9月後半。日曜入山~山小屋のテン場で一泊。月曜下山。初めての南アルプス(^^)/。良い天気の中登れました!!

南アルプスについて

日本アルプスは3つあります。北アルプス、中央アルプス、南アルプス。

南アルプスとは、長野県から山梨県と静岡県の県境を走る赤石山脈の通称です。

訪れる人が多く、華やかな印象を持つ北アルプスと対照的に、懐深くどっしりとした山々が並びます。

北アルプスや中央アルプスと比べると観光開発が遅れており、登山口までのアプローチが長い山も多いです。スケールの大きな山々の登頂や縦走目的で中上級者の登山客が集まります。

鳳凰三山について

地蔵岳、観音岳、薬師岳の、三山の総称です。

最高峰は真ん中の観音岳で、2,840m。地蔵岳にある「オベリスク」と呼ばれる岩塔は、甲府盆地からも確認できます。

三山を繋ぐ稜線歩きでは、花崗岩の白砂とハイマツのコントラストや、眼前に広がる白根三山が印象的です。

アクセス

夜叉神峠、青木鉱泉、御座石温泉の登山口が良く利用されています。

私は、青木鉱泉から「ドンドコ沢コース」を登りましたので、以下、そのルートで話して行きます。

コース概要

山と高原地図に準じてルートを書き起こしました↑。

黄色ルートが一日目。鳳凰小屋で一泊。二日目は青のルートで、三山を縦走し、下山です。

※鳳凰小屋はテン場利用の場合でも、予約が必要です。ご注意を!予約はH.P.参照です。

鳳凰小屋H.P.

  1. 青木鉱泉~ドンドコ沢コース~鳳凰小屋(コースタイム:6時間)
  2. 鳳凰小屋~地蔵岳(1時間20分)
  3. 地蔵岳~観音岳(1時間20分)
  4. 観音岳~薬師岳(30分)
  5. 薬師岳~中道コース~青木鉱泉(3時間55分)

【コースタイム合計:13時間05分】【距離:15.5km】
【標高差登り:2,087m】【標高差下り:2,087m】

一日目

青木鉱泉~ドンドコ沢コース~鳳凰小屋(6時間)

青木鉱泉

青木鉱泉H.P.

青木鉱泉からスタートです!

ちなみに、ここまでの道、バイクで走る道としては、かなり荒れています(^^ゞ。完全にオフロード。砂利道の上、車の轍でかなりぼこぼこです。運転には注意を!!

青木鉱泉近くにもスペースがあるのですが、傾斜がキツイので、バイクは停めにくいですね。

ちょっと下に降りた場所の駐車場は平地なので、こちらの方が良さそうです。

駐車したら、青木鉱泉へ。駐車代金を払います。

ここも山小屋なので、宿泊可能です。

また、キャンプ場もありましたよぉ(^^)/。

青木鉱泉には、チップ制のトイレ(水洗でキレイ!)、、、

自販機、、、

水場もあります(^^)/。

青木鉱泉正面玄関から、向かって右へ。「駐車場受付」「お風呂入口」と書かれた看板に従います。。。そう、お風呂もあるんですよ(^^♪。下山後に入浴します!!

こちらが受付(^^♪。

値段はこんな感じ↑。受付不在でも、封筒に料金と必要事項を書いた紙をポストに投入すれば利用できます。

受付の人がいれば、料金を払うと駐車券を発行してくれるので、駐車場に戻って車やバイクの目につく場所にに貼ったりします。戻るのが面倒ですけど(^^ゞ。

諸々準備を済ましたら…青木鉱泉正面左側に、「ドンドコ沢登山道」の看板がありますので、見つけて登山道へ!

登り始めたのは、AM8:00位だったと思います。鳳凰小屋までは約6時間+休憩時間がかかる予定。鳳凰小屋にはPM2:00~3:00位に着けば良いかなぁ?

山小屋には、遅くてもPM4:00位までには着くのが良いとされています。ちょっと余裕を持って出発。

ドンドコ沢登山道~鳳凰小屋

ドンドコ沢登山道は、かなりの急登が続くので、結構大変な道です(^^ゞ。

しかも、コースタイムも長いので、基本的には一泊コース。山小屋で泊まるならまだしも、テントを担いで登るとなると、さらに体力が必要です。

私もテント泊予定なので、まあまあの荷物。なるべく荷物を削り、ベースウェイト(水や食料、ガスなどの消耗品を除いた重量)は約8kg。総重量は11kg位に抑えたので、まあ、何とか行けるんじゃないかと(^^ゞ。

大変そうですが、このコースの道中はいくつもの滝を見られるそうです。では、行ってみましょう(^^)/。

木漏れ日の中、緩やかに登り始めます。

やがて、堰堤に出ますので、その端っこを越えて行きます。

比較的平な道を抜けると、、、

急坂が始まります( ゚Д゚)!

たまに沢を越えながら、ひたすら進みます!

木々の背が高くて、あまり日の光が差し込まないのですが、汗だくなので丁度良いです(^^ゞ。

ピンク色のペンキとリボンが、登山道の道標です。辿っていきます!

南精進ヶ滝~

ひたすら急坂を登っていると、この↑看板が見えてきます。

少し、登山口から奥に行く形になりますが、展望台がありますので、見に行きます。おぉ、二段になった滝は見応えありますね( ゚Д゚)!!

それにしても急登が続きます(/ω\)。平な道がほぼ無いんですよね。

場所によっては補助のロープがあったりして、手を使ってよじ登る箇所も。

まだ、さほど寒い時期ではないですが、手の保護のために手袋もあった方が良さそうです。

私、素手で登っていたら、いつの間にか指先を切って出血していました(^^ゞ。気をつけて!

