9月後半。テント泊で一泊二日。一日目曇り…二日目快晴!暑くもなく、寒くもなく、とても過ごしやすい中で登れました(^^)/。登ったのは、百名山を二座、「瑞牆山」と「金峰山」!
先ずはこの山行の宿泊地「富士見平小屋」までの記事です!!
瑞牆山について
「みずがきやま」と読みます。初見では、まず読めないですよね(^^ゞ。
日本百名山。標高2,230m。
多数の奇岩怪石が立ち並ぶ、特異な容貌の岩峰(岩肌がむき出しになっている峰)です。日帰り登山も可能で人気の山です。
山頂付近の「大ヤスリ岩」はクライマーに人気の岩山。中腹の「桃太郎岩」は、桃太郎を生んだと言われています(諸説有)。
金峰山について
「きんぷさん」或いは「きんぽうさん」と読みます。
日本百名山。標高2,595m。
奥秩父の最高峰である「北奥千丈岳(2,601m)」に、標高はわずかに劣りますが、秀麗な山容と変化に富む山稜とによって、奥秩父の盟主と言える山です。
山頂にそびえ立つ五丈石は、この山のシンボルとなっています。
アクセス
今回スタート地点とした、瑞牆山荘までのアクセスです。
【マイカー】
瑞牆山荘(地図)
山荘近くに、登山者用の無料駐車場がありますので、そちらに駐車可能。約100台収容可能だそうです。
【公共交通機関】
JR中央線韮崎駅から山梨峡北交通バス瑞牆山荘行き約110分。
1日5〜6便。期間運行のため、シーズンオフは増富温泉止まりで、ここから歩いて3時間近くかかります。運行中かどうか、確認してから計画を立てましょう!
コース概要
瑞牆山荘をスタートし、瑞牆山と金峰山の分岐地点にある「富士見平小屋」でテント設営。
一日目はそのまま瑞牆山山頂へ行き、ピストンで富士見平小屋に戻り、一泊。青線です。
二日目は富士見平小屋から金峰山山頂へ。ピストンで戻り、テント回収後、瑞牆山荘に戻るルートです。黄色線です。
二日間で合計10時間越えの山行と、山中でのテント泊です(^^)/。楽しくないはずがない(笑)。
一日目(瑞牆山)
- 瑞牆山荘~富士見平小屋(コースタイム:50分)
- 富士見平小屋~桃太郎岩(30分)
- 桃太郎岩~瑞牆山山頂(1時間30分)
- 瑞牆山山頂~富士見平小屋(1時間)
【コースタイム合計:3時間50分】
【標高差:710m(※)】
※瑞牆山荘を1,520m。瑞牆山山頂を2,230mとして計算。
二日目(金峰山)
- 富士見平小屋~大日小屋(コースタイム:1時間)
- 大日小屋~大日岩(30分)
- 大日岩~砂払ノ頭(1時間30分)
- 砂払ノ頭~金峰山山頂(60分)
- 金峰山山頂~富士見平小屋(2時間25分)
- 富士見平小屋~瑞牆山荘(40分)
【コースタイム合計:7時間5分】
【標高差:1,075m(※)】
※瑞牆山荘を1,520m。金峰山山頂を2,595mとして計算。
山と高原地図に準じてルートを書き起こしました↑。
以下、道中の詳細です(^^)/。
一日目(富士見平小屋まで)
瑞牆山荘~富士見平小屋(50分)
瑞牆山荘(駐車場)
瑞牆山、金峰山へアプローチする登山口にある山荘です。
車でアクセス可能ですが、すでに標高1,520m!
売店やカフェもあります!また、この山荘に一泊する事も可能ですが、私の宿泊予定地は、ここから少し登った山小屋のテン場です。。。なので、ここは素通り。駐車場へ。
山荘近く(約100m)に無料の駐車場がありますので、そこにバイクを停めます。
山荘正面の登り坂を行くと、、、
駐車場です。
100台程停められるそうですが、シーズン中は満車になりやすいです。到着したのが、日曜の午前中だったので、土曜日からの宿泊登山者の車で、ほぼ満車でした(^^ゞ。
なんとか空きを見つけて駐輪!!装備を整えて、一旦、瑞牆山荘に戻ります。。。
…というのも、山荘の隣にある、トイレに寄って行きたかったからです。こちらのトイレはチップ制です。使用する場合、協力金を支払います。
用を足して、準備運動をして、出発です!!
行ったり来たりですが(^^ゞ。。。駐車場への道の途中に、登山口があります。さあ、行くぜぇ(^^)/。
登山口~
「富士見平小屋まで、50分」の看板がありました。
山小屋までは緩やかな登りが続きます。沢を渡る場所もあり、涼やかな道です。
背の高い木に囲まれていますが、薄暗くはなく、木漏れ日が届くので、気持ちいいです(^^)/。
少し荒れた場所もありますが、概ね問題無し!
テント泊装備なので荷物が重い(12kg(^^ゞ)ですが、山荘まではすぐなので、頑張ります(^^♪。
途中、ベンチがある場所に出ます。木々の無い方向には、瑞牆山の姿が見えるはずなんですが…この時は雲で見えなかったです(^^ゞ。ベンチで小休止して、再出発!
