5月後半。日曜日に入山。天気は曇り。。。はたして、展望はあるのか!?(笑)
連休だったので、山小屋のテン場で一泊⇒翌日は別の山(※)という、登山のハシゴしてみました(^^)/。
※参考記事:多摩川の源流、その分水嶺と水干を見に行こう!「笠取山(1,953m)」
大菩薩嶺について
標高2,057m。日本百名山。
大菩薩の山々は、甲府盆地の東側を大菩薩嶺から滝子山まで南北に連なる稜線を中心に、そこから派生する尾根も含めた範囲にあり、大菩薩嶺はその主峰と呼べる山です。
東京近郊から日帰りで無理なく楽しめる山で、多くの人に親しまれています。
雷岩~大菩薩峠までの稜線歩きが醍醐味で、そのルートは、標高2,000m級の山でありながら、交通の便の良い事、登山口から短時間で山頂に立てる事、その展望が良い事、ルート中に多くの山小屋がある事など、登山者に優しい、とても恵まれたものです。
アクセス
バイクでアクセスし、上日川峠第一駐車場に駐輪しました。登山口は駐車場の目の前です。
【上日川峠第一駐車場】
住所:山梨県甲州市塩山上萩原(地図)
マイカーの場合、上日川峠に第一~第三の駐車場があり、合計120台ほど駐車できます。満車の場合は、大菩薩湖岸砥山林道沿いの駐車スペースもありますが、上日川峠から徒歩15分程離れています。
公共交通機関でのアクセスは、JR中央線/甲斐大和駅で、栄和交通(バス)に乗車~上日川峠で下車です。
※バス乗車時間は約40分。4月中旬~12月上旬の土日祝日運行、一部期間のみ平日あり。
コース概要
山と高原地図に準じてルートを書き起こしました↑。
- 上日川峠~福ちゃん荘(コースタイム:25分)
- 福ちゃん荘~唐松尾根を通り~雷岩~大菩薩嶺山頂(1時間10分)
- 大菩薩嶺山頂~雷岩~親不知ノ頭~大菩薩峠(50分)
- 大菩薩峠~福ちゃん荘(40分)
- 福ちゃん荘(テン場)で一泊。
- 翌日、車道を通り上日川峠へ(20分)
【コースタイム合計:3時間25分】
【標高差:477m(※)】
※上日川峠を1,580mとして計算
上日川峠~福ちゃん荘(25分)
上日川峠
上日川峠。到着したのは、AM8:30頃。
ここですでに標高約1,600m!ちょっとひんやり…。
ここまでの峠道はとても狭く、急カーブが連続する「酷道」なので、あまりスピードを出さずに、安全運転で(^^ゞ。
日曜日だったので、登山客がたくさん!!
バスが見切れていますね。ここはバス停「上日川峠」でもあります。
駐車場もほぼ一杯でした!第1~3駐車場までありますが、土日祝日はすぐに満車になります。なるべく早く到着したいですね。
目の前には、赤い屋根の「ロッヂ長兵衛」があります。宿泊等も出来る、山小屋です!
おにぎり等を買っていくことも出来ます(^^)/。登山バッチなど、山グッズもたくさん売ってましたよ(>_<)。
他、トイレもありますし、、、
テン場もあります(^^♪。
今回、私はここから少し登った場所にある「福ちゃん荘」のテン場で一泊(後述)しましたが、ここでもテント泊が可能です。
ロッヂ長兵衛のすぐ横に登山口があります。トイレ、準備運動を済まして、出発です(^^)/。
~福ちゃん荘
よく整備された登山道を歩きます。並走する車道もあり、どちらでも福ちゃん荘へ行けます。コースタイムも変わりません。好みで決めて良さそうです。
私は登山道を(^^)/。車道は下山で使ってみよう!
歩きやすい道です。斜度もキツくないです。そして、やはり人気の山!登山客が多いです!
この山、至る所に「クマザサ」が生い茂っています。背の低いクマザサが山肌を覆っていて、キレイですねぇ(^^)/。
ちなみに、クマザサによく似た「チシマザサ」というのもあります。
「クマザサ」はひざ丈位の高さなのに対して「チシマザサ」は人の背丈位まで伸びます。チシマザサの方が、標高が高い所に生息しているそうですよ。ドヤァ(^^♪。
ここまでコースタイム25分。すぐに福ちゃん荘です(^^)/。
福ちゃん荘~唐松尾根を通り~雷岩~大菩薩嶺山頂(1時間10分)
福ちゃん荘
標高1,720mの山小屋です!本日はこのテン場で一泊させてもらう予定です。
山小屋で宿泊する人は、ここまで車で来られるみたいですね( ゚Д゚)!
