9月半ば。残暑の中登ったので暑かったですが、風が吹くと心地よい。秋も感じる登山でした。

日の出山について

東京都青梅市と、西多摩郡日の出町の境界に位置する、標高902メートルの山です。

人気の高い「御岳山(※)」の東に連なり、御岳山から縦走し、日の出山から「つるつる温泉(H.P.)」に下るルートが人気です。

※参考記事:苔生す自然庭園と武蔵御嶽神社 標高929m「御岳山」① 

※参考記事:お気に入りのロックガーデンへ:標高929m「御岳山(2回目)」

積雪が少ないため、1年を通して登山者が訪れ、元旦には初日の出を見に来る登山者で賑わいます。

これらにより、南麓の日の出町の町名の由来にもなっていますが、御岳山から見て日の出る方向にあることから「日の出山」説もあるようです。

山頂には東屋や展望盤があり、青梅市街と、遠く都心方面の展望が広がります。

アクセス

つるつる温泉方面からのピストンで登りましたので、その方面の登山口「バス停:日の出山登山口」へのアクセスです。

【懺悔】

↑日の出登山口バス停↑

コロナのこともあり、バスや電車はなるべく避けたかったので、バイクで行きました。

バス停「日の出山登山口」にバイクを置いて登ったのですが、すみません、NGだったようです。駐車スペースがあったので深く考えずに停めたのですが、登山のような長時間の駐車はダメだったようです。

付近の「つるつる温泉」の駐車場には、登山の駐車は控えるように注意書きがしてありました。下山後にその注意書きを見たので、ブログに書くにあたって、気になって日の出町の観光案内に確認した所、、、ダメでした。

この登山口へは、五日市駅からバスでアクセスするようにして下さい、とのことです。

早い時間は、日の出山登山口まで行くバスは本数が少ないので一つ手前の「松尾バス停」で下車することも考慮した方が良さそうです。


【バス情報】

JR武蔵五日市駅(地図)から、バスで15分。バス停「松尾」or「日の出山登山口」下車。

西東京バスH.P./武蔵五日市駅バス時刻表

ルート概要

画像:日の出町H.P.「日の出山ハイキングコースMAP」を利用

日の出町H.P. /日の出山ハイキングコース案内ページ

バス停「日の出山登山口」から日の出山ハイキングコースのピストンです。

【登り】

  1. 日の出山登山口~新旧道分岐(コースタイム:15分)
  2. 新旧道分岐~顎掛岩(30分)
  3. 顎掛岩~クロモ岩(15分)
  4. クロモ岩~日の出山山頂(20分)

【下り】

  1. 日の出山山頂~クロモ岩(15分)
  2. クロモ岩~顎掛岩(12分)
  3. 顎掛岩~新旧道分岐(20分)
  4. 新旧道分岐~日の出山登山口(13分)

【コースタイム合計:2時間20分】【標高差:562m(※)】

※日の出山登山口を標高340mとして計算

1.日の出山登山口~新旧道分岐(コースタイム:15分)

日の出山登山口から、2~3分、坂を登ります。

道路脇を流れる「平井川」がキレイです。透明度がエグイ(笑)。

すぐに三叉路(三ツ沢分岐)に出るので、左へ。

標識もあるので、確認しましょう。日の出山まで3.4km!

しばし、平井川の源流滝本川の脇を通る舗装路を歩きます。

素敵な小屋が左手側に見えてきます。民家というより、お店?山小屋?っぽいのですが、良く分かりませんでした(^^ゞ。・・・なんだろう??

今度は右手に小屋。

中は、お皿等の無人販売所でした!びっくり(^^)/。「どれでも3つで100円」だそうです。お代は木箱へ。

もう少し行くと、立派な古民家が見えてきます。家からは煙が上がっていました。

その家の前にあった、カエル(?)のオブジェが印象的(笑)。この家の人が作ったのかしら???

こういう、登山口~舗装路が続く登山道までって、まだ民家やお店などがあったり、人の営みが感じられて、楽しかったりします。

2.新旧道分岐~顎掛岩(30分)

さて、カエルの古民家を越えると「新旧道分岐」です。

左が新道。平井川の源流まで舗装された林道です。右へ行くと旧道。旧道は杉木立の中、時折展望も楽しめるそうです。

新道の方向には車が侵入しないように、バリゲードがあります。

今回は右の旧道へ。旧道入口にある不動尊が雰囲気あります。

旧道は、舗装されていません。多少石が露出してゴロついていますが、基本的には整備された歩きやすい道です。

つづら折りの道は、坂の角度もキツくないので、のんびり登れます。

・・・と、思っていたのですが、道が崩落して狭くなっている所がありました。すれ違いするには、危険な幅です。一人ずつ通りましょう。

滑落防止、というより注意を促すためだと思いますが、ロープも張られていました。

熊だ!!

と、一瞬、マジでびびったのですが、、、コレ↑でした(^^ゞ。情けない。。。遠目で見ると、熊っぽくない?

