3月後半。新型コロナのせいで、登山は大分ご無沙汰。
なので、緊急事態宣言が解除された初めの休日、多少天気が悪くても強行したのですが。。。下山途中で雪が降ってきてしまい、いまいち楽しめなかったです(^^ゞ。この山はリベンジ確定(笑)。
今回の記事は反省点も含めた山行記録です(^^ゞ。

三頭山(みとうさん)について
大岳山、御前山、三頭山を合わせて「奥多摩三山」と呼ばれています。三頭山は、その三山の中で最も標高が高い山(1,531m)です。
山名の「三頭」が「3つのピーク」という思い込みから、西峰、中央峰、東峰、と呼び分けられていましたが、「三頭」は「御堂(みどう)」に由来する呼び名のようです。
山頂一帯はブナの原生林で覆われ、多くの登山者が訪れる人気のある山です。展望も良く、道志の山や富士山などの展望が期待できます。
アクセス
今回利用した登山口がある「檜原都民の森」へのアクセスです。

奥多摩周遊道路沿いの「檜原都民の森」。バス停、駐車場、レストラン、売店もあり、使いやすい登山口となっていますので、今回利用しました。
※新型コロナの影響で、施設の営業は変更になっていますのでH.P.で確認して下さい。
【マイカー】
檜原都民の森住所:東京都西多摩郡檜原村数馬7146(地図)

※檜原都民の森が休業している場合、駐車場も使えないです。その場合、都民の森から徒歩15分にある「数馬駐車場(地図)」↑が一番近い駐車場です。
【公共交通機関】

JR五日市線「武蔵五日市駅」より、バスで75分です。
ルート概要
檜原都民の森のH.P.には三頭山を楽しむための周遊コースが紹介されています。参考にしてみて下さい。
今回はこの紹介されているコースの「三頭山周遊コース」を周ることにしました。
以下、地図(山と高原地図:奥多摩)に準じてポイントを書き起こしました。

都民の森駐車場~森林館へ向かいます。森林館から登山道に入ります。
- 森林館~三頭大滝(コースタイム:約35分)
- 三頭大滝~大沢山~ムシカリ峠(約1時間20分)
- ムシカリ峠~三頭山(約25分)
- 三頭山~鞘口(さいぐち)峠(約40分)
- 鞘口峠~森林館(約20分)
【コースタイム合計:約3時間20分】【標高差:541m(※)】
※都民の森駐車場を標高990mとして計算
森林館~三頭大滝(約35分)
森林館まで

都民の森駐車場から坂を登って行くと10分弱で森林館に辿り着けるのですが、登山口は森林館の手前です。左の階段を登って行くと、三頭大滝への分岐に出られます。

ここの分岐を左に行くと三頭大滝経由の登山道に入ります。

ちなみに、森林館には休憩室やレストランがあります。この日は休館日でしたが、ここのレストランの「舞茸天丼」↓が、やたらと美味そうなんで、今度食べに行きたいです。

大滝の路


森林館から、看板を確認して三頭大滝の方へ。


ウッドチップが敷かれた歩きやすい路で、大滝の路という名前が付いています。

展望の良い場所もあり、気持ちよく歩けました。久しぶりの山の空気!生き返るわぁ(笑)。

やがて「滝見橋」に辿り着きます。

しっかりした橋です。全然揺れない!ちょっと物足りない?(笑)。

橋からは「三頭大滝」が間近に見られます。

落差35mの見事な滝です!

そしてこの橋の終点は行き止まり(笑)。滝を眺めたら戻りましょう。
三頭大滝~大沢山~ムシカリ峠(約1時間20分)

橋の手前まで戻り、滝の右側に見える小屋の方向へ。

この小屋は「大滝休憩小屋」。屋根の下に机と椅子があるので、ゆっくり出来そうです。トイレもありました。

小屋を通り過ぎると橋があり、その先に分岐があります。

右に行くと三頭山へのショートカットコースです。今回は左へ。「石山の路」に入ります。
反省点①~コース選択~
登りながら「思ったより天気が悪いなぁ」と思っていたのに、ショートカットするコースを無視して、最後まで予定通りのコースを強行してしまいました。欲張りましたね。
途中で変更するなり、引き返す余裕が欲しかったです(^^ゞ。
石山の路



沢沿いの楽しい路です。勾配もきつくなり、山道っぽくなってきました!ふひひひ、楽しいぜぇ。

道も分かりやすく、分岐毎に看板もあるので安心感があります。頼もしいですね。
深山の路


厳密な境目が良く分かりませんが「深山の路」と呼ばれる道に入ったようです。尾根道が続きます。
霧というか、雲というか・・・展望0ですね。だが、楽しい(笑)。


分岐は「三頭山」の方へ。
大沢山(1,482m)

