はじめに

先日、交通事故に遭いまして(^^ゞ(※)・・・やはりドライブレコーダーが必要かなぁ?と考えるようになりました。。。

※参考記事:【豆知識/交通事故】交通事故後の流れ①~現場対応~

ST-250にドラレコを取り付けたいけど、店に頼むと工賃だけで数万円…自分で取付けてみたいけど、電気系統は難しそうで出来る気がしない…という方!

ST-250に限りですが、、、知識0でも、この通りやれば、、、出来ます!!

今回の記事は、ドラレコを付けるための前段階です。

  1. KITACO「電源取り出しハーネス」を使って、アクセサリー電源の取り出し
  2. DAYTONA「D-UNIT WR」の取り付け

を行います。(ドラレコの取付けは別記事にしました↓

※参考記事:ST-250にドライブレコーダー”デイトナ Mio M760D”を付けてみよう!

この2つを取り付けておくと、ドラレコに限らず、様々な電装品を追加する時に楽になるのでオススメです!

KITACO(キタコ)「電源取り出しハーネス」を使って、アクセサリー電源の取り出し

KITACO「電源取り出しハーネス」について

バイクに電装品を取り付ける多くの場合、バッテリー上がりを防ぐために、バイク本体の電源と電装品の電源を、連動させる必要があります。

具体的には、アクセサリー電源(以下ACC電源)というものを、バイク本体のメインハーネス等から取り出し、電装品と繋げる、、、という工程が必要になります。「リレーを組む」とか言われる作業です。

このACC電源の取り出しが、素人には難易度が高いのですが、、、

これを簡単に取り出せるようにするアイテムです(^^)/。

別メーカーでも似たような商品はあるのですが「適合表」にちゃんと「ST-250」の名前が出ていて、信用できそうなので、この「KITACO(キタコ)」を選びました。

参考リンク先:キタコ公式「電源取り出しハーネス適合票」/PDFが開きます

「電源取り出しハーネス」は車種によって適合するものが違います。

適合表によると、この↓「スズキタイプ3」が、ST-250には合うようなので、こちらを用意します。


実際に取り付けは簡単なのですが、知識0だと、これを手にして説明書を見ても、イマイチ意味が分からないはず。大丈夫!!以下、写真付きで解説です。

1.説明書の確認

ちょっとピンボケですみません(^^ゞ。

電源取り出しハーネスの説明書には、6Pカプラ(故障診断ハーネス)から、電源を取り出せるとなっています。

ST-250の場合、それは右サイドカバー内にあるとされています。では、開けてみましょう!

2.右サイドカバーを開ける

バイク右側、シート下部の、このボルトをマイナスドライバーで外します。

カバーを外した場所に、故障診断ハーネスがあります。赤丸の部分です(^^)/。

・・・これが、知らないと分からないのだよ(^^ゞ。

3.故障診断ハーネスに「電源取り出しハーネス」を取り付ける

黒いカバーを外します。

露出した故障診断ハーネスに、電源取り出しハーネスの、”オスメスが合う方”を差し込みます。

そうすると、電源取り出しハーネスの”逆側”が「余る」のですが、これで良いです。

故障診断ハーネスから外した黒いカバーを被せておけばO.K.です。

4.電源取り出しハーネスの黒い線をビニールテープ等で封印する

電源取り出しハーネスからは、赤い線と黒い線が出ています。それぞれ、、、

赤い線・・・ACC電源
黒い線・・・アース

です。

黒い線(アース)は使わないので、、、

ビニールテープで封印してしまいます。

これでACC電源を取り出せました!分かっていれば、非常に簡単(^^)/。

DAYTONA(ディトナ)「D-UNIT WR」の取り付け

DAYTONA「D-UNIT WR」について

「一括電源管理装置」です。この「D-UNIT WR」からは、最大3系統の電装品を、12V電源からACC連動で取り出せます!