この山域には熊が生息しています。熊鈴等も用意していきましょう。。。

やがて、特徴的な木が見えてきました。

その正面にあるのが顎掛岩です。

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が顎をかけて関東平野を見渡した、と伝えられているそうです。残念ながら、今は木々に遮られて展望は無し。

馬頭観世音(ばとうかんぜおん)の祠も、傍らにありました。馬の守護神として知られており、馬が急死した場所に祀られることがあるそうです。昔は馬でこの山道を登ったのでしょうか?

ベンチもあるので、小休止に最適ですね。

本日の行動食は道中のコンビニで買った、魚肉ソーセージと、ドライフルーツ(^^)/。魚ソー美味(笑)。

3.顎掛岩~クロモ岩(15分)

顎掛岩に立っていた標識です。ここまで2.2km。頂上まであと、1.2km。あっという間に2/3を踏破!

この辺から南側に開けている場所が多くなり、陽当たりが良くなります。急に、ちょっと暑い(^^ゞ。日焼け止めが必要な方は、顎掛岩のベンチで塗り直しましょう。

ですが、その分景観が良いですねぇ(^^)/。

途中、新道との合流があります。標識を確認して、山頂方面(右)へ。

汗を拭いながら、陽当たり良好の道を進みます。

すぐに写真の分岐に出ます。ちょっと、ごちゃついていますが、標識が分かりやすく立っています。日の出山山頂へは、写真の右にある石段を登ります。

石段を登ると標識と、ベンチ。頂上は左ですが、右へ10mで「クロモ岩」があります。行ってみましょう!

小山のように盛り上がった「クロモ岩」があります。上に登ってみます。

展望は・・・写真は北側。南側は木々が邪魔で展望無し。。。う~ん、微妙(笑)。

4.クロモ岩~日の出山山頂(20分)

ベンチのある分岐に戻り、頂上を目指します。木の階段を登ります。

階段から、南側を見渡せます。通って来た登山道も左側に見えますね。正面に見えるのは麻生山かな?

階段の途中に「クロモ上見晴台」がありますが、階段途中の方が景色は良いです(^^ゞ。

途中、細かい分岐もありますが、標識を確認しながら山頂方面へ。

山頂付近は、短いですが、急な階段を登ることになります。もうちょっと!

頂上到着

標高902m、日の出山登頂です!

展望盤や、、、

周辺地図もあります。周囲の絶景と合わせて楽しめます。

東南方面は東京都心が見渡せます。日の出の方角が開けているので、初日の出スポットとしても有名です。なるほど、納得です。

西側には御岳山と、その頂上の御嶽神社が見えます。御岳山から縦走して来たら、この景色はたまらんでしょうね。

ちょっと雲が多いですが、絶景でした!

他には、東屋と、、、

ベンチが多数。

ちなみに、まともな日影は東屋の所くらいです。暑い日で東屋が埋まっていると、ちょっと厳しい(^^ゞ。

一段下がった所にもテーブルと椅子があったので、東屋が使えない場合、こちらの方が涼しげかも?

東屋のテーブルは先客に使われていたので、端っこの石垣で。一応日影でした(笑)。

昼食

今回は王道のマルタイ棒ラーメン。ソーセージ、わけぎ、生卵も入れました!やっぱり美味いなぁ。・・・生卵って、行方不明になりますよね(笑)。多分、底の方にあるはず(^^ゞ。

もう一品、、、

行動食の魚ソーを、ケチャップとマスタードで和えて軽く炒めたモノ。。。

この日の朝食は、道中のコンビニで済ましました。その時の、ホットスナックコーナーのアメリカンドッグについて来るケチャップ&マスタードを使わずに、取っておいたのです。思い付いた時は、いいアイデアじゃないか!と思ったのですが、、、

うん・・・不味くはない、不味くはないのですが、、、魚ソーをそのまま食べた方が美味しかったなぁ(^^ゞ。

そしてコーヒー。最近購入したコーヒードリッパーで淹れました。

「ミュニーク: Tetra Drip ステンレス製 Sサイズ」たった23gのコーヒードリッパーです。

ぶっちゃけ、これを早く山中で使いたくて、今回の登山を計画しました(^^)/。いいですねぇ、カッコイイ!軽い!

コーヒー美味しかった!!満足したので、下山します(^^♪。

まとめ

とても穏やかな山容で、ハイキング気分で、気楽に楽しめました。

ツイッターのフォロワーさんに教えてもらいましたが、地元の小学生は(多分、学校行事として)大体登るのだそうです。確かに小学生でも楽しめる位の難易度かもしれませんね。

私は今回バイクで来てピストンでしたが、人気のコースは御岳山から縦走して、つるつる温泉に下山して入浴、、、というコースだそうです。

コロナが収まったら、そのコースでも楽しみたいですね。ではまたーー。

おまけ~つるつる温泉について

公式H.P. 場所

アルカリ成分が高い、美人の湯です。

この日は設備点検で休館していました(^^ゞ。