途中「大沢山」のピークを通ります。富士山の羨望良好…らしいのですが、この天気ですんでねぇ…。黙って通り過ぎます(笑)。
三頭山避難小屋

大沢山のピークを越えてすぐに、避難小屋が見えてきます。

緊急時等に利用できる、文字通りの避難小屋です。

中がとてもキレイでびっくり!っていうのは失礼かしら?管理されている人はもちろん、利用する人も丁寧に使っているんだろうなぁ、という印象です。

トイレもありました!良いぞ…ここ(笑)。
ムシカリ峠

避難小屋からすぐにムシカリ峠です。三頭大滝から三頭山へのショートカットを通ると、ここに出るんですね。
さあ、三頭山まであと少しです。
ムシカリ峠~三頭山(約25分)

山頂までの途中にあった妙な形の木。天狗の腰掛みたい(笑)。
三頭山西峰(1524.5m)
三頭山の3つあるピークの一つです。一番広々としいるので、休憩はここが良いでしょう。


この日の展望は置いておいて、天気が良ければ道志山塊、富士山等の展望が良いそうです。

鶴峠方面に行くと、山梨県へ入ります。今回は見晴らし小屋の方へ。
御堂峠

西峰から少し下るとこの分岐に出ます。ここを間違うと残り2つのピークを巻いて(スルーして)しまいますので、、、

三頭山(東峰)展望台の方へ。
三頭山中央峰(1531m)三頭山東峰(1527.5m)


すぐに2つのピークを通れます。そして、東峰のすぐそばには展望台が!!
三頭山~鞘口(さいぐち)峠(約40分)
展望台

登山道から飛び出るような形で、展望台が見えてきます。

荷物置き場があり、その先にベンチがあります。

お仲間(笑)の大岳山と御前山が良く見える…はずです!天気良ければ。
さて、私はここでお昼を取りたかったので、西峰では休憩せずに通り過ぎたのですが、ここは狭い!!
いや、展望を眺めるだけなら充分なんでしょうが、昼食を取ろうとしてお店を広げるには、狭い。というより、他人がいたら自分が邪魔になります。間違いなく。
この日は人気が全く無かったので、そのままここで食べましたが、ここでの昼食は避けた方が無難だと思いました(^^ゞ。
反省点②~昼食~

お昼はお米を炊いて、カツオ丼!美味しかったですが、、、寒い!!
「暑くなったら生魚なんて持ってこられないから」と、こんなメニューにしたのですが。。。
天気が悪く気温が上がらない中、冷たいおかずの昼食はどうだろう?と。
また、生米から炊いたので時間がかかってしまい、体が冷えてしまいました。
もちろん、休憩中は防寒着を着ていましたが、炊き上がるまで小一時間かかってしまい、出来上がったものも、さほど温かくない料理。もっと環境に合わせてレシピを考えた方がいいですね。むっちゃ美味しかったけど(笑)。
三頭山~鞘口(さいぐち)峠(約40分)& 鞘口峠~森林館(約20分)


さて、食事中に雪が降り出してしまい、慌てて下山!ゆっくりと写真も撮っていられず、さっさと下りました(^^ゞ。
途中、結構な本降りになり、一瞬で登山道が白くなっていく様を見て、ちょっと焦りました(^^ゞ。
助かったのは、人気のある山なだけあって、分岐毎に丁寧な看板があって迷う不安が無かったことですね。道が分かりずらいと、余計に平常心を削られますからね。

ということで、森林館へ何とか到着!この辺りでは雪は雨になっていました。どうやら標高1,000m以上が雪になっていたようです。
森林館の付近は、ちょうど雨と雪の境目辺りだったんだと思います。まあ、とりあえず、無事下山。ホッと一息。。。
反省点③~軽アイゼン~

持っているんですよ、6本爪の軽アイゼン。でも、持ってきていなかったんです。
レインウェアと防寒着は常に持ってきているので、大事にはならなかったんですが。。。
まあ、アイゼンについては、持ってきていても多分使わなかったと思う積雪レベルだったのですが、、、ザックの中に「ある」だけでも気持ちの余裕は違ったと思うんですよね。
実際、うっすらと雪が積もるのを見ていると「早く降りなければ!」という気持ちが強くなるのを感じていたので。
そろそろ春めいて来ていた時期とはいえ、まだ山は冬只中ですからねぇ(^^ゞ。お守り替わりにザックに入れておくべきギアだと思いましたです、はい。
まとめ
下手だなぁ、私は(^^ゞ。
まあ、必要以上に自分を卑下してもしょうがないですよね。反省点を踏まえてそれの解決を目指して行くとしましょう(笑)。
上記で挙げた反省点はちょっとした注意と心構えで改善できそうですね。後は、反省点(改善点かな?)④:山の天気アプリの導入を検討してみよう!
やっぱり平地基準の天気予報だと限界がありますよね。空の様子から予測するようなスキルも無いですし(笑)。そっちも勉強した方がいいんでしょうが(^^ゞ。
今回は失敗だったことを認めて(笑)、ぼちぼちとレベルアップしていきたいですねぇ(^^ゞ。ではまたーー。