「よこさわいり」と読みます。

6月半ば。タイトル通り、ホタルが見られるということで、ウキウキで訪れました。

横沢入概要

里山とは

下記赤字:東京都環境局H.P.「里山へGO」(トップページリンク)よりコピペです。

かつて人々の暮らしの中で営まれてきた農林業によって、多様な動植物の宝庫として、また、美しい風景として引き継がれてきた場所が東京にもたくさんありました。私たちはそれらの場所を、愛着を持って「里山」と呼んでいます。

横沢入は「里山保全地域」として、人の手で環境を復元、保護している地域です。そんな自然豊かな場所なので、野生のホタルが見られる名所として知られています。

東京都環境局H.P.「里山へGO」/横沢入のページ

住所

東京都あきる野市151横沢(地図

アクセス

マイカー:里山の入口に駐車場があります。↑写真参照。あまり広くは無いですね。

電車:JR五日市線武蔵増戸駅から徒歩15分。

散策写真

ホタル目当てなので、本番は夜なのですが、日が落ちる前、下見に来た時の写真です。

ここに限った話ではないですが、ホタルの撮影スポットは、いきなり夜に来ると真っ暗でどこに行ったらいいか分かりません!そのため、日がある内に下見に来て、撮影場所のアタリは付けておきましょう!

入口

入口にある管理棟です。

管理棟の中にはベンチもあります。トイレもありましたが、閉まっていました。トイレはあまりあてにしない方がいいかもです。

「お願い」の看板。火器使用禁止、ゴミの持ち帰り、動植物等の採取禁止など、環境保護のお願いですね。自然保護地区なので、マナーは守りましょう。

子供が沢で遊んでいました(笑)。近くに自転車があったので、恐らく地元の子でしょう。近所にこういう所があるのはいいですね。

入口辺りからの写真です。遠くに見える鉄塔が逆に違和感を感じる風景です。

田園風景

キレイな田園風景が広がっています。荒れ果てた秘境のような場所では無く、人の手で整えられた「里山」です。

自然豊かな所になっていますので、街の近くでは普通見られない、動植物が見つけられます。そういったモノの観察が目当てで訪れる方も多いです(私もホタルが目当てで来たわけです)。

中にはイノシシやマムシのような注意が必要な動物にも遭遇するそうです!その点は気を付けて下さい。

地図看板

こんな看板もありました。地元の小学生が協力して作成したものだそうです。スゴイ!立派な看板ですね。

せっかくなので、この看板でホタルが良く見られる場所を説明すると、

こんな感じです。

下ノ川という場所付近ですね。

下ノ川

下ノ川の方へ。細い道へ入って行きます。夜は真っ暗です。ホタル観察の際は、懐中電灯やヘッドライトなど、足元を照らせる装備を用意しましょう。

看板がありますので、左へ。

湿地帯のようになっています。この辺ですかね。では「ここを撮影場所とする!」

里山入口付近でもホタルは見られるのですが、こちらの方が外の光が届かず、環境もより静かなので、ホタルの数も多い、と聞きました。

ホタルが良く現れる条件

横沢入はあくまでも自然の中で、野生のホタルを見られる場所です。見られない時は見られません。なので、少しでも確率を上げるための条件を調べましたので、参考にして下さい。

