登山覚え始めで色々と調べた時、この「低体温症」というものが、とても怖いと感じました。
だって、たかが雨に濡れて風に吹かれるだけで命を落とす事もあるんですよ!?滑落によるケガとか、分かりやすい事故に比べて、何だかジャパニーズホラーで感じるような、目に見えない恐怖のようなものを連想しました( ゚Д゚)。
これは、突発的な事故を除き、知識不足と準備不足で起こる事だと思うので、注意したいですね。
私のブログ内で、低体温症は時折出すワードでしつこいですが、私の中で、そういう第一印象があるからだと思います(^^ゞ。
低体温症とは?
体温が35℃以下になると激しい震えや、判断力の低下などの症状が現れ、低体温症と診断されます。さらに体温低下に伴い、症状は悪化していきます。
低体温症は、体から失われる熱が、外部からの熱+体内で作られる熱の総和を上回った際に起こります。
具体的には、登山中、雨や汗で衣服の濡れた状態で稜線上の風に晒されたりすると、急激に体温が奪われ、症状が出やすいです。これは悪条件が重なると夏山でも起きることです。
低体温症の重症度による症状
軽症/35℃以下
体の震え、徐脈、見当識障害など
中等症/35~30℃
錯乱、意識の消失、震えが止まる
重症/30℃以下
意識の消失、瞳孔散大、自発呼吸の停止、不整脈
低体温症の対策
悪天候が続く山中で体を温め直すことはほぼ不可能です。
山小屋などの雨風を凌げる場所に避難できたら、乾いた衣服に着替えます。さらに、温かいお湯を入れたボトルなどを、頭部、首や股間の周辺に置き、外部から温めます。同時に、温かい飲み物を飲みましょう(^^)/。
一番大事なのは、そもそも体温を下げない事なので、レイヤリング(※)などに気を付けて予防したいですね(>_<)。
※参考記事:【豆知識/登山の体温調節】レイヤリングシステムについて
ではまたーー。