4月前半。良く晴れた、暖かい日でした。登山日和!!

金時山について
標高:1,212m。日本三百名山。
金太郎伝説と山頂の茶屋が人気の山です。初心者でも登りやすく、多くの登山客が訪れます。山頂からは遮るものが無い富士山を眺められます。また、大涌谷や芦ノ湖方面の眺めも良いです。
箱根外輪山の最高峰としても知られています。金時山は山頂が丸く盛り上がっているので「猪鼻山」という別名を持っています。
金時山がある南足柄市は「金太郎のふるさと」とされており、有名です。近隣の道の駅では金太郎グッズなどが販売されています。

金太郎伝説の詳細は、南足柄市のH.P.を参照してみて下さい。
アクセス
今回登山口として利用した「金時神社入口」までのアクセスです。
【マイカー】
金時神社(地図)
金時神社には無料の駐車場がありますが、すぐに満車になります。満車の場合、すぐ手前に有料の駐車場もあります。
【バス】
箱根登山鉄道「箱根湯本駅」から箱根登山バス「桃源台行」で25分、仙石案内所前で小田急高速バス御殿場駅方面に乗り換えて2分、「金時神社入口」下車。
ルート概要

人気のコースを選択。金時神社から登山道に入ります。このルートは「金時宿り石」など、金太郎伝説に纏わるスポットを楽しめます。
私は金時神社入口の無料駐車場にバイクを置いてスタートしました。乙女口まで下山したらバスで金時神社入口まで戻ります。
地図(山と高原地図:箱根)に準じてポイントを書き起こしました。
- 金時神社入口~公時神社分岐(コースタイム:1時間10分)
- 公時神社分岐~金時山山頂(40分)
- 金時山山頂~長尾山山頂(35分)
- 長尾山山頂~乙女峠(15分)
- 乙女峠~乙女口(30分)
【コースタイム合計:3時間10分】【標高差:527m(※)】
※金時神社入口付近を標高685mとして計算
金時神社入口~公時神社分岐(1時間10分)
金時神社入口駐車場

金時神社入口に到着です。
「きん」の漢字表記が「金」だったり「公」だったりしますが、金太郎のモデルと言われている坂田金時(さかたのきんとき)は俗に坂田公時と表記されていることから、どちらも正しいのだと思います。

道路に面した駐車場はゴルフ場の駐車場です。有料ですので注意。
この駐車場を突っ切り、もう少し先に行くと、無料の駐車場があります。先ずはそちらの空きを確認しましょう。

こちらが無料の駐車場です。すぐ満車になります。バイク用の駐車スペースは無かったので、邪魔にならない場所に停めさせてもらいましたが…今思うと大丈夫だったのかしら(^^ゞ?


この駐車場にはトイレもあるのですが、写真の通りエヴァンゲリオン仕様です(笑)。ここの住所は箱根町。箱根はエヴァンゲリオンの聖地だからですね。テンション上がります!

ちゃんと登山口用として、靴やストックを洗う、洗い場もあります。トイレ自体もとてもキレイでした。
トイレと準備運動を済ませて、出発です!!
公時神社

駐車場の隣には公時神社があります。登山道に入る前に、参拝していきます。

鳥居を越えるとすぐに社務所があります。「マサカリ」が目立ちます。

社務所の前では鶏が放し飼いされていました。近づいても逃げないです。足元を何羽も通るので蹴とばさないように!?


少し階段を登り、また鳥居をくぐると、本殿が見えてきます。手前には鯉のぼりが!!多分期間限定でしょうね。

土が盛り上がっている所があります。土俵かな?金太郎といえば相撲。端午の節句の時期には子供相撲などが行われるそうです。

こんなの↑もありました。金太郎が使ったというマサカリを奉納した祠箱根だそうです。

さて、安全祈願をして出発です。

神社の横を通る道が金時山山頂へ続きます。
手毬石

良く整備された登山道を進みます。


やがて左手に「金時手毬石」が見えてきます。金太郎がこの岩を手鞠にしたという伝説が残る岩です。……イヤイヤ、手毬って(^^ゞ。
奥の院


さらに進むと林道にぶつかりますので、横断することになります。車も通るので注意です。

林道を越えて少し進むと、右手に「金時神社奥の院入口」。

ちょっと脇道に逸れて、奥の院へ。



大きな岩にしめ縄が巻かれています。この岩を支えるような木は何でしょうか?この手の奇岩ではたまに見かけるのですが、これで支えられるわけ無いですし・・・。
確認し忘れましたが、この岩の上には小さな祠があるらしいです。公時神社の元宮であり、古くは、この社前でお祭りが行われていたそうです。
奥の院から登山道に戻ります。この辺りから少し登り勾配が強くなります。
金時宿り石
奥の院からすぐ、目の前には、またまた巨岩が!!

