粉を練って、発酵させて…メスティンでパンを焼いてみました!前からやってみたかったんですよねぇ(^^)/。
材料(レギュラーサイズのメスティン2個分)
レギュラーサイズのメスティン2個分です。1個分で充分なら、半分の材料で作ります。
私は、いきなりキャンプ場で本番は不安だったので、1回分は家で試作。残りをキャンプ場に持って行きましたので、2個分の材料を用意しました。
- 強力粉・・・300g
- 砂糖・・・24g
- 塩・・・3g
- 牛乳・・・120ml
- 卵・・・1個
- バター・・・60g
- ドライイースト・・・3g
使用したクッカー類
- 箸など(粉の撹拌用)
- ボウル
- パットや皿
- クッキングシート
- メスティン
- 電気パッド(生地を温めるため)
- 耐熱グローブ
- ウィンドスクリーン
- バーナーパッド
パン作りの概要と基礎知識
- 生地の作成
- 一次発酵
- ベンチタイム(生地を休ませる)
- 二次発酵
- 焼き上げ
パン作りでは上記のように生地を2回発酵させます。
「3」まで家で済ませて、生地を冷凍してキャンプ場に持ち出すことで、効率良く調理できるのでオススメです。キャンプ場でのゴミや洗い物も減らせます!!
発酵について
パンの発酵は「イースト菌」を使うのですが、イースト菌が発酵を行う環境は
30〜40℃程度の温度が必要で、5℃以下で止まる
と言われています。(また、60℃以上でイースト菌は死滅します)
5℃以上あれば発酵は進みますが、温度が低い程、速度が落ちます。
また、お気づきかもしれませんが(笑)、、、
冬に屋外だと温度が足らず、発酵が進みません(^^ゞ。
後述しますが、何かしらの対策が必要です。
調理手順
強力粉・塩・砂糖・ドライイーストをボウルに入れ、よく混ぜる
牛乳と卵を混ぜ、手で捏ねる
牛乳と卵は常温にしてから使います。冷やし過ぎるとイースト菌が働きません。
この状態から、生地がまとまるまで手で捏ねます。
生地がまとまったら、バターを加えて再度手で捏ね、なじませる
バターは数回に分けて投入しましょう。一度に入れると馴染ませるのが大変です。
ラップをかけ、2倍に膨らむまで一次発酵(暖かい室内で40分位が目安)
頃合いを見て生地に指を刺して、穴を開けてみて下さい。穴が塞がななければ、一次発酵完了です。
生地を丸めて15分程休ませる(ベンチタイム)
生地を等分に、小分けします。…私、バカなんでしょうか(^^ゞ?
2回分なのに、奇数(9個)に分けてます(笑)。後で修正しましたが、修正後の写真を忘れました。2回分なら、8個位に分けるのがいいと思います。
ベンチタイム後、生地を潰して空気を抜き、再度丸める⇒冷凍する
外に持ち出す場合、この工程までを家で済まし、冷凍庫で冷凍します。
冷凍対応のジップロックなどに入れると良いです。
解凍した生地を、クッキングシートを敷いたメスティンに並べる
二次発酵を進める
二次発酵には「温度」が必要です。
このパンを焼いたのが冬だったので、温度確保のために下記を行いましたが、夏場でしたら不要です。
温度の確保について、やり方は色々あると思うのですが、私はUSB給電できる電気パッド↑を利用しました。
USB給電なので、携帯充電器があれば、アウトドアでも使えます。
これでメスティンを包んであげることで、発酵に必要な温度を確保できました。
こういう電気パッドが無ければ、ホッカイロや湯たんぽと抱き合わせたりして、とにかく体温位の環境にします。理論上、5℃以上あれば発酵は進むはずですが、温度が低いと、多分めちゃくちゃ時間かかります。
たまに様子を見つつ、約2時間でここまで膨らみました(^^)/。
クッキングシートは「上」にもかぶせて、全体を包むようにして下さい。
さあ、焼きましょう!!
メスティンで焼く
メスティンの「外」にクッキングシートがはみ出ない様に。燃えます(^^ゞ。また、取っ手はゴム部分が「溶ける」ので、外した方が安心です。
シングルバーナーで焼いていきますが、焦がさないように、バーナーパッドを使った方が良いです。
(バーナーパッドを持っていないので、ユニフレームのミニロースターの網を代用しています)
弱~とろ火で、下面10分、ひっくり返して、上面10分。とろ火なので、ウィンドスクリーンを使うと火が安定します。また、たまに動かして中心点をずらすと、焦げ防止になります。
さらに、側面も各2分位。
上下左右、4面焼きます。焼き時間は目安なので、焼き足りないようなら、追加して下さい。
取っ手を外しているので、耐熱グローブを使ってメスティンを直に掴んで動かします(^^♪。
焼き上がり
結構、上手い事焼けたんじゃぁないでしょうか!?
事前に準備して、キャンプ場で二次発酵~なら、意外と簡単にできました(^^♪。
もちもちで、パン自体に甘味があります(^^)/。自分で作ったパンというのは、本当に美味しいと感じますね(笑)。
パンだけでも美味しいですが、是非、パンに合う料理も合わせて食べたいですね(^^)/。
参考記事:焚火で「ホワイトシチュー」からの「グラタン風リメイク」
また、焼く前に好みの具材を、生地で挟んだり包んだりすれば、オリジナルの総菜パンも作れそうです。色々試しても面白そうですね(^^♪。ではまたーー。
後片付け
家では色々と洗い物が出ますが、キャンプ場ではクッキングシートを使っているので、ほとんどメスティンは汚れません。軽くウェットティッシュで拭くだけで済みます。
焼き上げ直後はメスティンが熱いので、火傷に注意しましょう!!