前回、千葉県で有名な石神菜の花畑へ写真を撮りに行った記事を挙げたのですが、その花畑に来たのなら、ぜひ、寄ってみたい所があります。

詳しくは後述しますが、ちょっと珍しいトンネルで、有名な立ち寄りスポットです。

ちなみに、普通の道路なので、車等の通行があります。観光するなら、交通の邪魔にならないように配慮が必要です。

アクセス

【マイカー】

トンネル住所:千葉県夷隅郡大多喜町葛藤176(地図

※付近にいくつか有料駐車場があります(地図)。トンネル内での停車はできません。中の散策をしたい場合、徒歩で入ります。

【公共交通機関】

小湊鉄道養老渓谷駅から路線バス(養01「栗又・ごりやくの湯行き」)乗車5分、弘文洞入口バス停下車徒歩1分

とりあえず入ってみよう

このトンネルは、東西に伸びています。全長は125m。写真は東側の入口です。

トンネルの名前は「向山トンネル」。

少し進むと、壁の作りが変わっています。

素掘りのトンネルです。何となく、温かみがある気がします。

そして、トンネルの中程でポッカリと開く、天窓。まるで2階建てのように見えます。

なんでトンネルの途中で???「外」が見えます。意味が分からないです…。

そう、途中なんですよ。まだトンネルは続きます。

「天窓」を越えると、また壁が変わります。

そして、すぐに出口にたどり着けます。

抜けた先は、養老川が下に流れる橋の手前に出ます。

振り返って、西側の出口(入口)。

トンネルの名前は・・・「共栄トンネル」?東側は「向山トンネル」だったはず。。。何故か名前が違う???

不思議なトンネルです。途中の天窓みたいな穴や、東口と西口で名前が違う等。。。なんだ、コレ??

謎解き

答えは、東口側の入口付近に立てられている看板に書かれています。

↑読めますか?

つまり、元々あった「向山トンネル」の利便性を上げるために、新たに深く掘って下側の出口が作られた、と。完成後も、元々の出口は埋め戻されずに残ったため、2つの出口が出来たんですね。

そして、東側91mが向山トンネル、西側34mが共栄トンネルという名前が付けられたので、途中で名前が変わっている珍しいトンネルになったそうです。

図にすると、こんな感じです。↓

・・・新たにトンネルを掘ったのは分かるんですが、なんでわざわざ名前を変えたんですかね?そこは良く分かりませんでした(^^ゞ。

あと、もう一つ不思議なことが。

写真だと、トンネル内は緑色に照らされているのですが、、、

肉眼で見るとこんなに緑では無いです。もっとなんというか、普通で、白く見えるんですね。これは画像だと説明しようがないんですが。

ちょっと調べたら、トンネル下段が画像で緑色に見えるのは、蛍光灯の波長(色温度)の関係だそうです。不思議現象では無いそうです(笑)。

おまけ~養老渓谷駅で足湯

小湊鐵道/養老渓谷駅H.P.

この周辺は、温泉が出る地域です。温泉街としても有名な場所です。私は足湯だけ楽しんできました(^^)/。

小湊鐵道の養老渓谷駅。この駅舎の中には、なんと足湯があります。

駅の周り

ちなみに、この駅前広場は、コンクリを剥がし、自然との調和を目指す「逆開発」を行っているそうです。いい雰囲気です。

食事処、お土産屋、観光案内、駐車場やトイレもあり、周辺散策の拠点として活用できます。

では、駅内へ。

足湯利用だけの場合、切符売り場で「入場券(140円)」を購入し、入場します。

切符も、昔懐かしい感じです。持ち帰れました(笑)。

ホームの様子

いちいち、イイ感じです。

丁度、列車も来てくれたので間近で堪能。次来たらやっぱり乗車したいです。

足湯

ホームの端にあります。「足湯は有料です」と書かれていますが、入場料or乗車賃だけで利用できます。

湯船には木の板で蓋がしてありますので、

自分が利用する分だけ板を外し、足を浸けます。黒湯でした(^^)/。

若干ぬるめ。ずっと入っていられます。囲いがありますが、駅のホームを覗きながら入れます。・・・癒される。。。

ちなみに、足拭き用のタオルが無い場合、駅舎で購入できるみたいです。1本100円。

営業時間は平日12:00〜16:30、土休日11:00〜17:00。

まとめ

2階建てトンネル、面白い所でした!レンズを通して見ると色が変わるのが何とも奇妙(笑)。

また、ここからさらに南下して行くと、これまた有名な写真スポット「濃溝の滝」もあります。養老渓谷をトレッキングするのも楽しそうですね。今回寄った所以外にも盛りだくさんの地域なので、今度は、できれば泊まりで来たいです(^^ゞ。ではまたーー。