分岐もありますが、標識があるので、それに従います。
間もなく見えてくる「水場」の看板。矢印の方へ行くと水場があるのですが、そのまま道なりに進むと、すぐに「富士見平小屋」です(^^)/。
富士見平小屋(テン場)の様子
受付
今回の宿泊地に到着です!
「テントは設営前に手続きをして下さい」という看板があるので、まずは山小屋の受付へ。
テント泊は予約不要。通年営業。テン場利用料1,000円/一人(トイレ利用料込み)です。
支払い後、受付済目印として「ビニール紐(写真忘れた(^^ゞ)」をもらいます。テント設営したら見える場所に結び付けるよう説明を受けます。これで受付完了!
ちなみに、山小屋が閉まっている時は、入口ドアに「お金を入れる穴(↑写真)」があるので、そこに千円を入れるみたいですね。
富士見平小屋
テント設営前に、富士見平小屋を見学(^^♪。
標高は1,812m!!写真の角度が悪いな(^^ゞ。
山は朝晩冷え込みます。この標高も考慮して、防寒対策は充分にしていきたいです。
そして、「富士山が見える山小屋」とありますね。。。
この↑レリーフが山小屋の壁にあるので、この前に立って振り向くと、、、
木々の隙間から富士山が見えます!!…天気良ければ、ね(笑)。
小屋前にある、メニュー看板。写真だと見づらいかと思うので、H.P.参照です。
鹿肉100%の「鹿3種ソーセージ」が名物みたいです。。。飯は全部持参したので食べませんでしたが、美味しそうです(^^♪。
飲料各種&アルコールも。山小屋で買うと冷えた飲み物が手に入るので嬉しいですね(>_<)。
小屋内の様子。入口正面には、小物やお土産品、ガスも売っています。
天井からは大量のランタンがぶら下がっていました。雰囲気あります。
山の絵画が壁に飾られています。山小屋っぽいです。
トイレ
小屋の隣にはトイレがあります。男女別。
宿泊者は宿泊料にトイレ代が含まれているので、チップを払う必要ありません。
バイオトイレです。排泄物を、微生物で分解するタイプ。排泄物以外(トイレットペーパーなど)を便器に捨ててしまうと、微生物が死んでしまうらしいので、備え付けのゴミ箱へ。
そういうトイレなので「ぼっとん」です(^^ゞ。お世辞にもキレイとは言えませんし、臭いですが、慣れれば問題無い(笑)。男性トイレには、コレ↑の他、小便器も一つありました。
紙が備え付けなのは、ありがたいですね。
トイレの前には、蛇口付きの水タンクがあります。
歯磨き、手洗い用です。用を足したら、これで手を洗います。飲めませんので、飲料用は後述の水場で汲むことになります。
水場
飲料用の水場は、小屋から2分下った場所です。小屋の直前にあった、この↑看板の水場です。
急勾配なので、水を汲んで小屋に戻ってくるだけで息が切れます(^^ゞ。正直不便です(笑)。
湧水がタレ流しになっていました。湧水の水量は豊富みたいですね。
こんなのもありました↑(笑)。「ビール冷やし用」だそうです。
水タンクのそばに「平成の名水百選」認定書が張り付けてある看板がありました!この水が飲み放題ですぜ(^^)/。
とは言え、生水をガブガブ飲むのは怖いので、出来れば浄水器を通したり、煮沸してからが良いとは思います(^^ゞ。
テン場
小屋の前にはテーブルとベンチのセットがいくつもあるので、食事の時などに便利です。
その奥がテン場です。林間サイトになっています。山と高原地図によると、100張り分の広さがあるそうです!
グランピングエリアもありました( ゚Д゚)。マジか。。。H.P.でも紹介されていたので、ご興味あれば!
↑小屋に貼られていた「テント場利用方法」↑。売店20時までってすごいな( ゚Д゚)。
テントを張れるエリアは、こんな感じです。
一部、女子専用スペースになっていました!男性の方は間違わないように注意ですね(^^ゞ。
ロープで作られた「通路」以外なら、どこでも良さそうですね。
林間サイトなので、木を利用してハンモックで泊まっている方もいました(>_<)。羨ましい(笑)。
場所を選んで、サクッと設営。地面は土で、柔らかいです。ペグは何でも大丈夫そうです。ハンマーも不要でした。その辺の石で充分!ザクザク刺さります(^^)/。
風も無かったのですが、念のため張網も(^^♪。明日の下山時まで張りっぱなしなので、しっかりと。
ここをベースキャンプとして、不要な荷物を置いて行けるので、これからの山頂アタックが楽になって良いですね(>_<)。
昼食
テントも設営したので、瑞牆山山頂に向けて出発!。。。の前に、腹ごしらえです(^^♪。
小屋の前にはテーブルがあるので、とても便利♪
お湯を注いで数分で出来上がるmont-bellのリゾッタシリーズ!今回初めて導入しましたが、美味しい、軽い、早い!。袋のまま食べられるので、皿が不要。洗い物も減らせます!!これは楽ちんでオススメです(^^)/。
他に、レトルトハンバーグなどを全部ぶち込んで、一緒に温めました(^^♪。見た目はアレですが、美味い(>_<)!!
と、いう事で、次回瑞牆山にアタック!!続きます…ではまたーー。