7月半ば。少し雲がありましたが、晴れ!!とっっっっても暑い日でした(^^ゞ。

到達不能極について

以下、赤字、Wikipediaより抜粋。

到達不能極(とうたつふのうきょく)とは、陸上で最も海から遠い点、または海上で最も陸から遠い点である。

「不能」とあるが、あくまで地理的に定められた点であり、物理的には「到達できる」(到達例がある)ため、日本では到達困難極(とうたつこんなんきょく)または到達至難極(とうたつしなんきょく)と呼ぶべきだという意見もある。到達不能点、到達困難点、到達至難点ともいわれる。

呼び方はいくつかありますが、この記事では、到達不能極とします。一番「達成感」が感じられるので(笑)。

「日本で海岸線から一番遠い地点(到達不能極)」は何処か?

北緯36度10分36秒 東経138度34分49秒 / 標高1,199.654m

長野県佐久市(旧南佐久郡臼田町)にあります(^^♪。海岸線までは114,855m!!

※ちなみに「榊山(標高:1,257m)」山頂への、登山道の途中にある地点です。

今回の私の目的

「日本で海岸線から一番遠い地点」を踏破する事です!!

きっかけは忘れましたが…「海から一番遠い場所ってどこだろう?」と、調べてみた事がありまして…その結果、上記の「到達不能極」を知ることになりました(>_<)。

「よ~し、いつか行ってやろう!!」と思っていたのですが、、、

「どうせなら海の日に、海から一番遠い場所に行ったら皮肉が効いて面白いんじゃあないか?」とか、ね。アホな計画を立てたわけです(笑)。

そして、今年、タイミング的に行けそうだったので、実行した!というわけです(^^)/。

※この地点を踏破したのは、海の日の翌日(2023年7月18日)でした(^^ゞ。一日ずれましたが、まあ、いいか(笑)。

海の日とは?

以下、赤字、内閣府H.P.より抜粋。

海の日は、「国民の祝日」であり、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う日」とされています。

制定当初、海の日は7月20日でした。その理由については、国会審議の中で、7月20日は「海の記念日」 として長年にわたり国民に親しまれ、また、7月には国民の祝日がなく、海に親しみやすい真夏の始まる時期でもある旨の説明がなされています 。

その後、海の日は、平成13年の法改正により、平成15年から、現在の「7月の第3月曜日」に変更されました。

・・・というものです。これを踏まえて、先述の目的を見返してみます。。。

感謝というものは、遠く離れてこそ、より強く感じられるものですよね(断言)!思い付きの計画でしたが、理にかなっています(間違い無い)!!

では、アホっぽい目的に正当性を見つけられたので、胸を張って行ってみましょう(^^)/。

アクセス

公共交通機関では難しいので、マイカー推奨です。

GoogleMAPで「日本で海岸線から一番遠い地点」で調べると、余地ダムの方の林道に案内されますが、そちらからは一般の人は通れませんので、注意して下さい。

正しくは、長野県佐久市にある雨川ダムの近くにある登山口から登ります。

以下の「地図」をクリックすると、正しい登山口が開く(GoogleMAPが開きます)ので、利用して下さい。

登山口(地図

念のため、以下、登山口付近の写真です。

雨川ダムから長野県道93号(下仁田臼田線)を東に向かうと、、、

この↑看板が右手に見えるので、右折です。

すぐに一般車両通行止めの場所に突き当たるので、ここに駐車して、徒歩で向かいましょう(^^)/。

ルート概要

画像:YAMAPよりキャプチャ

登山口から「日本で海岸線から一番遠い地点」までのピストンです。
※榊山山頂までは行ってません。

登りコースタイム:1時間10分
下りコースタイム:55分

登山口標高:924m
日本で海岸線から一番遠い地点標高:1,200m

【コースタイム合計:2時間5分】
【標高差:276m】

では、以下、詳細です。

登山口~日本で海岸線から一番遠い地点

登山口から、スタートです(^^)/。

コースタイム、標高差とも、大した事無いな…と思って登り始めたのですが、結構道が険しいので、ちゃんと登山装備で挑む事を推奨します。

始めは、緩やかで平坦な林道を進みます。

道中、分岐もありますが、写真↑のような標識があるので、それに従います。この辺は、まだ道が分かりやすい(^^ゞ。。。

やがて、沢のそばを歩くようになってきます。

道なりに進んで行くのですが、何度か沢を渡る事になります。

道が分かりにくくなってくるので、標識を良く見ながら進みましょう!

