを持った係員におおよその待ち時間を聞くと「約2時間」と教えてくれました(^^)/。。。

この日は1月4日。まあ、並ぶだろうとは予想していましたが、、、三が日を過ぎていたので、もう少し人が少ないかと思っていました、、、甘かったです(^^ゞ。

仕事初めの会社が多い日なので、同僚と誘い合わせて参拝に来る方が多いそうです。仕事関連の御利益があるとされる神社ですし。

元日は、大洗磯前神社で参列者の大行列を見て、諦めて帰ったのですが(※)、この日は、この後予定無かったので、頑張って並ぶことにしました(笑)。

※参考記事:茨城県”大洗 磯前神社”の初日の出スポット「神磯の鳥居」~撮れ高不足~

並びながら、境内を散策(笑)。

将軍梅。「出世の石段の故事」に出てくる、将軍に献上された梅です。梅の枝を折っちゃダメでしょ(^^ゞ。

手水舎(作法)でお清め。冷たい!!手が…手がぁ!!

丹塗の門までもう少し。ここをくぐると、社殿は目の前です。

招き石。丹塗の門をくぐってすぐの左手にあります。この石をなでると福が身につくといいます。

社殿に到着!2時間半かかりました(^^ゞ。ようやっと参拝できました。みなさん並んでいるので、社殿の写真を立ち止まって撮っていると怒られそう(笑)。粛々とお賽銭⇒二礼二拍手一礼。。。ありがとうございます。。。

社殿の右側には社務所があります。各種お守りや御朱印など。

私はおみくじをひかせてもらいました(^^)/。だるまおみくじ(500円)。

吉でした(^^♪。旅行~さわりなし。よろし。

まとめ

標高が低いので登山感はあまり無いですが、東京23区最高峰登頂!!ということで、ちょっと達成感も味わえます(^^♪。

そして出世もできる(?)のだから、嬉しい山ですね!

さて、2022年、楽しい一年にしたいですね!ではまたーー。