電工ペンチを大まかに解説すると、以下①②の作業を行えるペンチです。
①赤の部分で、コードの被覆の切除をする。
②青の部分で、露出したコードの導線に端子を取り付ける(これを「かしめる」と言います)。
では、やってみましょう!
コードの被覆を挟みます。サイズはコードによって違いますので、都度選びます。
挟んだ状態でぐりぐりとねじ切り、引っ張ると、導線部分だけ残して、被覆部が外せます。
導線をねじり、ばらけないようにします。
以下、ギボシ端子を取り付けていますが、どの端子でも工程は同じです。
端子とセットになっているカバーを、先に、コードに通しておきます。
端子を導線に被せて、、、
かしめます。
端子の「ツメ」が2か所あるので、下部分は被覆の上に(青矢印)、上部分は導線に直接触れるように(赤矢印)かしめます。
かしめ終わったら、予め通しておいたカバーをスライドさせます。
それぞれ、端子によって形は違いますが、かしめ方は同じです。
但し、ギボシ端子メスは、カバーの付け方が違いますので、触れておきます。
ギボシ端子オス(右)は金属部分の先端が出る状態で、ギボシ端子メス(左)は、全体を覆うように被せます。