どんどん険しくなっていくのですが、、、

道の険しさより、道の不明瞭さが怖いですね( ゚Д゚)。。。こんな↑所を進むので、道が合っているのか、不安になるんです(/ω\)。

分かりやすい標識と合わせて、こういった↑ビニールテープも目印としてあるので、道を外さないように気を付けましょう(;´・ω・)。

YAMAP等が提供している、無料で使えるGPS地図を併用すると、道迷いの危険を減らせるので、活用するのをオススメします。

YAMAPH.P.

※入山前に、お使いのスマホへ、地図のダウンロードが必要になります。「榊山」で検索して、地図を入手しておきましょう(^^)/。電波が無い山の中でも、GPS地図は利用できます!

しかし、この登山道、標高が微妙で暑いし、虫が多いし、足元は滑るし、展望は無いし、、、暑いし…正直、あまり面白くない( ゚Д゚)!!

真夏に登ったせいもありますよね(^^ゞ。もうちょっと涼しい時期に登った方が良いかもしれません。

「海の日に登ろう」とか思いついたの、誰だよ(;´・ω・)。

※真冬は雪に埋もれるらしいので、それも考えものです。。。

コースタイムが短いのが救いですね。頑張ろう!!

沢が足元から無くなると、もうすぐです!

やったー!!到着です!!

すぐ近くに、三角点も発見!!

辿り着いてみると、展望も無い地味な場所ですが、、、奇妙な達成感があります(笑)。

さて、ここに到達すると、その達成感だけでは無く、もう一つ特典があります!!

佐久市にここに到達した事を連絡すると、到達した「認定証」をもらえるのです( ゚Д゚)!!

名前、到達した日付、郵送先を記入し、現地で撮影した写真を添付したメールを担当部署に送りましょう!!

詳細は、佐久市H.P.を確認して下さい!!

佐久市H.P./日本で海岸線から一番遠い地点の紹介ページ

後日、認定証が送られてきました!やったぜぇ(^^)/。部屋に飾ろう!!

汗だくで登ったのが報われた気がします(>_<)!!


さて、この地点から30分足らずで「榊山」の山頂まで行けるらしいのですが、目的は達成したので、即下山しました(^^ゞ。もう、本当に暑くて(/ω\)。。。

今になってみると、山頂まで登っておけば良かったなぁとか思うのですが、ちょっと限界でした(^^ゞ。

おまけ~日本一海から遠い駅「海瀬駅(かいぜえき)」

日本一海から遠い駅「海瀬駅」も、近くにあります。

JR小梅線「海瀬駅」 地図

日本で海岸線から一番遠い地点の登山口からだと、車で20分。ついでに行ってみました!

無人駅でした。。。

こんな↑標識もあります!ちょっと嬉しい(笑)。

路線図だとこんな位置です。ついでに寄るのも良いかと思います!

但し、駐車場は近くに無いです(^^ゞ。バイクだと、写真撮るだけなら、近くのスペースに路駐で良いかと思いますが、交通の迷惑にならないように。

ちなみに、同線の「野辺山駅」は、日本一高所のJR駅です(※)。

※参考記事:JR標高最高地点にある「レストラン 最高地点」

まとめ

認定証、嬉しいです!こういう、遊び心がある企画と、冒険心をくすぐられる場所は好きですねぇ。

あぁ~そういえば、あの地点で、海への感謝をしていなかった(笑)。やっぱり、対象から距離が離れると、意識から外れますね(;´・ω・)。

ではまたーー。