さて、私はテン場です。山小屋の売店で受付をします。写真の用紙を渡されるので、必要事項を記入し、400円(安い!)を支払います。ちなみに、ロッヂ長兵衛前のテン場も、同じ400円です。
一段下った広場がテン場です。
中段には水場もあります(>_<)。
他の登山者のテントが見切れていますが、この日に下山する方ですね。日曜日なので。
約20張り分の広さがあるそうですが、この日の宿泊者は、私と、もう一組だけでした。ほぼ貸し切り(^^♪。
いいですねぇ!地面は平で、木々の具合もちょうど良いです。空も見えて明るい!曇りだけど(笑)。
今回は「ツェルト」です(^^♪。設営完了!!
地面は柔らかいので、アルミペグで余裕です。足で踏みこめば刺さるので、ハンマーや石も不要!
但し、枯れ葉が多く、地面に置いた荷物には、もれなく枯れ葉が懐いてきます(笑)。
グラウンドシートと、一時的に荷物を置くためのシートはあった方がいいかもしれません。
それにしても、丁度良い木があって良かった(^^ゞ。トレッキングポールを設営に使ってしまうと、ポールを登山に使えない、という事を失念していました。
荷物をデポしていくなら、トレッキングポールとは別に、設営用のポールを用意した方が良いですね(^^ゞ。良い「木」が空いているとは限らないので…。
さあ、身軽になって、再出発です(^^)/。。。の前に、半端な時間(10時位)ですが、腹ごしらえ(^^♪。
山小屋では、食事も提供してくれます。
「山菜そば」と「けんちん汁」!!700円+400円です。山小屋にしては良心的な値段(笑)。
すげぇ美味かったです!
テーブル席で食べていたら、通り過ぎる登山者が、それを見て「そば、超美味そう」と、ボソッと呟いていました(笑)。山小屋のそばって、魅力的ですよね(^^♪。
薪で温めているおでんもありましたぜ!たまらんねぇ。
ちなみに、名物の「ほうとう」もありますが、これは時間がかかるそうです。確か2時間位煮込むとか言っていました( ゚Д゚)。登山前に予約(下山予定時刻を伝える)して、戻って来た時に食べる!というのがオススメみたいですよ(^^)/。
さて、トイレもあるので、用を足し、、、※トイレは「ボットン」です!紙はありましたよ。
今度こそ出発!ここから山頂へは「唐松尾根」を通るルートと、大菩薩峠を経由するルートを選べます。
私は唐松尾根のルートへ!
唐松尾根~
唐松尾根は、その名の通り、ルートの下部はカラマツ林で、秋には黄葉が楽しめるそうです。
林部を抜け、空が開けると同時に、急登になります。ここはなかなか(^^ゞ。。。
大変ですが、後ろを振り向くと展望が良いです(^^)/。ちょっと雲多いですが、これはこれで幻想的で素晴らしい!楽しみながら登れます(^^♪。
雷岩
山頂!ではないですが、とても展望の良い場所です。高さ数mの岩塊が盛り上がっています( ゚Д゚)!
皆さん、急登を登り切って休憩&昼食中ですね。良い休憩ポイントです。
さて、では雷岩からの展望は、、、Oh…nothing。。。一面雲でした(/ω\)。
雲は流れていたので、時折眼下が開けたりしますが、まあ、ほぼこんな↑感じ(^^ゞ。
残念!ですが、しょうがない(>_<)!!
晴れていたら富士山、箱根、伊豆から南アルプスの山並み…という、大パノラマが見られるそうです!
~大菩薩嶺山頂
では、雷岩の辺りから、大菩薩嶺山頂へ向かいます。山頂の展望はほぼ無いそうですが、せっかくなので登頂しましょう(^^)/。
標識の文字がかすれていますが…「大菩薩嶺」の方へ行きます。
頂上への道は、背の高い針葉樹林です。視界が開けていた、雷岩までの急登とはだいぶ雰囲気が違いますね(^^ゞ。こんな道を約10分程登ると、山頂です。
背の高い木々に囲まれ、展望は無い場所ですが、大菩薩嶺山頂です(^^)/。
2,057m、登頂!!
さて、ここから雷岩に戻り、大菩薩峠の稜線歩きが最高なんです!
ちょっと長くなったので、次回に続く!!ではまたーー。