時期

場所によっても違いますが、関東地方の場合、
・ゲンジボタル 6月中旬
・ヘイケボタル 6月末~7月末
・ヒメボタル 6月中旬

横沢入の見頃は、6月中旬~7月上旬頃です。

ホタルが光る時間帯

ホタルが光る時間は大体3回のピークに分かれます。

・PM8時過ぎ ・AM0時頃 ・AM3時頃

この中でも、午後8時過ぎが一番活発になるそうです。

天気

雨や、強風、気温の低い日は葉っぱの影に隠れてしまいます。

ホタルが活発に飛ぶのは、蒸し暑くて風のおだやかな夜です。

ホタル観賞の注意点

先ず、大前提として、騒いだり、暴れたりはしないようにしましょう。また、捕まえたりするとホタルは弱ってしまいます。触れたりするのも避けましょう。

また、ホタルの光はか弱いです。下記のような光はホタルの光が見づらくなりますので、極力控えましょう。

  • フラッシュ
  • スマホやカメラの液晶等
  • 懐中電灯やヘッドライト

ですが、暗い場所なので、移動時は無理せずに懐中電灯などで足元だけ照らしましょう。

また「月明かり」も結構明るいので、気にするようならばなるべく新月や曇りで月が見えない時を選びましょう。

ホタルの写真

夕方の下見を終え、ホタルが光るピークの時間帯(PM8:00)まで夕食などで時間を潰しました。※ガスト五日市山田店(地図)が近くて時間調整しやすかったです。

少し早めのPM7:00頃に戻ってきました。下ノ川まで行くと、ホタルを見に来ている人がちらほら。平日でしたし、混んではいなかったです。

良かった!出てきてくれました!

キレイでした!目の前をフワフワと横切ってくれたり、とても幻想的な雰囲気でしたねぇ~。

風ほぼ無し、湿度高い(直前に通り雨)、気温微妙(25度弱位?)。条件はまあまあ良かったです。

ですが、数が少なかったですね。

6月半ばだとまだちょっと早かったのかな?数匹飛んでくれるんですが、もっとたくさん飛び回る時もあるそうなので。

若干悔しかったので、下記は合成してたくさん飛んでいるようにしてみたものです(笑)。

※記事頭の写真もコレです。

背景も調整してちょっと明るくしたんですが、まだ暗いかな?現場の雰囲気はもっと暗いんですけど、難しいですね、写真って(^^ゞ

本当にすごい時は200匹位が飛び回るそうなので、一度体験したいものです。

まとめ

とてもキレイな所です。カエルとか、タニシとか、アメンボとか、小さな動物もたくさん見られるところです。好きな方は1日かけて散策しても面白いと思います。

ホタル見られて良かった!でも、正直言ってもうちょっと期待していたんですが・・・。こういったものはタイミングと運ですからね。

ではまたーー。

おまけ【周辺観光】

東京西部は見所たくさんです。夜の撮影だったので、時間調整で色々回ってみました。下記は車やバイクなら見て回れる所なので、時間あれば行ってみて下さい!いい所ばかりです!

※この日は奥多摩湖→瀬音の湯→横沢入でした。他は過去写真です。

※所要時間は「横沢入」からの時間です。

※全て新型コロナの影響で営業等変更があるかもしれません。

釜めし なかい(車で約40分/地図

雰囲気のある古民家で、絶品の釜めしが食べられます!

参照:釜めしなかいH.P.

参考記事:奥多摩の古民家で味わう「釜めし なかい」

奥多摩湖(車で約1時間/地図

キレイな湖。ダムもあり、ダムカレーを食べられるレストランもあります!※コロナの影響で、ダムカレーは暫く提供していないそうです。

↑写真は「清流定食」。数量限定。ニジマスとヤマメのから揚げが美味しい!

「水と緑のふれあい館」の中のレストラン「カタクリの花」で食べられます。

参照:水と緑のふれあい館H.P.

もえぎの湯(車で約50分/地図

温泉施設。足湯もあります!

参照:もえぎの湯H.P.

瀬音の湯(車で約20分/地図

温泉施設です。すぐ裏の秋川渓谷、秋の紅葉の景色が有名ですね。

参照:瀬音の湯H.P.

払沢の滝(車で約20分/地図

東京都で唯一「日本の滝百選」に選ばれた名瀑!冬には「滝が凍り」ます!※駐車場から滝つぼまでは少し山道を歩きます。歩きやすい靴を。

参照:檜原村・払沢の滝紹介H.P.

南沢あじさい山(車で約15分/地図

見頃は6月中頃~。ホタルと時期が被るのでオススメ。※散策路は整備されていますが、歩きやすい靴で。

参照:南沢あじさい山H.P.

※他にも見所は多いのですが、私が実際行った所に限らせてもらっています。