ドラレコを取り付けるだけなら必要ないのですが、複数の電源を管理しやすく、追加も簡単になるので、今回、取り付けてみました。

今後電装品を追加する予定がある場合は、付けておいて損は無いアイテムですね。

※注意点として、電装品と繋げる端子はギボシ端子になっていて、サイズは「CA/CB103(ホンダ用のサイズ)」です。それ以外は電工ペンチで適合端子を取り付ける作業が必要になります。

また「D-UNIT」はいくつか種類があるのですが、今回取り付ける「WR」は防水設計で、雨がかかるような場所にも取り付けられます。他のタイプは防水ではないので、シート下に設置する必要があります。

シート下のスペースが小さいST-250にはとてもありがたいので、こちらを選びました。


※作業の最後に、検電テスターを使います。他、電工系の道具を持っていない場合、色々とセットになっている「エーモン(amon) ターミナル&ツールセット(検電テスター付)」がオススメです。

後々、ドラレコ取付けの際に使う事になる「電工ペンチ」や各端子もセットになっています。
但し、これに付属のギボシ端子はサイズがD-UNITと合わないので、別に用意する必要があります。

↑今回の記事では検電テスターだけ使います。

1.本体の確認

黒い箱が本体で、、、

コードがいくつか伸びています。

  • 電源+
  • 電源-
  • ACC電源
  • ギボシ端子が3セット

それぞれを対応する個所に取り付けて行きます。

電源+ーは、バッテリーへ。

ACC端子は取り出しハーネスのACC端子へ。

ギボシ端子とは、写真のような形状の端子の事です。これは電装品の電源と繋げることになります。

ちなみに、本体は防水ですが、それぞれの端子は防水ではありません。シート下等、水が直接かからない場所に収める必要があります。

2.シートを外す

バイクのシートを外します。シート下部、左右にあるボルトを、12㎜のレンチで外せば、シートを持ちあげて外せます。

3.右サイドカバーを開けてバッテリーを露出させる

バイク右側、シートがあった下部の、このボルトをマイナスドライバーで外します。

※ACC取り出しで開けっ放しなら、必要無い行程です。

4.取付位置を決め、配線を通す

本体は赤丸の位置にしました。本体は防水なので、外側でO.K.です。バッテリーの横のフレームに、結束バンドで固定します。

そして、ギボシ端子は黄色矢印の通り、バイクフレームの内側を通し、シート下に。

電源+ーと、ACCのコードは、青矢印の通りにバッテリーの方へ。

5.バッテリーのマイナスから外す~プラスも外す

バッテリーはマイナスとプラスの端子が繋がっています。プラス端子には、赤い絶縁カバーが被されています。

先に、マイナス端子を外して、絶縁状態にします。順番間違えると「バチッ」と来るかもしれないそうなので、注意です。

続いて、プラス端子も外します。

6.バッテリーに+ーコードを共締めし、ACCコードは電源取り出しハーネスへ

電源+のコードをバッテリー+に共締めします。

ACCコードを電源取り出しハーネスのACC端子に差し込みます。金属部が奥まで噛み合うように、しっかりと!

※この端子サイズは合っているので、ご安心を!!

念のため、浸水防止で、結合部はビニールテープで巻いておきます(画像無し。すみません(^^ゞ)

最後に、電源マイナスのコードも、バッテリーマイナスに共締めします。

3本のコードが繋がりました。(マイナスコードが隠れてしまいましたが、繋がっています)

7.通電と、キー連動の確認

簡易的な検電テスターで確認しました。

画像はバッテリーのマイナス部分を挟んでいますが、バイクの金属部分ならどこでも平気なはずです。

バイクのキーをONにして、、、

D-UNITのギボシ端子の赤い線(+端子)に、テスターの先端を刺します。

画像だと周囲が明るくて分かりずらいですが、手元の部分が赤く光っています。通電確認!!

続いて、バイクのキーをOFFにしてみましょう。キーOFFでテスターが光らなければ、キー連動もO.K.です(^^♪。

まとめ

これで、ACC電源の取り出しと、D-UNITの取付けは完了です(^^♪。

ACCの取り出しは、取り出しハーネス使うと本当に簡単ですね(>_<)。

…ドラレコを取り付けるための作業ですが、D-UNITを取り付けておけば様々な電装品を、キー連動で簡単に取付けできるので、ドラレコに限らず有益です。

そのため、一旦ここまでで独立した記事にしました。

ドラレコの取付けはこちら↓↓

※参考記事:ST-250にドライブレコーダー”デイトナ Mio M760D”を付けてみよう!

ではまたーー。