7月末。日曜日。とても暑い日でした!
岐阜県を訪れた(※)ので、寄ってきました「モネの池」(^^)/。
岐阜県関市の「根道神社」。その境内にある池です。以前は「名も無き池」と呼ばれていましたが、現在は、通称「モネの池」として親しまれています。
水の透明度が非常に高く、錦鯉が睡蓮の浮かぶ水中を泳ぐ姿が、まさにフランスの絵画の巨匠、クロード・モネの作品「睡蓮」のようだと、言われている池ですね。
クロード・モネ「睡蓮」とは
フランス絵画の巨匠、クロード・モネの油彩作品です。
「睡蓮」は1枚の絵ではなく、約250枚の油彩絵画からなる、連作なんだそうです( ゚Д゚)。調べるまで知らなかった!
現在(記事掲載時)は、東京の上野にある「国立西洋美術館」に、その一部が展示されているらしいです。
詳細な説明と絵画の写真(多分、こっちに画像載せたらダメだよね?)もありましたので、リンクを確認して下さい。
アクセス
マイカーの場合
先述の通り、モネの池は「根道神社」の境内にあります。
根道神社の周辺にはいくつか無料の駐車場があるので、一番近い「モネの池、第一駐車場」の地図を載せておきます。バイクも停められますよ(^^♪。
モネの池、第一駐車場:岐阜県関市白谷400−1(地図)
第一駐車場からモネの池までは徒歩で向かいます。約150mです。
第一が満車でも、第四まで駐車場があり、臨時駐車場もあるようですね。
第一駐車場の様子↑。日曜日のAM8:30頃です。満車では無かったですが、まあまあ埋まってましたね(^^ゞ。
バスの場合
「板取ふれあいバス」、第一駐車場のすぐ前にある「モネの池前」で下車です。
根道神社
駐車場から、のどかな風景の中を歩いて「根道神社」へ。
根道神社の鳥居です。ここをくぐってすぐ右手に、目当ての「池」があります。
鳥居横の説明看板。湧水により、自然に出来た池なんですね( ゚Д゚)。
ここには書かれていませんが、この湧水は、高賀山の伏流水なんだそうです。
そんな池を、灌漑用(かんがいよう/農業用の水を溜める設備)として整備したのだとか。
そして、この湧き水には栄養分が含まれていません。 そのため微生物が発生せず、この透明度を保っているらしいです。
この時は、7月末。。。
睡蓮(スイレン)の花が見頃の時期なのですが、午前中は咲いていない事が多いです。詳細は後述。
鳥居の先には、ベンチと環境整備協力金箱がありました。心に余裕がある方は、協力金を入れていきましょう(^^)/。
池を見る前に、一度参拝をしていきます(^^)/。
ずいぶんと年季の入った拝殿ですね( ゚Д゚)。パワーありそう(^^)/。
ちなみに御朱印は毎月1日の午前中だけの授与だそうです。
拝殿は高台にあるので、モネの池が上から見渡せます。
細長い池で、周囲を歩けるように歩道があるようですね。では、行ってみましょう!
モネの池
池周囲はこんな感じです。橋が良いです。周囲の歩道には見物客が多かったですが、想像よりは全然空いていました!
日曜日とはいえ、時間が早かったからかしら?
前評判通り、池の水は、すごい透明度( ゚Д゚)!池を泳ぐ錦鯉と、水中に伸びる睡蓮の茎(?)が良く見えます!!
橋の正面辺り(池の中央辺り)が、池の底が白く見えてキレイですね!
また、時間帯は午前中の早い時間が良いそうです。昼頃になると日光が直接水面に当たり、反射してしまいます。
AM8:30位・・・睡蓮の花も、少し咲いていました(^^)/。
池の中央より、端っこの方が良く咲いているそうです。
睡蓮は毎日開花し、夕方には花を閉じます。開花の時間は水温や気温に影響されるそうですが、この池の場合、概ねお昼位らしいです。
暖かい程、開花は早くなるそうなので、この時間に咲いていたのは、最近の暑すぎる気温のおかげかもしれませんね、、、見られて良かった(^^)/。
さて、それでは、キレイな写真を撮りたいのですが、、、
上記を踏まえ、ベストな撮影場所と時間をまとめると、、、
午前中の早い時間、池の中央辺りが良さそうです。
「睡蓮の花」は昼頃、端側に多く咲くので、両立は難しいかもしれませんね(^^ゞ。
また、季節は睡蓮が見頃の「5月~10月」が良いとされています。ですが、この池の水温は年中14℃位で一定らしく、睡蓮の葉が枯れる事はないのだとか。
そうなると、
- 睡蓮が元気な春~夏。
- 水面に映る紅葉が良さそうな秋。
- 雪景色が楽しめる冬。
と、どの季節でも楽しめそうですね(^^)/。
では、池の中央辺りに狙いを定め、錦鯉が来るのを待ちます。。。
どうだろうか(笑)!?私の撮影技術の未熟さには目をつぶって下さい(/ω\)。
中々難しいですが、まるで宙に浮いているかのような、錦鯉は撮影できました!!
・・・カメラ持って行くと面白いですよ!これは楽しい!!