…木々に囲まれているので、暑くないのは良いのですが、基本的に展望も無く、、、黙々と登ります(;´・ω・)。

鳳凰の滝~白糸の滝~五色の滝〜

精進ヶ滝の後も、いくつか滝を見られるのですが、ほぼスルー。。。

すみません(/ω\)。。。このルート、本当に大変なんですよ。体力の限界(笑)。荷物削ってきて良かった。

いくつかある滝は、登山道から少し外れると良く見えるらしいのですが、その余裕が無くて(^^ゞ。まあ、無理する事は無いんですよ(;´・ω・)、うん!

登って行くと、鳳凰の滝への分岐がありますが、華麗にスルー(^^ゞ。

時折、湧水があり、これが嬉しい!!本当の南アルプスの天然水!!

とはいえ「生」が怖い場合、浄水器があると良いですね。

今回から、こんな↑浄水器一体のソフトボトルを使い始めました(^^)/。これ、マジで便利ですね。こういった湧水や、沢の水を恐れずに飲めるので、持ち運ぶ飲料の節約になりました。

白糸の滝…かな?ちょっと遠目で拝みました(笑)。

やがて、五色の滝への分岐です。

滝へは…下るなぁ。という事は戻りは登りだもんなぁ。。。

ここも、ちょっと遠くから眺めるだけにしました。

う~ん、もっと体を鍛えよう(^^ゞ。

時刻はお昼過ぎ。この分岐は少し広場になっているので、昼食にしました。

お昼はモンベルの「五目リゾッタ」。お湯を入れて3分で食べられます(^^)/。

時間短縮の為、熱湯を保温ボトルに入れてきました。わざわざお湯を沸かさないで良いので、オススメの時短テクニックです(^^♪。

さて、腹も膨れて、再開です(^^)/。

相変わらずの急坂を登り、林を抜けると、ドンドコ沢源流の沢歩きとなります。その直前、地蔵岳のオベリスクが見えました!!写真中央、山頂から「角」のように飛び出ている岩です(^^)/。やる気でるぜぇ!!

白い沢沿いを歩いて行きます。今まで変わり映えの無い樹林帯が続いていたので、何だか嬉しい(笑)。

ピンクのペンキでルートが指示されています。見落とさないように歩きます。

沢を抜け、再度林の中に入り、少し歩くと、、、山小屋が見えてきました(^^♪。

鳳凰小屋

鳳凰小屋H.P.

やったぁ~!到着です。本当に疲れた(;´・ω・)。

到着はPM2:30。滝をスルーしたので(^^ゞ、余裕を持って到着できました(>_<)。

受付

宿泊も可能な山小屋です。売店もあり、飲料やグッズを買えます。カップラーメンもありますが、お湯は自分で沸かす必要があります。また、宿泊者以外への食事提供はありませんのでご注意を。

では、テン場利用の受付をします。予約の名前を伝え、利用料2,000円を支払います。

山小屋のテン場利用は予約不要の場所が多いですが、こちらは完全予約制です。事前にTELで予約しておきましょう!

テン場

テン場はこんな↑感じ。日曜だったので空いていました(^^)/。

地面は比較的平で、砂地。キレイに整地されています。ペグも刺さりやすいですが、ハンマー代わりの石は無いです。

石は無いですが、山小屋で写真のようなゴム頭のハンマーを借りられますので、ペグ打ちに必要な人は有難くお借りしましょう!!

私はこちら↑に設営。ツェルトです。居住性はアレですが、やっぱり軽いのでテント泊の時はもっぱらコレにしています。シャツが汗だくでびしょびしょなので、気休め程度に乾かします(^^ゞ。

木々に囲まれているので、稜線上のテン場と比べて、風から守られていて安心感があります。

テン場のそばには、こんな↑水場。ホースから水が流れっぱなしですが、これも南アルプスの天然水!そのまま飲めます。贅沢(笑)。

水場の先にトイレがあります。洋式トイレで、いわゆるボットン(一応、足ふみ式で水が流れるタイプ)ですが、バイオ処理されているようで、驚くほど匂わない(^^)/。

山小屋の休憩所

さて、ツェルトを立て、汗だくの服を着替えたので、山小屋でちょっと休憩を。

宿泊客が多いようで、人を避けて変な写真になりましたが、、、

沢を見下ろせるテラス的な場所に木製のテーブルとイスが並びます。山小屋の宿泊客が談笑していました。

私も、こんな↑魅力的な看板を見つけたので、、、

こちらで一服(>_<)。美味い!!お酒が好きな人は缶ビールもありましたが、空き缶は基本的に持ち帰りなので、そのつもりで(^^)/。

夕飯

ゆっくりして、PM5:00頃。夕飯です。

無印良品のバターチキンカレー(^^)/。尾西のアルファ米。燻製のうずら卵です。

米もカレーも、調理はお湯を沸かすだけなので、クッカーもシェラカップだけで済みました。軽量化、軽量化(^^♪。

今回はコーヒーミルも止めて、ブレンディのインスタントで。

うん、結構豪華で良いね!!

食後、まだPM6:00位でしたが、もう寝ます(笑)。

明日はAM3:00起きの予定。AM5:00位には出発できるように、早起きです。

そうじゃなくても、めちゃくちゃ疲れたので、しっかり休まんと(;´・ω・)。

ここまでは大変でしたが、明日は待望の稜線歩き!楽しみです!!

次回に続きます。ではまたーー。