先日、私の愛車「ST250Eタイプ」のエンジンオイルとオイルフィルタの交換を、初めて自分で行いました。

今回の交換にあたって、色々と調べながら実践。自分自身の備忘録も兼ねて記事にしてみました。

オイル交換の必要性と、エンジンオイルの役割

オイル交換とは、バイク内の劣化したエンジンオイルを抜き取り、新しいオイルを入れ直すことです。

エンジンオイルの役割
  1. 潤滑・・・エンジン内のパーツ同士の摩擦を減らし、エンジンをスムーズに動かします。
  2. 冷却・・・エンジン内部の熱を吸収してオーバーヒートを防ぎます。
  3. 洗浄・・・パーツが摩耗してできた細かな金属片や汚れなどを取りこんでエンジン内を洗います。
  4. 防錆・・・各パーツの酸化(サビの発生)を防ぎます。

というように、エンジンオイルは重要な役割を担っています。ですが、劣化したエンジンオイルは、その効果を発揮できなくなってきますので、交換して新しくする必要があります。

平たく言うと、、、

劣化したエンジンオイルを使い続けていると、バイクが故障するから定期的に交換しよう!

ということです(^^ゞ


また、オイルフィルタの役割は、エンジンオイル内のスラッジや摩擦粉、ゴミなどの不純物を取り除く、という、文字通りフィルタ機能のことです。こちらも使用に伴って汚れていくので、定期的に交換する必要があります。

オイル交換時期の目安

バイクの種類や使い方によって変わってくるかと思います。バイクの取扱説明書に目安が載っているので、参考にしましょう。

↑ST250Eタイプの説明書より。こんな感じで記載されているはずなので、確認しましょう。

ST250の場合(初回を除く)。目安として。
  • オイル交換:3,000km毎
  • オイルフィルタ:オイル交換の3回に1回

※1年経ったら、3,000km走っていなくてもオイル交換が推奨されます。

今回のオイル交換で用意したもの

交換品

今回交換したものは、①エンジンオイル②オイルフィルタ③Oリング大・小 です。

エンジンオイル

「カストロール エンジンオイル POWER1」です。

エンジンオイルも、何を使えばいいか、バイクの説明書に記載されています↑。結論としては、やはり純正オイルが安心だと思うのですが、やはりお高い(笑)。他社品を選ぶ時は自己責任で(^^ゞ。

大前提として、バイクのエンジンオイルは2サイクル用と、4サイクル用があり、適合しないものは使えませんので、ご注意を!!

オイルフィルタ & Oリング大・小

Amazonでセット品があったので、こちらを購入。適合機種が確認できるものにしましょう。

Oリングも劣化するとオイル漏れにつながるので、フィルターと一緒に交換してしまいます。

必要な工具

10mmと、17mmのレンチ

10mmはオイルフィルタキャップ用。17mmはドレンボルト用。

普通のレンチ↑でも、不可能ではないのですが、ラチェットレンチ↓があると、作業が格段に楽です。

ちなみに、ラチェットレンチは「差込角」というのが、9.5mm、12.7mm、等、何種類かあります。ハンドル側とソケット側でこれを統一させないと使用できませんので、購入の際に注意です。

差込角の数字が大きいと、剛性が高いので力をより入れやすく、小さいと、より狭い場所での作業がしやすいです。また、差込角によって、扱えるソケットレンチの大きさも変わります。

特にこだわりが無ければ、オススメは9.5mm。ソケットは5mm~27mmが利用でき、汎用性も高いです。さらに、一般のホームセンター等でも店頭販売していることが多いサイズなので、新しいソケットを追加したい時に揃えやすいからです。

髙儀(Takagi)
¥1,564 (2024/01/18 13:08時点 | Amazon調べ)
髙儀(Takagi)
¥425 (2024/01/18 13:09時点 | Amazon調べ)
髙儀(Takagi)
¥321 (2024/01/18 13:10時点 | Amazon調べ)
ペンチ

しっかりと摘まめれば、なんでもいいです。オイルフィラーキャップを回す時に使います。

他、あると便利な道具等

廃油処理箱

これがあると、廃油を普通のゴミとして捨てられます(お住まいの地域のルールに従って下さい)ので、楽ちんです。

オイルジョッキー

新しいオイルを入れる時に欲しいです。

使い捨てビニール手袋

素手で作業すると、ほぼ100%、手は汚れてしまいます。洗えば落ちるとはいえ、気持ち悪いですよね?

養生テープ&ビニール袋

オイルフィルターキャップを開けると、劣化オイルがダバーっと流れてきます。あらかじめキャップの下部分にビニール袋を貼っておくと、バイクの汚れが最低限に抑えられます。

普通のガムテープ等だと「剥がし後」が残ってしまうので、養生テープが推奨です。

エーモン(amon)
¥454 (2024/01/18 13:15時点 | Amazon調べ)
ふるぷら(Furu Pura)
¥297 (2024/01/18 13:15時点 | Amazon調べ)

交換作業(ST250Eタイプの場合)

1.ドレンボルトを開いて廃油を排出する

廃油処理箱を、バイクの下にセットします。

エンジンの下部にあるドレンボルトを緩めて開けます。サイズは17㎜です。ビニール手袋を装着しておきましょう。

廃油が出てきます(当然です)。自然に出るのが止まったら、バイクを左右にゆすり(※)、残っている廃油も排出させます。

※激しくゆすり過ぎると、スタンドが外れてしまうこともあるので、注意!

全て出し切ったら、ドレンボルトをしっかり締めましょう!

2.オイルフィルタキャップを外す。

赤い四角の部分です。

キャップを留めているボルトは10mm×3本です。キャップを外すと、オイルが溢れてくるので、ビニールで養生しておきます。写っていませんが、マフラーも養生しておいた方がいいです。

キャップの裏には「バネ」がありますので、失くさないように!!

フィルターと、Oリングを外し、残ったオイルも拭き取ります。

3.新しいオイルフィルタとOリングをセット

元通りに。ちなみに、新しいOリングはグリスを塗ることが推奨されています。エンジンオイルで代用している方もいるようなので、私もエンジンオイルを塗りたくりました。

4.新しいエンジンオイルを補充する

↑ここ(オイルフィラーキャップ)を開けます。

ペンチ等を使います。写真のように直で挟むと、傷がつきます(^^ゞ。

・・・はい、傷つきました(笑)。気にする方は、キッチンペーパー等を間に噛ませましょう。

オイル補充量は、オイル交換だけの場合:1,400ml、フィルタも交換した場合:1,600mlが推奨です。

オイルジョッキーを使い、補充していきます。

数分の暖気運転をして、バイクを垂直に立てた状態で、オイル量を窓から確認します。「F」ギリギリ(笑)。問題無いはずですが、ちょっと多かったかもです(^^ゞ。

オイルフィラーキャップをしっかりと締めて、終了です。

まとめ

オイル交換後、フィーリングが変わったか?というと、正直良く分かりません(笑)。

ですが、オイルが劣化したままだとバイクにとって良くないのは事実らしいので、定期的な交換はしていかないとですね。ではまたーー。