金太郎が住んでいたとか、金太郎が夜露を凌いだとか、金太郎とその母が過ごしたとか、、、色々な言い伝えが残る岩です。

ここも「木」で支えられていますね。だから、、、何で??

真ん中でバックリと割れています。
これは力自慢の金太郎が拳骨で割った・・・というわけでは無いそうです。
昭和6年(1931)に突如として割れたらしいです。寒さのせいで、突然真っ二つに割れたのだとか。
さて、この大岩の左脇を通り、さらに登って行きます。

すぐに公時神社分岐です。人が多くて写真が控えめ(^^ゞ。
公時神社分岐~金時山山頂(40分)
公時神社分岐で金時山への方向を確認。分岐を間違えないように進みます。

道中、所々、南側が開けていて、芦ノ湖や大涌谷を眺められます。

ちょっと急な岩場などを通り、


山頂に到着です!!!
金時山山頂
【オブジェ】


やはりある、マサカリのオブジェ(^^)/。何だか嬉しいです!
【展望】

展望も最高!!山頂手前でも見えていましたが、芦ノ湖や大涌谷が良く見えます!

ですが、富士山は雲で頭が隠れてしまいました。ちょっと霞んでしまって、「春霞」といった所でしょうか?
【茶屋】


山頂には茶屋が2つもあります!!
この日は自炊したので茶屋は利用しなかったんですが。。。
実は金時山は以前登った事がありまして、その時に「金時娘の茶屋」で注文したキノコ汁は美味しかった~。

具だくさんでした(^^)/。
ちなみに、この日食べたのはペヤングソース焼きそばでした。

参考記事:山の頂上で「ペヤングソース焼きそばペタマックス」を食べてみた

念のため・・・山頂にある机は茶屋のものなので、自炊する場合は岩場でね。
【トイレ】

金時山は、登山口以外には、山頂にしかトイレがありません。なるべくここで用足ししておきましょう。
金時山山頂~長尾山山頂(35分)
山頂を楽しんだら、下山開始です。

粘土質の土で滑りやすいので気を付けます。下りが続いた後、登り返しがあり、、、

やがて長尾山山頂(1,144m)にたどり着けます。

特に展望無し(笑)。広場になっているので、小休止には良いかもです。
長尾山山頂~乙女峠(15分)
長尾山からは下りが続き、乙女峠に到着します。

展望台があり、富士山が良く見えます。

山頂でもそうでしたが、ちょーっと雲がかかっているのが残念(^^ゞ。

峠の看板。いい展望の峠なのですが、悲しい言い伝えが残っている所なんですね。

ちょっと分岐がごちゃっとしてますが、下る方向は「仙石原方面バス停」です。
乙女峠~乙女口(30分)

石がゴロゴロした道を下ります。

やがて、木の根が露出した道に出てきたら、あと少しです。

登山口に辿り着きました!!


登山口の目の前に「乙女口バス停」があります。丁度、バスが来る時間ドンピシャだったので、たった一駅間でしたが、金時神社入口バス停までバスに乗って戻りました。歩いても10分位なんで、歩いても良かったですねぇ(^^ゞ。
まとめ
良い山です!!金太郎関連の観光気分も味わえますし、短いコースタイムの割には山頂の展望も最高!!
時間調整すれば午後一に下山して、その後、箱根観光とかもできそうです。
私も箱根で温泉入って帰りました~。楽しかった!!ではまたーー。
おまけ~箱根日帰り温泉~
かっぱ天国
以前も箱根に来た時利用しました!何故か気に入ってしまいました。



箱根湯本駅から一番近い野天風呂です。駐車場もあります。
どうでしょう?この、ひなびた感じ(失礼)。
- 営業時間:10:00~22:00
- 定休日:無休
- TEL:0460-85-6121
- 住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本777(地図)
- 入浴料:800円/大人 400円/小人
- 足湯:200円/大人 100円/小人
- H.P.:かっぱ天国

露天風呂
画像:H.P.より