
登山道は登り優先?
原則としては登り優先ですが、状況に応じて対処が必要です。
一般的に登山では「登り優先」とされています。狭い登山道で対向者とすれ違う時に、下る人が、登る人に道を譲る、、、という事です。
これは、登りの方が体力的にキツイので、ペースを乱さないように、という配慮から生まれたマナーとされています。
また、下る人の方が視野が広く保てるので、状況把握をしやすい下りの人が退避コントロールをするべきだから、という理由もあるそうです。
しかし、下りを優先した場合が良い場面もあると思われます。
例えば、多人数の登りに対して、下りが一人の場合…登り優先にすると、下りの人に長い時間待ってもらう事になるので、先に下ってもらった方が良いでしょう。また、道の形によっては、登りの人に安全な位置で待ってもらい、さっさと下ってしまう等、状況を見て判断した方が良いでしょう。
・・・あくまで「原則登り優先」なので、声を掛け合って、意思疎通する事が重要です。一人よがりの判断は、より危険を招きます(^^ゞ。
譲ってもらった場合「ありがとうございます」と、お礼も忘れずにしたいですね(^^)/。
避けるのは、山側?谷側?
基本的に、谷側の方が滑落の危険があり、山側の方が安全です。
そして、道を譲る場合、山側に避けるのが良いとされています。
理由としては、
- 譲る側の方が長時間その場に留まるので、安全な場所が良い。
- 歩く側が危険な谷側を歩く事で、慎重になるという心理的な効果。
- 譲る側が谷側にいると、歩行中の人がすれ違い中にぶつかって滑落する危険がある。
…という事です。
ちなみに、避ける際、バックパックは山側に向けて立つと対向者は通りやすいですね。
但し、これも原則です。前項と同じく、その場に合った状況判断が必要ですね(^^)/。
ではまたーー。