おまけ~周辺オススメスポット「高賀神水庵」
シドニー五輪女子マラソンで金メダルに輝いた高橋尚子選手が給水に使用し、一躍有名になった「高賀の森水」!その取水口になります。
ちょっと確認取れていないのですが、モネの池の湧水と同じ水なのかしら?
この日はキャンプ場で一泊する予定だったので、キャンプで使う水を、ここで汲んで行きました(^^)/。
「こうかしんすいあん」と読みます。モネの池から、車で5分の距離です。
高賀神水庵:岐阜県関市洞戸高賀658−4(地図)
駐車スペースは広いですね(^^)/。駐車代は無料です。
駐車場の向かいには、軽食等を食べられる売店があります。
水汲み用のタンクも販売されていました。
駐車場側には、、、
高賀神社の遥拝所もありました。
この場所から山奥に向かって4km先に、高賀神社があるようです。
高賀神社参道わき(高賀谷戸)で地下約50mの井戸を掘削し、宮水として利用したのが、この高賀神水庵の始まりらしいです。
遥拝所から神社に向かって・・・感謝!!
遥拝所の先に、高賀神水庵があります。
水を汲める時間は決まっているので、注意です。
入庵の時、初穂料100円が必要です。
1回に2個(1個に付き、上限20リットルの容器)まで水を汲めます!最大40Lですね(^^♪。
かなり山の中なのですが、先客もちらほら。
水が溜まっている場所から汲むのではなく、ホースを使います!
直接ポリ容器などを水の中に入れると、汚れてしまうからですね。
ダバダバと流れ落ちているのですが、、、
スゴイ透明度!これは確かに神聖さも感じますね( ゚Д゚)!
ちょっと手で受けて飲んでみましたが、とても冷たくて美味しい(^^)/。
神聖なパワーで、何だか元気が出てきました!!…とても暑かったので、潤っただけかしら?
水を運ぶための荷車も用意されていました。40Lとかを車に運ぶのは大変ですものね。有難い心遣いです(>_<)。
車で来ていた方たちは、大きなポリタンクで、たくさん水を汲んでいました!
私はバイクだったので、あまり多くは積めず、2.5Lだけ(^^ゞ。
近くに来たら神水を頂きましょう!
まとめ
モネの「睡蓮」、国立西洋美術館にあるのかぁ。知らなかった(^^ゞ。
東京の上野なら遠くないので、そのうち行ってみよう!!
さて、池の写真、悪くはないんですが、もっと上手く撮れるようになりたいです(;´・ω・)。
モネの池を訪れるなら、スマホでもデジカメでも、カメラで景色を切り取ると、全然印象が違うので楽しいと思うので、オススメです(^^)/。
また、近いので、是非「神水」も汲んで行こう!美味しいですよ(^^♪。
ではまたーー。
追記(2024年1月)
国立西洋美術館に行って来て楽しかったので、感想(^^)/
国立西洋美術館
東京都の上野恩賜公園内にある、国立西洋美術館へ「睡蓮」を見に行ってきました!!
本当に絵のイメージが池とピッタリ!!それだけで満足ではあったのですけども…。
モネの池の「元ネタ」を見たかっただけなんですが、とても面白い話を聞けました(^^)/。
ちなみに、この美術館では、基本的に美術品の撮影はO.K.!!(一部撮影禁止の作品有)
ですが、商業用や営利目的の使用は禁止です。個人ブログに画像を載せるのはちょっと怖いので、控えておきます。
本当は、画像と合わせて、一つ記事を書きたい位には面白かったんですけどねぇ(^^ゞ。
・・・という事で、写真無しなので、簡単に感想だけ。。。
私は全然知識がないので「初めてでも楽しめる」という、「美術トーク」というのにも参加しました。
色々と話を聞けて面白かったのですが、長くなりますし、脱線しすぎるので割愛(笑)。
「モネの睡蓮」についての話を一つだけします(興味を持って、自分でも調べたので、それも交えてます)。
モネがこだわったのは光の表現、、、「色の明るさ」。
絵具の性質として「混ぜると色が暗くなる」ので、、、例として「オレンジ」の表現。
こんな↑感じで、色を混ぜずに「置く」方法を取ったんです。左が拡大。右が離れて見た時です。すると、絵具を混ぜたオレンジより、明るいオレンジに見えるのが分かるでしょうか?
「筆触分割(色彩分割)」と呼ばれる技法みたいです( ゚Д゚)!!
西洋美術館では時代順に絵画が並んでいるのですが、昔の絵画と比べると、色が「明るい」のが良く分かりました。
これだけ聞くと「へぇー」なんですが(^^ゞ、、、
実物の「睡蓮」などの作品を間近で見ると、正にこう↑なっていて、絵具の重ね具合(筆跡)が良く分かります。結構、絵画って「立体」なんだなぁ、と感心しました。
画像ではなく、実物を見に行くことで分かる特典ですね(^^♪。
そして、段々と下がっていくと「ビタリ」と「色が混ざる」ところがあって、ちょっと感動です(他人にぶつからないように注意(^^ゞ)。
全然知らない世界だったので、とても面白かったです。
ツーリングから、西洋美術に辿り着くとは思っていなかったですけど(笑)。
美術品の観賞なんていう、お上品な趣味は無縁とも思っていましたが、説明付きだと楽しめますね(^^♪。オススメです!